40 朝井リョウ『もういちど生まれる』 子供と大人の狭間にいる若者の瑞々しさが光る作品。憧れのあの人も劣等感を抱いていたり、「何者」かになりたいと切望したり、周りの目に映っている自分の虚像と素の自分が乖離していたり。自分と向き合い悩みつつも生きていく姿を徹底的に書いている。