全創作者に見てほしい!『ルックバック』映画レビュー
藤本タツキ先生の読切漫画『ルックバック』が映画化されたというニュースに心を躍らせたのは、私だけではないはず。
『チェンソーマン』で知られる彼の作品がスクリーンでどう描かれるのか、期待と興奮を抑えきれなかった。
上映初日、仕事が終わると同時に映画館へ走り込んだ私は、心のどこかで自分も主人公たちと一緒に「何か」を取り戻せる気がしていた。
物語の始まりは、小学4年生の藤野と、学校に通わず家で絵を描いている京本という少女の出会いからだ。
学年新聞に載せる4コマ漫画をきっかけに交わ