麦茶を飲みながら、ふと考えてしまった。理解されない苦しみに鼓動が波打つ。涙が流れて、胸が締め付けられる。思わずその場で意識を手放す…… ……飲みかけの麦茶は、とっくにぬるくなっていた。無理矢理、流し込む。咽せる。些細な苦しさまでもが僕を蝕む。 もう苦しみたくないのに。