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#映画感想文

映画レビューをnoteで書いてみませんか?お題企画「#映画感想文」で募集します。

急上昇の記事一覧

【映画感想】ビーファーストの映画を観た話

先週の金曜日のこと。 諸々のタイミングが合い、時間の都合が良かったのと気が向いたのとで、とあるボーイズグループの映画を観に行った。 そのボーイズグループのグループ名は、「BE:FIRST」。 ビーファーストと読む。 前もって言っておきたいのだが、私は彼らの特別ファンなわけではない。 これはただの音楽好きが、気まぐれに、そして映画本編の内容について予備知識などを持たないまま、彼らを推している友人が「観てみて!」と言っていたっけなくらいのノリで、軽率に観に行って得た率直な

おはようございます!朝観た映画

おはようございます!  休日の朝はアマプラ映画鑑賞。今朝観た映画はサスペンスアクションラブロマンスだったのですが、サスペンス部分の作りは(?)アクションは(〇)1番うーん?だったのがラブロマンスの部分。あまり共感出来なくて、なぜ共感出来なかったのか考え込んでしまいました。恋に落ちてました!的な唐突なくだりについていけなくて、それはひょっとして僕に原因があるんじゃないか、と考え込んでしまったのです。  一目惚れや、何かのきっかけで恋に落ちる不条理感が理解出来ず、憧れも出来ない人

『2024年に観た映画』3選

1.LOVE LIFE(2022) 平日月曜日に鑑賞することが、満足いくまで寝るより大事だった。木村さんの嫌な感じ、永山さんのだめやさしい感じが折り込まれている(心情吐露しすぎていた? あるとしたらアウトなのだが果たして映画的善悪の正解はあるのか)。「中古」とほざく相手家族が(申し訳ないがたいていの場合想像通りその息子も)まずい。オズワルド伊藤のそっくり、ラストまでは良かったのに~~!!「目を見て」やり直せる目はあるの?①お風呂で”怒るべきだった'と言う肩②結婚式での踊り

【感想】映画『他人は地獄だ』

この世で一番怖いもの、それはやはり人間だと『他人は地獄だ』を見てそう思いました。 心霊ものやヒトコワなど、ジャンルによってそれぞれ違った怖さというものがありますし『他人は地獄だ』は間違いなく後者であります。 普段はジャンル問わず、好きなもの、気になるものはとりあえずおさえて見る感じなのですが、本作のキーマンである、キリシマというサイコキラーを演じた柳俊太郎さんの演技は本作で十分活かされており、とても良かったです。 物語の概要としましては、地元から上京してきた、ユウは恋人のメグ

不思議な世界観のアニメ映画 〜 「ベルヴィル•ランデブー」フランス映画🇫🇷

アニメというと、日本のものがやはり完成度が高いような気がします。 表情とか、何気ないしぐさとかをうまく表現しているのは日本のアニメだと思います。 アメリカだと、大雑把な感じがしますね。 この映画はフランスのアニメなのですが、まず驚くのは、人物とか建物の描写。まるでジョジョの奇妙な冒険??てな感じで。妙に縦に細長い船とか、妙にアンバランスな人物とか。この不思議な感じが、この映画の不思議なテーマ曲とマッチしていて違和感なく見れるのがすごいところ。 また、絶妙に韻を踏んだテ

時の流れに手で触れる -映画『コッポラの胡蝶の夢』の美しさ

    【木曜日は映画の日】     映画の魅力の一つに、「時」を自由に切り貼りできることがあります。勿論、文学や音楽でもその「時」は感じられるけど、目の前でイメージが変化していくことは、何よりも「時」を強く感じさせます。   フランシス・フォード・コッポラの2007年の映画『コッポラの胡蝶の夢』は、そんな時の感触を見事に捉えた傑作です。 1938年ルーマニアの首都、ブカレスト。年老いた言語学者ドミニクは、自分の言語学体系を完成させられず、昔愛した恋人も忘れられない、後悔と

【映画感想文】宝塚星組公演『記憶にございません! - トップ・シークレット - 』を観てきたよ! 三谷幸喜監督の映画版との違いが面白かった。『Tiara Azul - Destino - 』は見るエナジードリンクみたいで元気にあふれていた!

 宝塚星組公演『記憶にございません! - トップ・シークレット - 』を観てきた。やっぱり宝塚はいい。客席に座ってぽわんとしているだけで、込み上げてくる高揚感が半端ない。  三谷幸喜監督の映画版は公開時に観ているし、今回、宝塚版を鑑賞するにあたって再視聴もした。なので、内容については頭にしっかり入っていた。それでもってどんな風に違いがあるのか、興味津々、劇場に行く日を待ち侘びた。  ストーリーはめちゃくちゃシンプル。ある日、憲政史上最低支持率のダメ総理大臣が石を投げられ、

はじめてのnote。

noteを始めるにあったってどんな記事を書こうかなと調べていたところ『最初の記事では自己紹介をしましょう』というのが出てきたのですが、自己紹介だけで一つの記事を書き上げることができないと思ったので、少し自己紹介をした後、なぜnoteを始めようと思ったのかを書き留めたいと思います。 自己紹介 初めましてDots(ドッツ)と申します。 絵を描くことと歌を歌うことが好きな社会人です。 先入観を持たずに記事を読んでほしいので年齢や性別は今のところ公開するつもりはないですが、幼少

マスコミよ。これがジャーナリズムだ

『Spotlight』(邦題『スポットライト 世紀のスクープ』)を観ました。 ボストンの地方紙の新聞記者たちがカトリック教会による児童への性的虐待を調査して記事を書くお話です。 2001年の実話をベースにした映画で、テーマがテーマだけに、エンタメ性は低い。ベタな脚色や過剰な演出がなく、淡々と話が進むところが私の好みに合いました。 アメリカ、マサチューセッツ州の州都ボストン。 大学で有名な古都であり、アイルランド系・イタリア系の移民が多い。 2001年、そんな町のローカルの新

地面師詐欺【『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』映画感想文】

 テンポがよく面白い。ドキドキもあって程よいコメディシーンもあり、タイトルの怒りの伏線も含めて全てを回収してくれる気持ちよさもある。骨格の強度が非常に高い韓国ドラマ原作を2時間に圧縮したためか、セットアップの時間に多少のご都合主義や引っかかるポイントはあるが物語の強さがあるため、ぐんぐん引き込まれる。完全に物語優位の作品で語りに見るべきものは特に無いがカット割での情報提示の取捨選択は洗練されてる印象で雑味が少ない。演劇というモチーフを生かして騙す騙されるを虚構と現実として置き

映画語り ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

お世話になっております。 本日は、映画語りの記事となります。 語る映画はこちらの↓ 『モンスター・ヴァース』の3作目であり、 2019年5月31日に全米と日本で公開されました。 1.ストーリーサンフランシスコの悲劇から5年後、巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、以後世界各地で休眠状態の怪獣・タイタンが次々と発見されます。 南極の氷塊に眠るモンスター・ゼロ(キングギドラ)を目覚めさせてしまい事態は急変します。

映画『朽ちないサクラ』鑑賞。 原作のエピソードが端折られたり変更されたりしていたのに、とても自然でわかりやすくまとめられてて。これがプロの仕事なのか…って、なぜか悔しく思えた。私は映画監督でも脚本家でもないのにね。 杉咲花ちゃんの演技も素晴らしくて。見応えのある映画だった。

イタリア&フランス映画in伏見ミリオン座

おはようございます。先日4Kリマスター版で、映像が美しくなって映画館に帰ってきたイタリア映画の「イル・ポスティーノ」を母と観に行きました。 名古屋の伏見ミリオン座は世界の映画を取り扱っていまして、ラインナップが全国系の内容とはひと味違う作品を観たかったらここ、という映画好きのための映画館のひとつです。 「イル・ポスティーノ」はひとりのいい年になって無職の青年が、イタリアに亡命してきたチリの大詩人と出会い、郵便配達夫に就職して詩人への手紙(主にファンの女の人からのラブレター

“間違ったターン”でお馴染み!焦らしに焦らす憎らしい演出が堪らない!!あの名作の極上リブート版「クライモリ」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(712日目)

「クライモリ」(2021) マイク•P•ネルソン監督 ◆あらすじ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー キャンプをするため友人5人とともにバージニア州の小さな町レンウッドを訪れたジェンは、アパラチア山脈の自然歩道を満喫していた。しかし、好奇心からコースを外れて森の奥に入っていった一行は道を見失い、やがて突然転がり落ちてきた倒木に1人が頭を潰されて死んでしまう。気がつけば周囲には数々の罠が張り巡らされており、彼らは森の中に捕らわれてしまう。6週間後、消息を絶った娘のジ

観た後、一息つきたくなる。ルックバック見た【映画感想】

評価:9/10 (短い時間で見やすい。是非見て) 理由:時間が58分と見やすい。またその時間に対して感情を揺さぶるような表現が多く、経験したことがある箇所が多いので、簡単に入り込める。 あとは自分がアニメ系の映画が好きだからです笑 【ネタバレ注意】 簡単に感想を言えば 「自分の浅い語彙力で説明したくない」 って感じでした。 雑あらすじ 学級だよりの四コマ漫画が起点となり 「絵を描く」ことを主題に話は進んでいきます。主人公は四コマ漫画を連載し続けていた藤野。 ある日、不登

十一人の賊軍

#十一人の賊軍 久々に映画館に行った。 すごく空いていて、ロビーにいるお客さんの年齢層が高くてびっくりした。 若者たちはネットで映画を観て、時間がたっぷりできた高齢者が映画館に来ているのかな? 映画は『十一人の賊軍』を見た。 あまり、好きなジャンルの映画じゃなかったけれど、県内ロケで、新発田藩の話だったから、気になって観てみた。 観た感想は、結論から言うと、とても複雑な気持ちになった。 そして、新発田藩が嫌いになってしまった。 ラジオでも言っていたけれど、新発田市の人に

全創作者に見てほしい!『ルックバック』映画レビュー

藤本タツキ先生の読切漫画『ルックバック』が映画化されたというニュースに心を躍らせたのは、私だけではないはず。 『チェンソーマン』で知られる彼の作品がスクリーンでどう描かれるのか、期待と興奮を抑えきれなかった。 上映初日、仕事が終わると同時に映画館へ走り込んだ私は、心のどこかで自分も主人公たちと一緒に「何か」を取り戻せる気がしていた。 物語の始まりは、小学4年生の藤野と、学校に通わず家で絵を描いている京本という少女の出会いからだ。 学年新聞に載せる4コマ漫画をきっかけに交わ

【室井慎次 敗れざる者】映画感想‐事件発生と室井の家

■事件発生と室井の家あえて話すが、後編に関係するかもと思った死体遺棄事件。この時はああ、後編で大きくクローズアップされるとは思っていた。前編では室井の家が大事だったが、事件とどう関係あるのかが気になった。 ■警察を辞めた室井と家族の団欒このシーンは非常に良かった。室井は踊るシリーズだと家族団欒のシーンがなく、私生活が分からなかったから、子供の親の部分が観れた。父親として二人に信頼される姿は室井のイメージが追加された瞬間。 ■室井と青島やはり踊るシリーズは青島がいないとなあ

脇役が光った『ミッシング』@Netflix

もう成人していますが娘がいるので、こういう映画はあまり見たくはないです。辛すぎて。 石原さとみの演技がすごいらしいと聞き、一人で見るのは悲しすぎるので夫と見ました。 あらすじ 数年前のキャンプ場で失踪した女の子の話しをモデルにしているみたいです。娘がいなくなったことでメディアとの関係、家族との関係、夫婦の関係に影響がでてきます。 キャスト 石原さとみさんがわざと髪の毛を傷むようにして、すっぴんで体当たりとか聞いていたのでみました。 演技はすごかったですが、すっぴんでも

ルックバック【映画感想】

【あらすじを追いながらの感想】 小学校4年生の藤野歩は、学年新聞に4コマまんがを連載していたが、その画力とストーリーで同級生達から絶賛を受けていた。 ある日、藤野は担任教師から不登校の隣のクラスの生徒 京本の4コマまんがを学年新聞に掲載したいと持ち掛けられ、その京本の圧倒的な画力に驚く。悔しくて溜まらない藤野は、その日から漫画の練習に没頭していく。 藤野はこの時、京本の天才的な画力を知ったのだろう。優れた人間が自分よりも優れた人の才能を発見するのは、よくあることだ。 し

「ネットワーク」キノシネマ天神(警固)午前十時の映画祭14にて鑑賞。テレビの視聴率に一喜一憂する様はSNS時代のフォロワー数増減のそれに近い。今観ても古臭さはそんなに感じない。かなりイカれている映画でした。フェイ・ダナウェイの魅力が良かった。 #映画感想文 #無軌道計画

週末夜は映画で気分爽快に

2024年11月22日(金) いつもどおりに起床。 今日は天気がいい。 しかも暖かい陽気。 ということで洗濯をする。 仕事開始。 午前中、商談1件。 いろいろな情報を得ることができる。 ヨコのつながりは大切だ。 昼休憩。 味噌ラーメンと半チャーハンのセット。 味がかなり濃い、というかしょっぱい! だけどクセになるんだよな。 仕事再開。 ひたすらに数字と格闘など。 上長からのダメ出しを聞いていて、そもそもこれはアンタがやることなんだけどという気持ちになる。 まあ自分で決

『一人の力で生きてみたいの』

【ルックバック】 1時間弱で短く、セリフもとても少ない作品でした。胸を打つような間合いとストーリーで、SNSでも話題のアニメ映画です! 小学4年生の藤野は、学年新聞で4コマ漫画を連載していました。クラスでも大人気の4コマ漫画で、藤野は自分の漫画に自信を持っていました。ある日、自分の4コマ漫画の横に、不登校の京本の絵が載ることになりました。その圧倒的な画力に藤野はショックを受けます。悔しくて藤野は絵の練習に全力で取り組みます。卒業式の日、先生の頼みで藤野は京本の家まで卒業証

ロブ・マーシャル監督『シカゴ』絢爛豪華なミュージカル

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> おいしい水 かなりしっかり作り込まれています。ミュージカルと現実はそれぞれ違う次元にあるというトリッキーな構成が面白いですね。 辛い現実から目を背けるように頭の中の妄想としてミュージカル部分があるという点で『ダンサー・イン・ザ・ダーク』にかなり似ています。最後が違うのですが、『シカゴ』も本当に現実なのか妄想なのかはっきりしないという怖さがあります。 やはりなんといってもレネー・ゼル

映画の話747 午前0時のLOVE STORIES 少女A

 竹中直人によるナレーションの内容が文学的だなあと思いつつ観ていましたが、セリフも書き言葉的で文学的な言い回しだと思いました。  ストーリーは淡々としていて、とても詩的な世界だと思いました。ミレニアムの新時代と古い時代の境目に、あるエポックが終わりを告げる瞬間と歌謡曲の終焉を重ね合わせているようにも思いました。

「火垂るの墓」

毎年夏になると必ずテレビで放映された「火垂るの墓」 気づけば全く放映されなくなってしまった。 私自身はジブリマニアなのですが、映画の中のメッセージをどう感じて受け止めるか、 年齢と共に変化する不思議な世界観だと思っています。 子どもが産まれ、3歳くらいからディズニーやジブリ映画を観るようになって。 子どもが少しずつ理解出来るようになったら、「火垂るの墓」を一緒に観ようと決めていた。 でも観ることは出来なかった。 レンタルもないし、販売もされてなかったし。 あの映画

【ホラー映画】呪われた絵画(主演ローレン・ラベラ女史に悪魔のあしらい方を学べ!)

これは、久しぶりの本格ホラー映画です!私的には当たり🎯でした👇️ 最近、立て続けにフレンチホラー映画を記事にしていましたが、今回はイタリアンホラー映画です💧 ただ、劇中交わされる言語は英語でしたが、それでも、往年のイタリアンホラーの名作「デモンズ」を彷彿させる独特な暗さと血しぶき、閉塞感や絶望感の表現が◎でした👍 しかし、最後の結末というか、終わり方は、少し納得いかないものではありましたが…💧 こちらの主演女優は、ローレン・ラベラ女史で、なんと!あの残酷ホラー映画「テ

「ラスト・オブ・モヒカン」(アメリカ映画)

大航海時代というのは、その華やかなイメージとは裏腹に 実は、大侵略時代であったのは、周知の事実ですね。 特に南米などは、既存の文明が破壊されつくしましたし。 その時代のアメリカ。 大航海時代より数百年後、アメリカはイギリスより独立を果たします。 そして内陸部への開拓という名の侵略が始まるわけです。 文化が違うわけですから、おそらく両者共に とても異質なものを感じたに違いないでしょうし あまりの違いに恐れを抱いたことでしょう。 その恐れから、人々は武器を手にして自衛に走る

映画「ルックバック」6,349字渾身実況レビュー。全ての表現者へのあまりに尊く切実なラブレターに涙が止まらない。

なぜかわからない。見始めて数秒で泣きたくなった。 そして、ラスト20分は涙が決壊して、止まらなかった。 でも、心に残るのは温もりのある愛だった。 【映画概要】「チェンソーマン」で知られる人気漫画家・藤本タツキが、2021年に「ジャンプ+」で発表した読み切り漫画「ルックバック」を劇場アニメ化。 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」や「君たちはどう生きるか」などさまざまな話題のアニメに携わってきた、アニメーション監督でアニメーターの押山清高が、監督・脚本・キャラクターデザインを手

映画感想文「グラディエーター英雄を呼ぶ声」豪華で華やかな超大作。しかしサプライズなし

華やかではあった。 古代ローマの時代の物語。リドリー・スコット監督の真骨頂発揮、大迫力だった。 しかし、残念ながら可もなく不可もなくの作品。ラッセル・クロウ主演の2000年公開の前作ファンとしては、物足りなかった。 ハリウッド豪華超大作である。映像の迫力やキャストの充実や、その他諸々含め、そこそこの満足は得られる。なので不満はない。が、サプライズがないのだ。あー、そうだよね、という展開だし、先が読める。そうするとやはり感動を得にくい。 個人的な唯一のサプライズは、デン

グラディエーターⅡを救いたい、グラディエーターⅡ批評の批評

はい、こんにちは リドリー・スコット大好き グラディエーターⅡ大好き勢の リドリー山下でございます 鑑賞直後の自分のレビューはこちら はい、今回は グラディエーター2が面白くなかった もしくは、 色々と疑問に残っているものがあり むしろ、あんまり楽しくなかったという 批判的意見を受けた上での自己批判込みのアンサー的な記事になります 書く事が、たくさんあり過ぎて書ききれるか微妙です それと基本的には批判をいろいろ読んだ うえでも自分は最終的には肯定的にとらえているので その

記憶の奥底にあるトラウマを掘り返す大切な“おともだち” 一生親友のイマジナリーフレンドはあなたが大人になっても現れる…「イマジナリー」現在上映中【ホラー映画を毎日観るナレーター】(711日目)

「イマジナリー」(2024) ジェフ・ワドロウ監督 ◆あらすじ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 夫と継娘2人と共に暮らしながら、毎晩見る悪夢に苦しんでいた絵本作家のジェシカは、環境を変えるため幼い頃に暮らしたかつての家へと引っ越す事を決める。懐かしさの残る家の地下室で、末の継娘アリスが見つけたのは、古びたテディベアだった。新しい友達“チョンシー”に異常な愛情を抱くようになるアリス。最初はただの遊びだと思っていた〈宝探しゲーム〉も次第にエスカレートし、邪悪さを増

ドゥーム・ジェネレーション(1995🇺🇸)デジタルリマスター版

原題: THE DOOM GENERATION(1995、アメリカ=フランス、84分) ●監督:グレッグ・アラキ ●出演:ローズ・マッゴーワン、ジェームズ・デュバル、ジョナサン・シェック 機会があれば観たいなと頭の片隅で以前から思っていたグレッグ・アラキ監督の作品がなんとデジタルリマスター上映ということで、いざ鑑賞。 色んな前情報を先に入れなくとも、このサントラのメンツだけで実にオルタナティブな感性を持った人が作った映画なんだというのがわかる。( and moreにはライ

「ロスト・バケーション」をみたよ。

あらすじ:バケーションで秘境のビーチを訪れたサーファーで医者のナンシー。サーフィンに没頭していた彼女は海中で何かにぶつかり、足をケガしてしまう。必死に近くの岩場にたどり着くが、彼女を狙う獰猛な人食いサメが岩の周囲を動き回っていた。 ネタバレ注意!! 今日、U-NEXTにて二度目の鑑賞。私、ブレイク・ライブリーが大好きなんです。彼女の出演作品でお気に入りなのは「シンプル・フェイバー」です。 さて、「ジョーズ」筆頭に鮫の映画はたくさんありますが、この「ロスト・バケーション」

【映画感想文】命の儚さと美しさを描く、にゃん旅鉄道【微ネタバレあり】

ずっと見たかった映画。 やっと見ました。 『劇場版 にゃん旅鉄道』。 私が本格的にデジタルで絵を描き始めたのは、このにゃん旅鉄道の舞台となる芦ノ牧温泉駅のらぶ駅長を描いてからでした。 当時は猫の駅長がいる路線がある噂は、聞いたことはあったものの、精神的に忙しい時期と重なっていたため、何となくくらいにしか受け止めていませんでした。 福島県には行ったこともないし、福島の景色を見たことはない。 ただ、会津という地方があるということだけは薄っすら知っていて、でもその地域が

スピンオフから独立した人間ドラマ。『室井慎次 生き続ける者』【映画感想文】

※この記事は、#ネタバレ を含みます。 『踊る大捜査線』シリーズが大好きで、ドラマも映画も全部見てきた。だから、『踊る』シリーズの新作と言われれば無条件に見に行く。 『室井慎次 生き続ける者』も、前作『室井慎次 敗れざる者』からの続きが気になっていた。『敗れざる者』と『生き続ける者』のどちらも、『踊る』シリーズの成分が薄いのは分かっている。それでも、室井のその後がどうしても気になってしまう。 風のうわさでは、作品の賛否が分かれているとも聞く。そこで私は、あえて評価を見ず

映画『おとうと』 渡る世間は鬼ばかり…でもないのか?(ネタバレ感想文)

たぶんデジタル修復版で鑑賞。 30数年ぶりに観たんですが、こんなに面白かったんだと再発見しました。 私は市川崑ファンです。多作過ぎて、半分くらいしか監督作を追えていませんけど。 市川崑作品は、どうしてもその斬新・新鮮な演出に目が行ってしまいがちなんですよ。 この映画だと「銀残し」という手法ですよね。 それが何なのかは面倒臭いんで説明しませんが、画面が独特の風合いの色味なんです。 デジタル修復版で観たら、綺麗で上品な色合いだったな。 ただ、以前はそうした斬新な演出や技法に目が

【3分でわかる】『六人の嘘つきな大学生』レビュー

あらすじ誰もが憧れる大手企業スピラリンクス。 1万人の就活生の中から選ばれた6人に告げられた最終試験の内容は『グループディスカッション』でした。 ディスカッションの内容によっては全員の内定もありえると言われた6人は、1ヶ月後の最終試験に向けて可能な限り時間を作り対策を練り始めます。 最初はぎこちなかった6人も、時間が経つにつれて互いを尊敬し合う仲間のような関係になっていき、『絶対にみんなで内定をもらおう』と誓い合いますが、最終試験が間近に迫ったある日再び人事から1通のメ

侍がタイムスリップして斬られ役?!映画館で笑いが起こる映画現る!

私は小さい頃から祖父母と一緒に時代劇を見るのが好きだった。一番好きだった俳優さんは里見浩太朗さんで、水戸黄門や長七郎江戸日記などを祖母とコタツに入りながら見ていたものだ。 特に好きだったのは、年末特番で放送していた『忠臣蔵』で、今思うとものすごい豪華キャストで作られた作品で、忠臣蔵から歴史が好きになったと言ってもいいほどである。セリフを誦じられるほど毎日忠臣蔵を見ているので、母が「また見てるの?」と呆れていた。 今でも大河ドラマは結構見ているけど、今はもうお決まりのセリフやオ

神と悪魔、どっちもどっち。コンスタンティンみた【映画感想】

評価:8/10(キアヌのかっこいいが集まってます。) 理由:時間は120分。話の流れもわかりやすく、考察などは不要。 頭を空っぽにして物語に没頭できる。 天使のキャストが合いすぎている。 一番言いたいのは、 キアヌがかっこよすぎること。 これが伝わったらもうなんでもいいです。笑 【ネタバレ注意】 簡単な感想は 「神も悪魔も主人公もかっこいい」 って感じでした。 雑あらすじ 天国と地獄の狭間である人間界。 神も悪魔も人間の世界にいて、人間界を乗っ取ろうとする悪魔を 主人

イル・ポスティーノ

1994年の映画『イル・ポスティーノ』の4Kデジタル・リマスター版を鑑賞。 心の深いところで感じ入った作品ほど、観終わったあとは無心に近いというか、頭が真っ白になる。言葉になる前のいろんな感情が混沌としていて、「さてどこから手をつけたものか」となっているから、思考(言葉)がすぐに自分に話しかけてこない。 この映画も、そういう映画だった。 少し経ってやっと言葉が巡りはじめたので、書き留めておきたい。 マリオの「作品」のように、詩とは自然であり、命であり、天文学的な確率で偶

独創的な映像と物語が描く日本文化と未来の寓話ー映画「犬ヶ島」

ムララボです。 映画「犬ヶ島」を初めて見たときその独特な世界観に釘付けになりました。ストップモーションアニメーションで紡がれる物語は、まるで動く現代アート!画面の隅々まで、アンダーソン監督の作家性が染み渡っています。 映像美:まるでアートギャラリーに迷い込んだよう! 「犬ヶ島」の映像は一言で言えば圧巻!ストップモーションの手作り感が、冷たさを感じさせない未来の世界を見事に形作っています。特に印象的なのは、日本的な要素をベースにしながらもどこかシュールでユーモラスな美術デザ

映画「八犬伝」、各劇場打ち切りになりだす頃なのですが、先日私が観賞した時は、中々の入りでした。虚実入り交じった二面性ある展開ですが、若手中心と実力派俳優という配置でわかりやすく表現。虚と実の狭間で生を全うした滝沢馬琴。今まで教科書の一行だった人物の生涯を改めて探求できる良作です。

【感想】映画 ルックバック/藤本タツキ

観ようと思ったきっかけ私は、映画は、年に1~2回しか見ない。 最後に観た映画は、昨年の3月くらいに観たスラムダンクが最後だったと思う。 映画館で観ること自体は好きなのだが、最寄りの映画館までは家から車で40分かかる田舎に住んでいるため、よほど観たい映画でなければ、わざわざ観に行こうと思わない。 そんな私がルックバックを観ようと思った理由は3つある。 チェンソーマンで藤本タツキさんを元々認知していたこと 知人に勧められ、漫画版は既に読んでいたこと Amazon Pri

映画感想文「6人の嘘つきな大学生」就活で炙り出される人の両面を描くベストセラー小説の映画化

6人の大学生の俳優達が、それぞれハマり役で良き。 エンタメとして、楽しめる。がミステリーとしては、心理描写含め物足りず。大ヒットミステリー小説の映画化だが、2時間枠に収めることは難しかったか。 しかしねー、ひどい会社だわ。 就活で最後の選考に残った6人を彼ら同士で競わせる。しかもそのやり方が汚い。こんな試験する会社、その時点で降りた方が良い。 でも就活って、こういう獰猛さ孕んでるのは事実だ。 主人公の洞察力に優れた衣織を浜辺美波。人のよいムードメーカー波多野に赤楚衛

『動物界』/ユニークな発想と視線の優しさが印象的(映画感想文)

もっとも恐ろしいのは「死」だ。自分のそれもだが、親しい者との死別はそれ以上に恐ろしい。次は思わぬ方向へ肉体や精神が「変わること」だろうか。 既に何度か書いたことだけれど、思春期の結構な時間を認知症の祖父、それから祖母の介護に費やしていた。それまで優しく穏やかだった人がそうではない何者かに変わっていくのを見て、困惑し、正直にいえば手に負い難い厄介さを引き受けざるを得なくなり、哀しい思いもした。 好きであればある程、関係性の喪失は恐怖だ。自分の知っている人と同じ人ではなくなる。元

映画「ガープの世界」で知った”生きる意味”

昨日友人が趣味でやっているバンドの動画が流れてきました。 その中にビートルズの「When I'm Sixty-For」がありました。 この曲は私の大好きなナンバー。 曲調も歌詞もほのぼのしていて、ユーモラスでとても可愛らしい。 ”Mine forever more  Will you still need me?  Will you still feed me?  When I'm sixty-for" (永遠に僕のものになって  ずっと僕を必要としてる?  ずっとごはん

ゴジラマイナスワンから学ぶ"生存フラグ"の多用による影響

ども!ちょこぷりんです。 今回は"考察回"です! 皆様は【ゴジラ-1.0(マイナスワン)】を視聴されましたでしょうか。 直近で地上波放送まで行っており、海外人気も後押しになってか怪獣映画としては異例の人気っぷりですよね。 筆者もそんなゴジラ-1.0は大好きでして、劇場には4度も足を運んで見に行きましたし、Amazon Primeで視聴可能になってからも何度か見ました。 何度も見返しても感傷に浸れる映画な気がします。さすがは山崎監督。 そんなゴジラ-1.0を視聴された方なら

『ぐれん隊純情派』増村保造~チンピラたちの旅芸人一座もの~

画像(C)KADOKAWA 1963 増村保造監督ということで見た。女性たちの情念の映画というイメージが強い増村保造監督だが、勝新太郎の『兵隊やくざ』など男性活劇映画も数多く撮っている。この作品は、落ちぶれたやくざのチンピラたちが、旅芸人一座を旗揚げする話だ。藤原審爾の同名の原作。 銀之助(本郷功次郎)、松(藤巻潤)、豊(千波丈太郎)のやくざのチンピラたちは、金がまわらない中で組が解散。銀之助の父は中村座という関東一円を巡業する旅芸人一座を持っていたが死んだ。芝居道具など

笑いと涙が同居する戦時下のファンタジー!映画「ジョジョ・ラビット」

ご存じですか?タイカ・ワイティティの世界が炸裂しているシュールな映画「ジョジョ・ラビット」。まず、何それって?思いますよね。 初々しい目線で生存について考えるこの新鮮な感覚は、映画をみると、味わえます。 「ジョジョ・ラビット」は、一見シュールな戦争コメディ。しかしそのタイトルには、深い意味が隠されています。加えて、監督タイカ・ワイティティの独特な作風、そしてアカデミー賞受賞歴など、見どころは満載!笑いと涙が織りなす物語の魅力に迫ります。 タイトル「ジョジョ・ラビット」の意