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国際協力

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#中東

青年海外協力隊として活動した「第二の故郷」がある方に伝えたいこと

青年海外協力隊として活動した「第二の故郷」がある方に伝えたいこと

今まで青年海外協力隊(JICA海外協力隊)として活動をされた方に、力を貸していただきたいです!

日本より安全だった任地が戦争に初めまして。中野貴行と申します。

2008-10年4次隊として、シリア北部の街マンベジ(アレッポ県のちょっと田舎の方)で、村落開発普及員(現在のコミュニティ開発)の職種で活動をしていました。

僕の第二の故郷であるシリアは、隊員生活が終わって1年後(2011年)から、ず

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「シリアの教育」の今。シリア人スタッフからの報告

「シリアの教育」の今。シリア人スタッフからの報告

教育は、その国を表すものだと思います。
社会の実態、哲学、歴史、発展の程度、大志、将来への希望を反映されるからです。

教育の始まりは家庭です。幼児書や教育テレビに触れることで、マナーや常識、遊びだけでなく、文字の読み方・数字・人気のある歌なども学べます。そして幼稚園に入り、小学校に入る前に社交性、文字の読み書き、数字、人間関係について学びます。

シリアでは多くの生徒が、途中で学校を辞めてしまう

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【9月15日(木)からクラウドファンディングが始まります!】

【9月15日(木)からクラウドファンディングが始まります!】

みなさん、こんにちは!Piece of Syriaのへむりです。

2022年、クラウドファンデングに挑戦します!円安と物価高騰の中、今まで最も大変な挑戦になります。スタートする9月15日まではサイトで見れないので、noteで前もってどんなプロジェクトかを説明させていただきます(※9月11日現在)。

昨年のクラウドファンディングで1年間運営することができた、シリア北西部にあるSAKURA幼稚園の

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シリアから来た思わぬ「告白」

シリアから来た思わぬ「告白」

僕が協力隊で住んでいたのは、シリア北部の小さな町。
今日はそこの街にまつわる出来事についてお話をさせていただきます。

ちょっと田舎ということもあり、保守的な地域です。
(都会は全然違います。若い男女が自由恋愛で、手を繋いでいたり、ミニスカートの人がいたり)

特に村では「学校でも男の子とは話をしない」と言っていました。
親族以外で異性と話をするのは稀。

ただ、僕は「コミュニティの大人達から信頼

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「シリアの人たちの気持ちがわからない」

「シリアの人たちの気持ちがわからない」

「シリアの人の気持ちになんて、なれるはずがないんだよ」
あるシリア支援団体のNGOの現地代表の方が、僕に言った印象的な言葉です。

その言葉を聞いたのは、その団体が実施する活動報告のイベントの後、
団体の皆さんと仲が良かったので、参加させてもらった打ち上げの席でした。

「何かイベントの改善点ってある?」と広報担当の方に聞かれたので、
「発表が分かりにくかったので、もう少し感情移入できるような内容

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