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#マンガ感想文

推しキャラクターへのラブコール、印象に残っているセリフなどなど、「#マンガ感想文」であなたの熱いマンガ愛をぶつけてください!

人気の記事一覧

ちばてつや「あしたのジョー」マンガ感想文

実はよく知らないマンガだった。 よく見ると、55年前のマンガになる。 読んだことがないのに、読んだつもりになっている。 矢吹丈、力石徹、丹下段平という名前も、泪橋という交差点が明治通りにあることも、名言だってラストシーンだって知ってはいるのに、あらすじはよく知らない。 改めて読んでみた感想としては、全12巻のうち5巻終盤までの第一部がおもしろい。 矢吹丈と力石徹との対戦となる 力石のストイックさ、減量のすさまじさ。 その死で第一部が終わる。 どうしてボクシングのマンガ

腐女子が読む呪術廻戦 本誌 271話(最終回) 感想

注:筆者は五条悟ファン、腐女子(虎伏派、夏五派)です。  261話を読むまでは呪術廻戦が大好きでしたが、終盤の展開には批判的な考えです。ネタバレを含みます。 呪術廻戦という夢の終わり  こんな終わりでいいの? 本当に?  これが作者が6年半かけて描きたかったものなの?  261話で呪術廻戦を見限り、その後本誌も単行本も買うのをやめた私だったが、かつて愛した作品がどのような結末を迎えるのかには興味があり、ネットで物語の経過を追いつつ最終話は久しぶりにジャンプを買って読んだ。

41歳でマンガ家デビュー!?『王様ランキング』作者の逆転人生物語がヤバすぎる

過去5年間で見たアニメのなかで、トップ5に入る作品が『王様ランキング』。 なんど泣いたことか... おもしろいアニメがあると、基本的に原作も読むようにしています。 『王様ランキング』の原作はマンガ。 ですので、少しずつそのマンガ原作を集めています。(5巻まで買いました) そんななか発見したのが、原作者によって書かれた『脱サラ41歳のマンガ家再挑戦』というエッセイマンガ。 マンガ家を目指してがむしゃらにマンガを描き、夢破れ、社会人となり、紆余曲折あって『王様ランキン

忘れられないマンガ体験:『黄色い本』

高野文子さんの作品をはじめて読みました。 それが『黄色い本』というマンガ。 新作が出ると、それが大きな話題になるほど、寡作な大御所の一冊。 きっかけは、誰かがそのマンガ表現の新しさを力説していて、いつか読んでみたいと思っていたからです。 そして、ついに手に入れることができました。 今回は、本書から学んだ3つの視点をご紹介いたします。 詩的な表現で、マンガとしての新しさページを開いたとき、正直なところ「読みづらいマンガだなぁ」と感じました。 極端にシンプルな背景、

今日、漫画喫茶で読んだマンガ雑感

アオアシ37巻 絶望的にヤツが凄い覚醒してる 次巻、みんな大好き大友が何とかできんの? カグラバチ4巻 戦闘シーンもストーリーも 含めてやっぱ好きもっかい、1巻から読み直したい 願いのアストロ1·2巻 1巻読んだか不安だった 多分、ジャンプラで試し読みしてた 主人公が真っ直ぐなところ大好き、あと アウトローっぽいところも、能力バトル どうなっていくんだろ 呪術廻戦28巻 いよいよ終盤、ラスボスに みんなで順々に挑む展開好き あと不意打ちは 血筋(違う) マイホームヒ

底の知れない物語-原作『風の谷のナウシカ』

何度読んでも読み終えた気のしない物語、というものがあるけれど、『風の谷のナウシカ』はわたしにとって、まさにそういう物語だ。 映画版の同作はご覧になったかたが多いと思うけれど、原作は、映画版とはまるで違う。物語の背景も奥行きも、ストーリーさえも。 たとえば巨神兵ひとつとっても、その存在の意味深さがまるで違って、初めて原作を読んだ時には仰天した。 なにしろ、子どもの頃からDNAに刻まれてしまうのではないかと思うほど何度も観てきた映画版『風の谷のナウシカ』では、巨神兵は「意思を

今週は昔の漫画を読みました。(毎日1冊KindleUnlimited読書)

新刊「チャンスが広がるnoteの書きかた」発売から1ヶ月半が経過してもなお、ベストセラー表示が続いています。 本当にありがとうございます! このたび、amazonから「オールスターボーナス」なるものをいただけました。 読者を楽しませたという本にいただけるもののようです。 これも多くの皆様が読んでくださっているおかげです。ありがとうございます! 「チャンスが広がるnoteの書きかた」 「50歳になったので大人の休日倶楽部パスで旅をしてきました。」 「JREポイントが貯まった

【読書コラム】過疎化する地方! 家族間のどうしようもない問題! 傷ついた人々が縁と絆でゆっくりと回復していく物語 - 『詩歌川百景』吉田秋生(著)

 子どもの頃は漫画が狂おしいほど好きで、放課後、毎日のように週刊誌や月刊誌を買っていた。連載を追いかけるのが当たり前で、同時に何十個という続きを楽しみに待っていた。  歳をとるにつれて、それをするだけの体力も時間もなくなってきて、徐々に雑誌を買っても読まない作品が増えてきて、高校生ぐらいからコミックス派に変わった。そうなるとなかなか新作に触れる機会は減るけれど、逆に、古い名作を読むようになった。  駅ビルに入っていたヴィレヴァンにハマったのもその頃で、丸尾末広とか、岡崎京

今週は福本伸行さんの漫画を読みました。(毎日1冊KindleUnlimited読書)

Kindleで出版した「チャンスが広がるnoteの書きかた」が、 発売後10日経ってもカテゴリで1位&ベストセラーマーク獲得中! たくさん読んでいただけて、本当にうれしいです。 ありがとうございます!近日中にペーパーバック版も刊行予定です。 直見さんは私の本をきっかけにnoteを始めたそうです! 記事の中で本の紹介ありがとうございます✨ けんいちさんも、読書記録のなかでのご紹介ありがとうございます! 毎日1冊KindleUnlimited本を読むことにしています。 (

「囀る鳥は羽ばたかない」 第58話 感想

第58話    まずは表紙。百目鬼の肩に頭を乗せてもたれかかる矢代が、飼い主に甘える猫のようで可愛くてたまらない。  どんどん百目鬼に傾いていく矢代の心が表れているように見えた。  綱川が三角の事務所を訪れる。久しぶりに三角と天羽の登場だ。  挨拶を済ませると綱川は、「奥山組のこと矢代に探らせてた理由は?」と単刀直入に切り出す。  三角の言う「4年前の借り」とは、平田が事件を起こした時、平田を三和会で拾わないよう、天羽を通じて綱川に三和会幹部に対する口添えを頼んだことだ

『ふつうの軽音部』を勧める理由とこの漫画が伝えている本当のメッセージ

ども。 タキエルです。 私事で恐縮ですが、 私はこれまでかなりマンガを読んできました。 今もいくつか連載中のマンガを読んでます。 その中でも、かなりお勧めしたい作品があります。 それが、タイトルでもあるように 『ふつうの軽音部』。 次に来るマンガ大賞2024でも 1位に選ばれているように、 既に世間では大きな波が来ています。 なので今更、って感じでもあるんですが、 この作品が伝えたいメッセージってのが 結構深いんじゃね、と思ったので 今回敢えてこのタイミングで取

【本誌119話】悲嘆の巷に零るるが故に 感想&考察

※この記事は文豪ストレイドッグスの考察です。 ※ヤングエース2024年11月号のネタバレを含みます。 24.10.04感想栞…楔…次元剥離…目がくるくる…ミンコフスキー空間…特殊四次元…高位概念…頭がぐるぐる…悲嘆の巷…庶…夷狄…もうだめ限界…ぶくぶくぶく……… ■栞なるもの 超絶パワーワード!しおり!! 今月の本誌難しすぎて芸術的すぎて冷や汗がとまらなーい!昨日の夜からずっとヒーヒーハーハー言いながら情報処理している私の可憐な脳みそちゃん。哀れだわ。なんでこんなことに

『絢爛たるグランドセーヌ』が提示する新世代の少女主人公

最高のバレエ漫画をご存じですか……!!! いや~もう私はドはまりしてしまって、紙で全巻買ってしまいました……。好きですこの漫画が……!!!! 本当に素晴らしいマンガです!!!! バレエ漫画といえば、山岸凉子先生の『アラベスク』や『テレプシコーラ』がもともと私は大好きで、ほかにもさまざまな少女漫画が描いてきた分野ですが。この漫画が画期的なのは、もうね、 主人公の奏ちゃんが「バレエのプロとして生きる」ことに常に自覚的なところ……!!!!!! そもそも少女漫画の部活漫画やス

¥500

【本誌118話】得体の知れないもの 感想&考察

※この記事は文豪ストレイドッグスの考察です。 ※ヤングエース2024年10月号のネタバレを含みます。 24.09.04感想文スト奇想天外\(^o^)/ いまの本誌ジェットコースタームーヴメント終わってどっちかっていうとポップなお化け屋敷ワンダーランド\(^o^)/ たのしいお\(^o^)/ タイトルがない!と思ったらこんなところに...とか、賢治くんが逃げ若っぽい~とか、最後の展開に思わずヒョッッて喜んでしまったところとか、おもしろいところ沢山あって今月すごくエンターテイ

HUNTER×HUNTER考察#401話 - カキン国ってどんな王政とってるのよ

いよいよ再開したハンターハンター。 変わらずの濃い内容で、非常に楽しく読めました。 #401で分かったことは次の通り。 王位継承権のある王子は、「正室の子」であればよいのであり、父親が必ずしもナスビ=ホイコーロの子でなくてもよい。 クラピカ講習会に現れたアサシンは、ロンギではない。 カキン国の中枢に、ビヨンド=ネテロの子ども達がいる。その中には、死亡すると王子に死の呪いが飛んでいく者がいる。 ロンギの主目的は王子を王へと導くことだが、真の目的はビヨンド=ネテロの嫡子

今日漫喫で読んだマンガのゆるゆる感想

①夏目友人帳31 大好きな的場さんエピソードの続き 妖と田沼くんの会話とか興味深かった ②黄泉のツガイ8 新たな敵とか出てきてワクワク 安定の面白さ ③君と宇宙を歩くために1 2 マジヤバ!心がここ数年読んだマンガで一番震えた!ずっと泣きっぱなし マンガ大賞受賞作で何となく手に取ったけど、うん、色々思うところあった!④桃源暗鬼21 スーホの紅い(白い)馬には、やられた 鬼と桃太郎の子供の差別イクナイ ⑤あかね噺13 最高だぜ!まいける兄さんの真打ち昇進試

家族という名の怪物と、それでも生きていく:「住みにごり」

友人にすすめられて読み始めた『住みにごり』は、予想をはるかに超える衝撃作! 主人公である次男が実家に戻ってくるというシンプルな設定ながら、不穏な雰囲気が読者を物語の世界へと引き込みます。 浅野いにおさんの『おやすみプンプン』を彷彿とさせる独特な世界観は、一度読んだら忘れられません。 今回は、この作品から得た3つの視点について掘りさげていきます。 ストーリー:日常に潜む狂気物語は、夏に実家に帰省した29歳の主人公の視点から描かれます。 寝たきりの母、癇癪もちの父、無言

【本誌120話】駆り立てるもの 感想&考察

※この記事は文豪ストレイドッグスの考察です。 ※ヤングエース2024年12月号のネタバレを含みます。 おおお恵みのせせらぎよ…!! 濁流と激流の狭間にもたらされたひとときの安らぎよ…!! これでようやく心静かとなりて、かすかな声たちに耳を澄ますことができようぞ。 ■芥川は非在なりき みなさまは生まれ変わったやつがれに対してどんな感情をお持ちでしょうか。今月号を読んで私はかなり思うところがありました。舞い上がっていた先月のテンションはすっかり落ち着き、芥川に与えられた難し

忖度なし!何度も読み返すマンガ10選

心理の勉強で、 統計について学んでいます。 最初は「頭に入ってこねぇ・・・」 となっていましたが、 少しずつ統計専門用語たちとお友達になってきました。笑 焦らず、こつこつ顔晴ります♪ 共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨ 教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌 どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。 共育LIBRARYりょー

【漫画】おすすめの短編集を厳選!

随時更新中(最終更新日.2024/10/30) 長編も短編を分け隔てなく読むニケです( 'ᢦ' ) 短編集は皆さんお好きですか? 作家買いする自分にとっては、好きな漫画家さんの知らない一面が垣間見えたりと、とてもお得な気持ちになります(^^) まあ中には世界観や作風が趣味嗜好に刺さらず、一つも面白いと感じれない短編集も多々ありますが...笑 そんな中で、自信を持って紹介できる短編集・作品集を集めました。 時代も性別も問わない、メジャーなものからマニアックなものまで、多種

『ガラスの仮面』面白すぎた

何度読んでもなぜか続きが気になって止まらなくなってしまう長編漫画というものがこの世には存在しており、私のなかで『NANA』と『スラムダンク』と『ガラスの仮面』はその三大巨頭である。なぜ何度も読んでるのに新鮮に続きが気になるのか、そのメカニズムはよくわからない。不思議な成分でも絵に含まれているのだろうか。よくわからないが、今回の『ガラスの仮面』も止まらずに結局夜更かしして仕事を放り投げて読んでしまった。仕方ない、『ガラスの仮面』の続きを読むこと以上にやりたいことなんてこの世にな

¥500

腐女子が読む呪術廻戦 本誌 261話 感想

注意:ネタバレを含みます。筆者は五条悟ファン、夏五派です。 五条悟は2度死ぬ  236話で真っ二つになった五条悟の死に様を見てからずっと、私はいつか必ず悟が復活すると信じてきた。  たとえどんなに絶望的な展開になっても、最終話までわずかな希望に縋り続けるつもりだった。  しかし、261話を読んだ今、もはや一縷の望みもなく、悟は決して復活しないのだと思い知った。    私が悟復活を願う理由と根拠は236話の感想で述べたが、何より、大好きな五条悟に最後まで最強でいてほし

野原ひろしの姿をした男に擬態する

かつては恥ずべきものとされていた、ひとりで外にごはんを食べに行くという行為が、わりとメジャーなものになったののは、ドラマ『孤独のグルメ』のヒットによる影響が、多かれ少なかれあると思われます。 『孤独のグルメ』は、輸入雑貨商を営む井之頭五郎という中年のおっさんが、淡々とひとりで黙々と外食をする、という内容ですが、この井之頭五郎という存在を、『クレヨンしんちゃん』の主人公のしんのすけの父親、野原ひろしに置き換えた漫画が、『野原ひろし 昼メシの流儀』です。 『クレヨンしんちゃん

「恋愛」だけでも「部活」だけでもない!増えゆく「青春」のマンガたち【#マンガの話がしたい】

最近「青春マンガ」とでもいうべき作品が増えているような気がしている。 「青春マンガ」というのはわたしが勝手に言っているだけのジャンルなのだけれど、少年少女が主人公で、そこには恋愛や部活や学校生活、友人たちとのやりとりが中心に描かれ、エピソードによって恋することも部活にうちこむこともある。でも、どれかひとつにしばられない。 「恋愛マンガ……?いや、部活マンガか……?いや、そうだな――、あえて言えば『青春マンガ』かな」という感じで、なにかひとつのテーマにしばられず、若さゆえのキ

ルックバック|英語版のセリフと比べてみた

我が家にはルックバックの英語版もある。私が2年前のクリスマスに息子にあげたプレゼントだ。 だけど…残念なことに今だに息子は読んでいない。 なんてことでしょう。 だから私がnoteで英語版を活用したいと思う。 あの数々の名セリフ、英語版ではどうなるのか比べてみました。 サイズは英語版が大きめ日本の漫画本に比べ、英語版はひとまわり大きい。 ちなみに英語版はアメリカ英語です。 日本語版のルックバッグはカバーつき 英語版はなし 日本語版はカバーを外すと藤野の部屋 英語版は

人生について悩んだとき、いつもそばにマンガがあった

こんにちは。 子どもの頃からマンガが大好きで、今もたくさんのマンガを読んで、日々の癒しと心の支えになっています。 以前、とある方にとあるテーマで「おすすめのマンガを教えて」と言われました。 テーマは忘れてしまいましたが、自分らしく生きるとか、なんかそんな感じだったと思います。 それまで真剣に好きなマンガについて、なぜ好きなのか、どんなところが好きなのか考えたことがなかったけど、おすすめを聞かれたときに、どんな風に伝えるかをわりと真剣に考えました。(根がマジメなので。笑)

「ふつうの軽音部」を読んでください(直球)

この記事で言いたいこと「ふつうの軽音部」を読んでください。 そのためにいっぱい魅力を語ります。 作品情報原作・クワハリ、漫画・出内テツオによる連載漫画。2023年1月からジャンプ+にて毎週日曜日更新。 あらすじ高校入学を機にクソ高いギターを買ったJK・鳩野ちひろは、かねてから念願していた軽音部に入部する。 初心者ながらもひたむきに努力を重ねロック道を追求するちひろの姿に魅せられた仲間がひとりまた一人と集い、ガールズバンド「はーとぶれいく」を結成する。 概要を説明する「ガ

9年間灼熱カバディ1話から最終回まで追っていたオタクの心情

このnoteは灼熱カバディの武蔵野創先生作品にハマってから抱いてきた1人のオタクの気持ちを表現したnoteです。灼熱カバディを読んでる前提の記事です。このnoteのタイトルに興味を持って、読もうとするなら灼熱カバディは絶対読んだ方が良いです。 2024年7月末の最終話までマンガワンと裏サンデーで全話無料公開中です。8月以降もマンガワンなら1日8話ずつ無料で読み進めることができます。 灼熱カバディとは マイナースポーツ『カバディ』にかける男子高校生たちの戦いを描いているスポ

ダイの大冒険ってこんなに面白かったんですか?【鷹嶺ルイ同時視聴】

第2回はこちら 知ってはいたよもちろん。 逆手に構えたアバンストラッシュとか、読んでなくてもやってたし。 でも、世代は自分より少し上だったから、ジャンプ大好きなくせに通しで読んだことなかったんです。ダイの大冒険。 だから、ルイ姉の同時視聴は、ついに履修できるという絶好の機会だった。 ↓が同時視聴。 (noteでYouTube引用するとサムネすら出ないのは仕様なのかな?) 面白すぎてびっくりした。 ドラクエ好きの血が滾って止まらない。 でも、ドラクエというコンテンツに依存

マンガで知り考え、ドラマで感動する/Shrinkー精神科医ヨワイ

2024.09.12(木)おそらくnoteにUPするタイミングは後になりそうなストック記事になりそうだけど忘れないうちに少しずつ書きます。 (書いているのは9/08で大筋下書きに書いてました) 今回はマンガとテレビ化が同時で、知るきっかけになったnoteもそれぞれ別の方が書いているnoteを同時に知ったのでそれもここに書いておきます。 Shrink〜精神科医ヨワイ〜/原作・七海 仁 漫画・月子マンガ 集英社のページがまだhttpだった(; ̄ー ̄A アセアセ・・・ なの

チ。─地球の運動について─やっと読了した!そしておすすめする!

ネタバレはありませんが、中盤あたりに公式サイトのあらすじ(1巻の内容)を貼っています。後半好きなところ、苦手なところを感想として書いています。 以前この記事を書きまして 記事のさいごに1年以上前の、この話をそっと置いておきました。 そしたら、まつぼっくりさんがこの記事を読んで、さらにコメントまでくださいました。 ありがとうございます!(自分で貼ったのですが1年以上前の記事ってうれしはずかし気分ですね) チ。という漫画おもしろいよ!という記事で「私は途中までしか読んでな

カグラバチ53話「暗がり」についての考察

 このnoteは現在(2024年10月執筆当時)の最新話の内容に触れるnoteです。ご注意ください。 初読感想から 最新話はどうだっただろうか?今回の話はとてもよく練られた話だったように思う。  特に紙吹雪の使い方が絶妙だった。各シーンでまばらにちりばめられた紙吹雪は、前回昼彦から提示された「人を殺す」という点において同類ではないのか?という投げかけに対するチヒロくんの心境の複雑さ(迷いあるいは葛藤)をよく表していた。  このような、文章では語らずあえてビジュアルで語ると

〈2024年10月〉誰かに感想を伝えたい本・マンガまとめ

《本》朝井リョウ『風と共にゆとりぬ』 朝井リョウのエッセイ。何度も声を出して笑ってしまった。家で読んでてよかった。 読後、「あー面白かった」以外何も心に残らない。「何気ない日常の素晴らしさ」とか、「ほっこりした」とかもない。このエッセイはそこがいい。(※あくまでも個人の感想です) 小説家仲間・柚木麻子さんと共通の知り合いの結婚式で披露した余興、高校を卒業して初めての結婚式場でのバイト、作家業に専念するべく会社を退職したときのエピソード。 私は上の3つでめちゃめちゃ笑

センリツ達は芝居を打ってカイザルを試している説(10/17更新)【HUNTER×HUNTER 考察】

※最新号ネタバレ注意です(少年ジャンプ 2024年 46号より画像抜粋) 結論から ・センリツだけでなくカチョウやフウゲツも、まだカイザルを疑っている ・なので3人でひと芝居打ってカイザルを試そうとしている ・だからいきなり「ルズールスを始末する!」と性急な話をしている ・ルズールスは捕まえるだけ、どこまでカイザルが本気なのかカマをかけている ・カイザルはその芝居に気づいている、しかしツッコまない  恋人(センリツ)を信じているから ……という説です まずはこ

【推しの子】漫画158話感想

【推しの子】原作漫画の感想 アニメ勢にとってはネタバレになるので注意 少しスペースを空けます きましたねニノでてきましたね そして衝撃の最後のシーン やはりニノはルビーを狙っていたわけですね 動機はアイ狂信者になったため アイを超える存在になることを許さない認めないため まあ予想どおりの展開 さて問題最後に刺されたルビーは本当は誰なのか? 1.ルビー本人 まあ無いでしょう アクアとあかねはニノが襲ってくることは十分理解している 東京でのライブツアー最終日 アイが襲われた

読書記録「言葉の獣②」

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、鯨庭さんの「言葉の獣」2巻 リイド社 (2023)です! ・あらすじ 1巻目をブックオフで表紙買いした漫画。少し遅れて2巻目をアニメイトで購入し、紐解いた次第。 人が発した言葉を「獣」として見れる東雲と、詩や言葉に向き合うやっけん。獣の住む生息地にて、様々な獣(言葉)に出会う物語。 2巻に登場する言葉は、「誹謗中傷」と「記憶」。 SNSにアップされた東雲が描く「言葉の獣」に対して、「ひどい絵だ」「つまらない」

「ポーの一族」萩尾望都さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

かつて、TVで カズレーザーさん司会、 夢枕獏さんとかが、 円卓で語っていた 萩尾望都さん。 80才くらい? ご本人も、VTRで出ていた。 表現の翼を与えられた人。 愛憎版を入手して、再読した。 内容は殆どおぼえてなかった。 主人公エドガーが、吸血鬼で、 ストーリーは、時代も場所も コロコロ変わる。 エドガー、メリーベルの兄妹、 後に、アランがバンパネラ(バンパイヤー) に加わる。 永遠の命を持つ3人が 時をさまよう様子が悲しい。 あの時代に、この設定はすごい。

[エッセイ]残飯で育った犬たち:昭和の犬の飼い方、本当に間違いなのか?

たかぎなおこの『うちの犬、知りませんか?』を読んで、昭和の犬の飼い方について考えさせられた。 著者であるたかぎさんは昭和49年生まれ、私が昭和59年生まれであるため、ちょうど10歳の年齢差がある。私も小学5年生から15年間、犬を飼っていた。その間の経験を振り返ることで、当時の飼い方が本当に間違っていたのか、自分なりの考えを整理してみたい。 たかぎさんの犬、ムクのように、私が飼っていた犬も外飼いであり、主食は残飯だった。確かに、現代の基準から見れば、犬に残飯を与えることには

¥110

新たな一面に気づくこと

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今日は会社都合で半ドン。歌舞伎でも観に行こうと、昨日から浮き足立っていた。 去年も同じ理由で歌舞伎を観に行った際は、3階席がガラガラだったから、当日券でも余裕だろうと高を括っていた。 だが到着してまさかの事態。本日分(ついでに言うと、1週間先まで)満席とのこと。 まぁふとした思い付きで当日向かって、予約がいっぱいで入れなかった経験は、今に始まったことではない。 こうして、急に暇ができてしまった金曜日。しかもちょっと落ち込み気味

ハンターハンター考察402話 - すべては第9王子に還る

今週も、HxH・マンデーありがとう。冨樫(先生)。 402話では、展開のビルドアップがさらに進みました。 各々の計略が、さらに複雑さを増し絡み合っていきます。 もう計略が張り巡らされすぎてパンパンです。 [今週のポイント振り返り] フウゲツの手紙から垣間見える、第二王妃の不自然 交錯するルズールスVSフウゲツ・カチョウ陣営 ハルケンブルグの裁判:Xデーはいつ? 今週のポイントは、さらに一点に集約されます。 それすなわち「第9王子:ハルケンブルグ」。 彼に注目する形

今ハマっているマンガ『真なる男』(LINEマンガ)

まずは全然違う話ですが、noteのコツとして、想定するターゲットを決めて、その読者の期待に応えることが大事なのだそうです。 例えば、「投資に関する情報」を投稿している人が、ある日突然「今日食べたランチ」などを投稿するとフォロワーが離れていく、というようなノウハウ記事を見たことがあります。 「フォロワーを増やすぞ」「インフルエンサーを目指すぞ」「収益化するぞ」という野望を持っている人は大変ですね。 私の場合は、ある程度テーマはあっても、基本的に「雑記」なので、書く内容に特

善意や愛情、良識からであったとしても「自分」を浸食されそうになれば、悪魔にならざるえない。

 最初読んだ時は、  幼い頃から天使になりたかったんじゃないのか?   他人に承認されれば(選ばれれば)何でもよかったのか?   他人の承認なしでは「自分」がまったく成り立たないということ? と「?」が十個くらい浮かんでまったくピンとこなかった。  ただ何か引っかかるものがあるので、少し考えてみた。  自分が「天を夢見て」で一番引っかかったのは、ガブリエと妹(ラミ)が主人公・ライアンの生き方や考え方にやたら干渉してくるところだ。  二人の干渉が善意(愛情や良識)からであるこ

エルメスの道

今宵もzoom読書会に参加。画像の本を紹介しました。エルメスの依頼で描かれたエルメスの歴史を描いた本ですが面白かったです。 創業者は元々1801年生まれの馬具職人で、馬車の衰退に伴って会社は馬具や鞍の生産メインから革製のバッグなどファッションにシフトしたそうです。

なぜ「その物語は何かを隠蔽している」と考えるのか&「隠蔽するための物語」作品まとめ

◆「隠蔽するための物語」とは何なのか。  先日、コミックDAYSに掲載された「天を夢見て」を読んで、「これは『隠蔽するための物語』ではないか」と思った。 「隠蔽するための物語」とは何か。 「言わない」ことで効果を狙っているわけではなく、「言えないこと」がある。その「言えないこと」を隠すために作品が存在している。 「言えない内容そのもの」と「『言えない(語れない)』という事実」を同時に隠しているため、表面上は筋が通ったストーリーに見える。  なぜ表層では語られていないの

あかね噺 十三巻 主人公は誰?

「あかね噺」というマンガが2022年から「週刊少年ジャンプ」で連載されています。 第二巻が出た際に、帯に庵野秀明監督が推薦文を書いていると知って興味を持ち、即購入しました。 実際読んでみたら、文句なしに面白い!! 2023年には、マンガ大賞第2位に選ばれました! が、しかし・・・ 最近、段々と勢いがなくなってきたような気がしておりました・・・ ところが! 最新刊の十三巻、主人公あかねの兄弟子まいけるの真打昇進試験が、一冊丸ごと使って描かれています。 再び話が盛り上がっ

「半神」 萩尾望都 何故「わたしの神」なのか

*ネタバレ 萩尾望都「半神」全体・ラストまでの言及があります。 何故、「半神」というタイトルなのか。 何故、姉は死んでしまった妹を「わたしの神」と呼ぶのか。 何故、憎しみ続けていたはずの妹に「愛していたよ」と語りかけるのか。 一つの試みとしての解釈です。 *画像はすべて、萩尾望都「半神」です。 「半神」は、1984年に「プチフラワー」に掲載されました。 今からちょうど40年前の作品です。 しかし、40年経っても少しも色あせることのない正真正銘の傑作です。 この作品は、

残暑 鬼頭莫宏短編集【「あ。」それから僕はマンガ紹介を止めた】

鬼頭莫宏のデビュー初期短編集。 この人は、グロいエグイ展開を描かせたら、 右に出るものなしと恐れられるマンガ家の先生。 以前紹介したこちらも、 グロテスクで救いようがなくて、 でも感動できる作品という。 特殊なジャンルだ。 心臓破りな展開が多いので、 そういうの苦手な人には本気でお薦めしない。 トラウママンガの専門家。 しかし、トラウマじゃないマンガも普通に描ける。 自転車マンガとか。 要するに何でもやれる。 これは初期短編集だから、 どちらかというと、トラウマじゃ

「親を裏切り家から逃げ出さなければ、自分の人生を生きられない問題」について。

 ↑の記事の続き。  引き続き、漫画「天を夢見て」について。  初めて読んだ時は「自己実現のために全てを裏切ることをどう思うか」という話として読んだ。  だから「そもそも他人からの承認でしか『自分』を保てないなら、それはもはや自分ではないのでは」と思い、あまり興味がわかなかった。  だがどうも引っかかるものがあったので、もう一度読んでみた。  その結果、この話は「主人公が自己実現すること(悪魔に選ばれること)」にポイントがあるのではなく、「天使の陣営から出ること」にポイン

合格にとらわれた私

今日は家族でイベントに来て、整理券取って、今待ってま~す✋(゜∀゜) 家族はあちこち見に行ったんだけど、諸事情(足指骨折💦)の為、私はベンチでずっと読書してま~す✋(゜∀゜) 最近また中受のばかり4冊買ったんすよwで、読む時間あるかも分からなかったから、とりあえず読みやすそうなの1冊 持ってきてたんだけど、 もうよんじゃった~(゜∀゜)笑 あ~こんな事なら何冊か持ってきていれば良かったね。 本当入り込めて、泣けるマンガ😭 セミフィクションだそうなので、全くの創作でもないみた

マンガで可視化される普通の「おじさん」の生態【#マンガの話がしたい】

イジワルでもなく、カッコよくも、金持ちでもない。そんな普通の「おじさん」には存在価値がない。 創作の世界では、「おじさん」の透明化現象がずっと続いてきた。気持ちはわかる。普通の「おじさん」の生態を見たって誰も得をしないからだ。 ではそうやって「おじさん」が透明になった穴は誰が生めているのかというと、まずはネコも杓子も女体化みたいな現象がおこり、「おじさん」の趣味だったはずのものは、次々と女子高生がやることになった。 結果としてヒットした作品が山ほど存在しているので戦略として