シリアから来た思わぬ「告白」
僕が協力隊で住んでいたのは、シリア北部の小さな町。
今日はそこの街にまつわる出来事についてお話をさせていただきます。
ちょっと田舎ということもあり、保守的な地域です。
(都会は全然違います。若い男女が自由恋愛で、手を繋いでいたり、ミニスカートの人がいたり)
特に村では「学校でも男の子とは話をしない」と言っていました。
親族以外で異性と話をするのは稀。
ただ、僕は「コミュニティの大人達から信頼されてる外国人」という特別枠だったようで、女性がよく僕に話しかけてくれました。
庭で10人ほどの女子が集まってるところに手招きされて、「誰が一番可愛い?」って聞かれたり、
入院しているところに駆けつけてきて質問攻めをしたり(「仏教って何?」というのをアラビア語で答えるのは厳しかった)、
ブルカ(髪だけでなく目も隠す布。シリアでは珍しい)をつけた女性が、僕がいるのにブルカを外して、顔も髪も出したことも。
(恥ずかしくなって、目を逸らしてました・・・)
保守的な地域ならではの、恋愛にまつわる色んな話も聞きました。
ある村で、男性が僕を呼び出してこう言いました。
「君を呼び出したのは紙を書いて欲しいからなんだ。俺が言うことを 日本語で書いて欲しい。いいか?うん、良かった。じゃあ言うぞ。
(下記から有料ですが、Piece of Syriaへの寄付をしていただいた方が入れるFacebook支援者コミュニティでも読むことができます。支援はこちらから)
ここから先は
2,286字
/
3画像
¥ 500
読んでいる方が「面白い!」と思ってもらえるような形で、私たち国際協力夫婦らしい形でサポートを使わせて頂きます。めぐりめぐって、きっと世界がHappyになるような形になるように!