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すやきのあたまの中と日常

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世界一しょうもない偉そうな自分語りエピソードと不毛な教訓を書いてます。
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2020年5月の記事一覧

働きながら受かる人、受験専念で落ちる人。

働きながら受かる人、受験専念で落ちる人。

【2020/9/26リライトしました】

むかしっから、なにかを同時進行させることが苦手で失敗ばかりしてきた。

けれど唯一、会計士試験に限っては成功したみたいだ。

僕は学生の身分であっ。週四で終電まで宇田川町の飲み屋で働きつつ短答式試験に合格。論文式試験ではUberEatsと担々麵のバイトを週四でやりながら合格した。

今は、小さな小さな監査法人で働いているけれど、社会人の受験生で合格した監査

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【短答式財務会計管理会計論】計算科目で8割を狙う受験生の思考と習慣と勉強法と。

【短答式財務会計管理会計論】計算科目で8割を狙う受験生の思考と習慣と勉強法と。

すやきです。

コロナの影響がもろに受験生に直撃してしまいましたね。

試験延期に伴い、短答式試験が想定外にも8月まで伸びたので、諦めモードから一発逆転を考えている人もいると思います。

審査会からの突然の発表の後なのでやる気が喪失していたり方法が分からない人もいると思うので今日は、短答式試験勉強で僕が計算科目で毎回8割前後を得点していた経験から、

「本試験で失敗せずに、計算科目(簿記、管理会計

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媚びて生き抜く、へたれの世渡り術

媚びて生き抜く、へたれの世渡り術

物心ついた幼稚園児の頃から今日に至るまで変わらない。

ガキ大将になって引き連れた5人(子分?)で、町内会が作った小川の人工ダムをぶっ壊し、代表としてこっぴどく怒られた。

小学6年生のとき、喧嘩して泣かせた一個下の後輩について、自分の言い分を曲げなかったせいで校長室で3人の先生に囲まれ、怒鳴られた。

高校生の時、河合塾の螺旋階段からトイレットペーパーを一階まで垂れ流すイタズラをしたせいで、塾長

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1日48時間を創るオフライン革命

2016年3月10日。雪が舞う西の都。

1日12時間を注ぎ込んだ僕の京大受験は、不合格という形で叶わぬ夢となった。

その日、最寄りの出町柳の駅にコンタクトレンズを両眼とも落とし、眼を真っ赤にして帰りの高速バスに乗ったのを思い出す。

その日以来ひねくれてしまった僕は、今に至るまで変わらず、「自分の考えは当てにならない」前提で、何事もスタートするようになった。

一見投げやりで迷惑そうなこの思想

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1日13時間勉強しても”アイツ”には届かない。一夏を勉強に捧げた高二のすやき

1日13時間勉強しても”アイツ”には届かない。一夏を勉強に捧げた高二のすやき

これはもう最近じゃない、高校二年生の夏の話。

一人の男の手により、”熱狂できる人格”を手に入れた。というより、授けられた。

そいつは、同じ部活のキャプテンK。それから現役で東大へ。そして今は、東京のどこかにいいるらしい。

おそらく彼とはもう二度と会うことはないし、このnoteを見ることもない。

だから今日は、お前がいなかったら今俺もいないっていう話を、思う存分に書き散らそう。

「東大を目

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天才の条件 〜凡才の中学生が覚醒した日〜

天才の条件 〜凡才の中学生が覚醒した日〜

先日、突然入ってきたLINE。

僕が塾講師をしていた頃の生徒が、難関有名私大に推薦で入学することが決まったそうだ。

遡ること三年前、僕が大学2年生の頃の初夏。

その時、成績の芳しくない一人の中学三年生の少年がいた。

成績が伸び悩み、当時のその少年の担当の講師も、少年の志望校の科目の難しさもあってか、今後教え続けることを諦めかけていた。

彼の伸び悩む科目は、数学だった。

僕は文系でありな

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インキャの僕を変えた、たった一回の飲み会の話〜無駄なことが全部コンテンツになる日〜

インキャの僕を変えた、たった一回の飲み会の話〜無駄なことが全部コンテンツになる日〜

2018年6月。

僕は3回目の短答式試験に落ち、死んだ魚の目をして水道橋駅のJRAで競馬をしていた。

いつもどおりNPV▲2000円くらいで帰ろうとしたところ、予備校から2019年目標飲み会を開催する旨のメールが届いた。

まあ迷わず参加だよね。

そしてその飲み会で、後々の人生を揺るがす出来事が起こる。

男6人のテーブルに講師が二人

午後6時。時間ぴったし。一応ヘッジとして、旧来の男友

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先行きの見えない未来の原動力 ~誘惑に負けて目標を見失った慶應大学一年生すやき~

先行きの見えない未来の原動力 ~誘惑に負けて目標を見失った慶應大学一年生すやき~

こんにちは。すやきです。いつもありがとうございます。

今日は、僕の体験談を記事にしました。

大学生になってすぐに始めた会計士試験の勉強と、最終合格するまでに直面した苦悩についてとその考察を内容としています。最後に大事な話をします。

最後までお付き合いしていただけると幸いです。

では行きましょう!

華やかな大学生活を捨て慶応大入学直後に進んだ道2016年春、僕は第二志望として、慶應義塾に進

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恋をすることと死について考えるのが怖かった

恋をすることと死について考えるのが怖かった

すやきです。いつもありがとうございます。

路線とはだいぶ外れますが、休暇中に見つけた昔のメモの回想をします。

ではいきましょう。

まず、死についての話を。

僕が尊敬するじいさんは、去年の二月に亡くなった。97歳の老衰だった。

神風特攻隊の飛行機の整備士をしていたじいさんは、死ぬ間際の若者がじいさんの上空真上で機体を二度旋回させ、「ありがとう」と合図するのを、悲しい気持ちでいつも見ていたそ

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世界一パワフルな婆ばが、爺じの火葬の瞬間に背中で語ったこと

世界一パワフルな婆ばが、爺じの火葬の瞬間に背中で語ったこと

比較的最近のはなしである。

田舎の山奥に住む僕の婆ばが、爺じの死後、認知症が悪化して残りの生涯を介護施設で暮らすことになったらしい。

僕は婆ばのことを今でも気にかけているが、婆ばはどうも記憶がほとんど飛んでしまったらしい。今は所在も分からない。はてはて、どうすればいいものか。

ちょうど一年半前、僕の爺じは死んだ。朝起きた頃にはもう身体が硬直していて、死因は老衰だと医者は報告している。

他人

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素数31が、32より硬く、大きく見える話〜数学に熱狂した高校生すやきの迷惑な感性〜

素数31が、32より硬く、大きく見える話〜数学に熱狂した高校生すやきの迷惑な感性〜

土曜日の夜24時。この時間はいつも氷結を飲みながらなんとなく昔のことを思い返している。

どういうわけか、僕には数字が質量を持って見える、というより感じるのだ。

数字に色が見えるという人はいるけど、そんなカリスマ的感性からは程遠いところにいる。

迷惑な感性を持ち合わせてしまったのだよ。1から100まで、順々に大きくなっていくはずの数字の大小関係の秩序が、僕の中で崩壊した。

高校二年生の時のお

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