現代文で点数を稼ぐための戦略(マーク模試偏差値75/河合全統偏差値73/東大模試偏差値67)
ご覧いただきありがとうございます。
自分は国立理系大学生(東大理一→東大工学部)ですが、大学受験生だった頃、国語(特に現代文)をかなりの得意科目としていました。
上の5つは自分が受けた模試の結果です。
河合塾全統マーク模試偏差値75.0
河合塾全統マーク模試偏差値70.2
河合塾全統記述模試偏差値73.4
東進東大本番レベル模試偏差値67.1
河合塾東大入試オープン偏差値65.2
自慢みたいになってすみません、記事に説得力を持たせるためです。
これらの模試では古文漢文が良かったわけではなく(理系なので古文漢文に時間を割いている余裕はなかった)、現代文で点数を稼いでいました。
本記事では、限られた試験時間の中で現代文の点数を1点でも上げるための試験中の戦略について簡潔にまとめていきたいと思います。
1. 現代文という科目の性質
現代文が他の科目と違うところは試験中に正しい戦略を取れば誰でも高得点をとることができるということです。
数学や英語では試験の前に参考書で死ぬほど勉強して解法や公式や英単語を覚える必要がありますが、現代文ではその必要はないです。
つまり現代文の参考書みたいなものが色々と書店に置いてありますが試験中の戦略が分かってしまえば買う必要はありません(今まで数学や英語の参考書は色々と買ってきましたが、現代文の参考書を買ったことはない)。
2. 高得点奪取のための試験中の戦略
マーク模試と記述模試で分けて書きます。
2.1. マーク模試の戦略
結論から述べると時間配分と選択肢の絞り方と読みながら問題を解いていくことに注意すれば大丈夫です。
・時間配分
共通テストの国語は80分ですが、古文漢文を先になるべく早く切り上げて(25分以内)、残りの時間を現代文に充てましょう。
理由としては古文漢文については単語や文法の知識不足で分からない問題はいくら考えても分からないのに対して、現代文では絶対に本文中に答えが載っているからです。考えても分からない問題に時間を使うより探したら分かる問題に時間を使う方が確実に効率的です。
自分の理想の時間配分は第4問漢文(10分)→第3問古文(10分)→第2問小説(20分)→第1問評論(20分)でした。この60分では確実に正解だと思う部分しかマークしません。理論上20分余りますが結局少しずつオーバーして15分程度しか残らず、その残りの15分で正解を絞れずマークできなかった部分に戻り絞ってマークして試験終了です。
・選択肢の絞り方
これは古文や漢文の文法問題以外の話ですが、誤った選択肢を削っていく方法をとっていました(文法は分かっていれば一発で正解を絞れる)。
無理に正しい選択肢を探す必要はなく、選択肢を読みながら誤っている場所があればそこに線を引いて選択肢にバツをつけていけばおのずと正解だけが残ります。
・読みながら問題を解く
現代文講師の方でも全て文章を読んでから問題を解いた方がいいと言われている方もいますが、その方法だと時間が厳しいです。
頭から読んで傍線部が来たらキリのいいところまで読みます。そして選択肢を読んで今まで読んだところをもとに誤っているところを探して選択肢を削り、明らかに見たことのないことが選択肢に書かれていればおそらくその先に書かれているのでまた文章に戻り読み進めます。そしてその部分が出てくればまた選択肢に戻って誤っている選択肢を削り正解を導きます。
2.2. 記述模試の戦略
時間配分についてはマーク模試と一緒です。とにかく古文漢文を早く切り上げましょう。結論から言いますと文章を通読してから問題を解く、文字数の制限がない記述は詰め詰めで書くということに注意すれば大丈夫です。
・文章を通読してから問題を解く
マーク模試では選択肢から誤っているものを除いていけばいいので読みながら問題を解いていました。しかし記述模試では通読してから問題を解きましょう。これは解答に使えるフレーズが文章のあちこちに散らばっているためです。つまり問1の記述で文章の最後のフレーズを使うとうまくまとまる場合があるということです。
・文字数の制限がない記述は詰め詰めで書く
これが記述では1番大事です。とにかく詰め込みましょう。これはなぜかというと記述の採点は加点法だからです。詰め込めば詰め込むほど採点側が部分点に設定しているところを記述に盛り込める可能性が上がります。
東大二次の現代文では文字数制限がない記述があり、たまに1行は25字程度だと言っている現代文講師の方もいますが、嘘です。40字程度までは詰め込めます。実際これで高得点をとることができました(東大理系国語43点/80点満点、平均点は20点台)。
3. 最後に
現代文は1度得意にしてしまえば大失敗することはなくなります。これほどコスパがいい科目はないと思います。
大学受験は本当に大変ですが頑張り続けましょう。応援しています。
ちなみに数学の勉強法と英語の勉強法も紹介しています(宣伝)。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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