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媚びて生き抜く、へたれの世渡り術

物心ついた幼稚園児の頃から今日に至るまで変わらない。

ガキ大将になって引き連れた5人(子分?)で、町内会が作った小川の人工ダムをぶっ壊し、代表としてこっぴどく怒られた。


小学6年生のとき、喧嘩して泣かせた一個下の後輩について、自分の言い分を曲げなかったせいで校長室で3人の先生に囲まれ、怒鳴られた。


高校生の時、河合塾の螺旋階段からトイレットペーパーを一階まで垂れ流すイタズラをしたせいで、塾長の指示で出入り禁止になりかけた(ものの駿台生だったためにならなかった)。


しかし何故だか、縁を切られる寸前のところで、いつも年上の方が耳元でアドバイスをくれた。


あんなクズな愚行を繰り返す僕が今、飲み会の幹事をしていたりする。


こんな悪行をしていて言うのもおこがましいのだが、なんだかんだ上の人からの支持を勝ち取ってきた理由について、順序だてて議論する。


誰にも相手にされない中三の時期

原点はこの時期だ。

あまりうまく馴染めない環境というのは誰しもある。

僕にとってはこの時期がそうだった。


今思えば、早く逃げるべきだったとのだが、如何せん、制度上一年はクラスとして拘束されてしまう。


僕は、何を発言してもクラスで相手にされない、ネグレクトに近い環境の中にいた。


一般的に、出来上がっているコミュニティの中に入ってくのは誰しも抵抗があるが、まさにこの時がそうだった。


もうすでに中二からの既存の友達同士で固まっていたらしく、僕の付け入る隙はなく、何をしても、嫌われるというよりは、誰にも興味をもたれないという状況だった。


だからとっても辛かった。


考え出したのはその頃からだ。

人間関係を如何に円滑に進め、如何にして賛成多数の支持を最大公倍数的に得られるか。




泣きついて頼りに頼った、高一の時の体育教師


高一の時からちょこちょこ受験勉強をはじめた。僕は基本的にメンヘラだから、成績が悪い度に、泣き喚いていた。


あんまりにもうまくいかない時期があって、先生に相談することにした。


そこで相談をした相手が、何故か当時の体育教師だった。


受験の相談だったから英語や数学の教師にしろって話だけど、体育教師にした。

僕はそこそこ運動ができたから、僕のことを少しは気に留めてくれるだろうと期待したんだ。



僕は間も無くして、ことあるごとにその教師のいる体育教官室を訪ねるようになる。



それからしばらくして、同じ高校中の体育教師が僕のことを話題にするようになったそうだ。




人の感情を揺さぶるものは〇〇な姿だ


何故、高校中の体育教師が授業中に僕のことを話すようになったか。

それは一重に、僕が必死だったからだろう。



必死になって泣きじゃくりながら、その体育教師の仕事の邪魔をしてまで頼ろうとする姿が、見ている他の人間の心を揺さぶったそうだ。


僕も塾講師をした時全く同じ気持ちになったのだが、必死になって生きている生徒には誰しも手を差し伸べたくなるもんだ。




どんな強面相手に対しても、〇〇を込める


あの高校一年の時の経験を、できるだけ帰納的に抽象化しようとした。


そこで出た僕の結論。


それは、どんなに目上の対面する相手が怖かったり権威のある者だとしても、リスペクトできる点を必ず持って話すことだ。



僕は高校一年の時、その体育教師が、高校の中で一番親身になってくれる人間味のある人だと信じていたし、そのことを直接伝えたりもした。



僕がここで得た教訓。それは、


人を動かすものは実力や権威や外見ではなく、感情だ

ということ。



相手に対して敬意を持って話し伝えれば、ポジティブな感情を揺さぶることができる。


加えて人間は、承認欲求の塊なんだ。


だから、リスペクトして相手を褒めて、相手を立てる。


それを喜ばない人間はきっとこの世にいない。




最大公倍数の支持を集める唯一無二の方法

人から好かれる人間というのは、単に媚びてニコニコしている者を指す者ではなく、華々しい成績や外見を持ち合わせた人でもない。


そうではなく、

泥臭く本気で生きている姿をさらけ出せる人

に、共感したいと人は思う。



スラムダンクがあれだけ流行ったのは、主人公の桜木花道という男が、最初はヤンキーという低層身分からスタートし、強烈に苦しい経験をしながら進む後ろ姿に、読者が自らの姿を重ね、熱狂的に共感したからだ。

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さらに言えば、心の底から相手をリスペクトすることだ。

リスペクトできそうにないなら、一ミリでもすごいと思える点を探そう。


その熱意を持って語れば、必ず伝わる。


人間は感情で判断する生き物だから、すぐにあなたのことを気に入ってくれるだろう。


僕はいつも、この二つのことを大事にして、目上の人と接するようにしている。


こんなクズな事ばっかしてても、僕はいつもガチで全力疾走し、日々いろんな失敗をして、それすら笑い飛ばして泥臭く生きている。


それを誰かが目に留めてくれて、気にかけてくれた人は絶対に僕が手放さない。


目上にの人に気に入られたら、自分の評価がその周りで上がっていき、さらなる人脈の可能性が広がっていく。


僕が身に付けたこの特性は、ここまで読んでくれたあなたに共有することができた。



これからは、今以上に、超ド級に狂った挑戦を、フルマックス操業度で、失敗に失敗を重ねて、繰り返していこう。


そして、行く先々で笑い飛ばそう。

徐々に近寄ってきた人にその話をすれば、共感者が増えていく。


そうやって人間は、よく分からない、ヘンテコなこの世の中を生き延びていけるのだ。

♪欅坂46「期待していない自分」


いつも読んでいただきありがとうございます!