書くひと|パン屋さんの店員|言語聴覚士|朝を愛せる日々をすごす。心が喜ぶ方向へすすむ。…

書くひと|パン屋さんの店員|言語聴覚士|朝を愛せる日々をすごす。心が喜ぶ方向へすすむ。「愛と優しさ」があれば全部大丈夫。

マガジン

  • 夜な夜な日記

    何でもない日も素晴らしい日も

  • パン屋さんにて

    2023年8月よりパン屋さんの販売員になりました。 とってもおいしい素敵なパン屋さんでの、あれこれ奮闘記。

  • 好きなものもの

    影響をうけた本、まんが、映画などの作品について。

  • 素敵な考え方の記事

    他クリエイターさんの読み返したいほど素敵な考え方の記事たちを集めています。

  • 飲むものがたり

    チャイラテ、ジンジャーエール、ゆず茶。 いろいろな飲みものにまつわる短編小説を書いていきます。

最近の記事

  • 固定された記事

少しだけ小説風自己紹介

気付いたら、思ってもいない場所にいた。 走って走って、無我夢中でただただ前へ進むことだけを考えていたら、いつの間にか元いた場所とは全く違う景色にたどり着いていた。空気はきれいで、空が高くて、息がしやすい。酸素が肺の奥まで入る感じがする。血が巡る感じがする。ちゃんと、生きている感じがする。前にいた場所では、生きているというより、死んでいなかっただけかもしれない。 ***  わたしの人生は、小説風に書くとこんな感じだ。看護師になろうと思っていた小学生時代、英語を学んでみよう

    • 音楽のはなし|夜な夜な日記

      7月1日(月) この歌詞がすき。さみしいようでさみしくない。冷たいようにみえて深く優しい。まんが「違国日記」の槙生を思い出す。 ひとつひとつ、ひとりひとりがばらばらのまま生きられる世界がいいなぁ。 自分のままにどこかにいく。すきなところにいく。 きょうは音楽をしずかに聴いた。 いつも歩きながら、食べながら、本を読みながら。ながら聴きばかりになっていて正面から聴くのは久しぶりだったと思う。 まっすぐ聴く音楽はめちゃくちゃよくて、たまたま流れてきた曲もものすごくよくて、何

      • やさしい気持ちで働けるのは|夜な夜な日記

        ほんじつのお仕事が忙しすぎて後半1時間キャパオーバーでぱやぱやしながら働いた。パン屋さんのお仕事、すきで楽しくて、忙しいのもこれまたすきなんだけど、「おもってたよりやばい」が積み重なるとオーバーヒートして頭がぽんこつ化する(まぁ普段もそれなりにそれなりですが)。 簡単なワードが、音としては認識できつつ意味理解までは達しない瞬間が多すぎてうけた。フォローしてもらいながらなんとか生きてる。人生って感じ。 普段仕事をしていると「こうしてくれたらいいのに」とか「なんでこんな仕事の仕

        • 誠実にまっすぐ見る|夜な夜な日記

          6月24日(月) そわそわ落ち着かないこころと、だる重い身体が対照的な朝。 地に足ついてない感じで現実に置いていかれてる感があったのだけど、しいたけ占いのしいたけ.さんが「今週は画面ばっかりみててなんもしてないわ、くらいの過ごし方で花丸なんです」みたいなことを言っててすぐにこころが上向いた。単純なハート。 うれしい連絡をもらった午後。 おいしいパフェを食べた夜。 ふりかえれば花丸まんかいのいちにち。 6月25日(火) たしかな足元があれば変にへりくだることもなく、

        • 固定された記事

        少しだけ小説風自己紹介

        マガジン

        • 夜な夜な日記
          127本
        • パン屋さんにて
          32本
        • 好きなものもの
          9本
        • 素敵な考え方の記事
          1本
        • 飲むものがたり
          3本
        • すてきな暮らしの記事
          3本

        記事

          透明でうつくしい|夜な夜な日記

          6月17日(月) 映画「違国日記」をみてきた。 大好きな槙生と朝が、映画にもちゃんとそのまま存在していて不思議だった。 お葬式のシーン、朝の目がだんだん涙で滲んでくる場面が忘れられない。悲しくて切なくて、圧倒的に美しかった。 槙生のことばは素直で誠実でひとを救う。どこまでもまっすぐでやさしい人だと思う。 漫画をまた読もう。だいすきな作品。 6月19日(水) 夜働いているお店に、(まだわたしがこの店のお客さんだった頃に)お店ではじめて出会った友人が来てくれた。たまた

          透明でうつくしい|夜な夜な日記

          思いつくまま散文

          6月14日(金) 「叶えたい夢ばかり数えて 叶えた夢は泣きながらきっとどこかへ」という歌詞が耳に入ってきて消えない。叶えた夢はたくさんあったはずなのにいつのまにか意識からとおく離れてて不思議。数える。 パン屋さんで働けていること、自分でおいしいごはんを作れるようになったこと、同じ歩幅ですすんでくれるひとに出会えたこと。 最近予定が決まっていない空白の時間があると妙な焦りを感じるときがある。「自由に過ごしていい時間をいいものにしなければならない」という、無意識の圧を自分にか

          思いつくまま散文

          浮いてた5月|夜な夜な日記

          5月のあたたかい日 すきな人たちと過ごす。 あったかい気持ちとうれしい気持ち、あと少しのせつなさがあって、帰り道ふーっと息がでる。 食べたごはんがおいしくて感動だった。 ありがたいことがたくさんあった。 覚えておく。お店の名前と今日のこと。 最近まっすぐに誠実に生きれている自信がない。 いやなやつになっているときが多い気がする。 視野が狭くなるいらいらも、息が詰まるような気まずさも、どうでもいいやと投げ出したくなる気持ちも、経験する頻度が増えているような。 もっとおお

          浮いてた5月|夜な夜な日記

          がんばりたい気持ち、体調不良|夜な夜な日記

          今日のこと5月13日(月) 今日は久しぶりに何の予定もないおやすみ。最近仕事や親との予定やなんやかんやで、ゆっくり自分だけの時間をとることができてなかった。 朝ごはん何を食べようかなと時間をかけて悩んだり、散らかっている部屋をマイペースに片付けたり。自分自身に時間をかけることは心にいいなとつくづく思う。なんだか毒気が抜けていく感じ。変な緊張が体から抜けて、体重が減ったみたいにすっきりして、いわゆるこれはデトックス。いらないもの全部手放したらそこに必要なものが自然と入っ

          がんばりたい気持ち、体調不良|夜な夜な日記

          理想の接客について、1

          最近、接客について学んだり考えさせられたりすることが多いので、あらためて自分にとっての「理想の接客」について考えてみる。 わたしの理想は数年前から大きくかわらず、お客さん一人一人に「とくべつなあなた」として接すること。たくさんのお客さんのなかのひとり、でなく、目の前のあなたのための接客。 均一的な声かけじゃなく、目の前にいるひとをみて心から出て来る言葉をかける。 求められているであろうトーンでの商品説明をする。 お金の渡し方のスピードをかえる。 とにかく、画一的な、均一

          理想の接客について、1

          昨日のこと、趣味のこと、近況まとめ|夜な夜な日記

          4月21日(日) 今日はいちにち何の予定もないおやすみ。 昨日は友達の結婚式参列のため広島へ行ってきた。美しすぎる新郎新婦に、愛とこだわりと友達らしさがつまったお式に、泣いたり笑ったり感動したり感情が忙しくてたいへんだった。かわいすぎる。いい子すぎる。ほんとうに素敵な結婚式だった。 しあわせの余韻と心地よい疲労がのこる今日は一日中ぼんやりしていた気がする。Canva(というデザインアプリ)であそんだり、ちょっと昼寝してみたり、引き出物でいただいたおやつをたべたり。家

          昨日のこと、趣味のこと、近況まとめ|夜な夜な日記

          好きなパンを食べて描く|夜な夜な日記

          今日のこと4月10日(火) 今日はパン屋さん勤務日! 先日からパン屋さんのレジ機が新しくなった。あたらしいレジにあたふたしながらも、その賢さに感動している。ゼロにはできない人間の操作ミスがこの機械なら限りなくゼロになる。ベテランスタッフさんはレジをなでながら崇めていた。 レジ周りの他の機械も新しくなるみたいで、環境がどんどんよくなってきていてうれしい。どんどん良くしていくぞ!という気概がオーナーやスタッフさんたちから伝わってくるので、自然とこちらも気合が入って頑張れる。

          好きなパンを食べて描く|夜な夜な日記

          どんな気持ちも全部大丈夫

          昨日ふと思ったこと。twitterにメモした気付き。 夫と散歩しながら話した中で、昨日はなぜか戦争の話になった。第二次世界大戦の沖縄について。わたしのルーツは沖縄にある。その沖縄は第二次世界大戦で日本唯一の地上戦を経験したところ。 わたしの母はまだ幼かったけど、祖父母はど真ん中で戦争を経験することになってしまった世代。想像もしたくないほどの悲惨な時代を祖父母がどうにか生き抜いてくれたから母がいて、わたしがいて、今ここでまだいろいろなことを体験できている。そう気づくと、そも

          どんな気持ちも全部大丈夫

          モクレンは怖いけど桜は好き|夜な夜な日記

          今日のこと4月6日(土) 昨日の朝まで元気がなかったのが、パン屋さんで働いているうちにだんだん元気になってきて、退勤する頃には全快していた。 それは一緒に働いたスーパー元気な主婦さんのおかげ。いい意味で空気を読まない突き抜けるような快活さがあって、そばで働いているだけで元気になった。太陽みたいに明るいひとはすごい(もちろん、しずかに気にかけてくれる人も大好き)。 昨日のうちに回復したおかげで、今日は目覚め良好、朝からはっぴー。今日は夫とお花見に出かける予定だったので朝から

          モクレンは怖いけど桜は好き|夜な夜な日記

          立ち止まって休憩

          こっちかなと思う方向に進んでみたらやっぱり違う、まだ今じゃないと進路変更。ぐるぐるぐるぐる周りをまわって、やっぱりここに行きたかったんだわたし、とさいしょのゴールを目指しなおす。 いくつもの希望が重なって、「今このとき」じゃないといきたい場所にいけない。違うときじゃ足が進まない。 めんどくさくてうんざりするけど、こうしかできない。こうしか在れない。身体が動く方向がきっと正しく、「今このとき」が近づいてくるとたぶん自然と息がしやすくなると思う。今はただ、その時がふわりとくるの

          立ち止まって休憩

          100種類以上のパンを売る。接客業のすてきなところ|夜な夜な日記

          今日のこと4月2日(火) 肩が凝りすぎて背中に鉄板いれてるみたい。動きづらくてなんだかちょっと息もしづらい。運動したら解消できるかなと思ってはいるんだけど、きょうはものすごく眠くてジムにたどり着けず。おうちでお昼寝しました。 *** 朝はパン屋さん勤務。 早朝の自転車通勤がとてつもなく気持ちいい季節になってきた。 寒すぎることなく爽やかで、日が伸びてるから明るくて、まさに朝らしい朝!という爽快ないちにちの始まり。大きく息を吸いたくなる。早朝だから道行く人も少なくて、走

          100種類以上のパンを売る。接客業のすてきなところ|夜な夜な日記

          大好きなもの、春とパン|夜な夜な日記

          今日のこと3月31日(日) 春ーーーー! 日付を4月と書き間違えるほど、春のことを受け入れている。 寒いのが死ぬほど苦手で、いつも肩をぎゅっと歩いていた冬。自分が気温に適合してなさすぎて、地球に拒絶されてるみたいで(繊細過ぎ)、さみしい気持ちになっていた冬。 一気に気温があがって春が来て、急に受け入れられたみたいで息がしやすい。息がしやすいから春が好き。なにもかもが芽吹く感じも、どこにいても「始まり」がある感じも、今のわたしは全部好き。あったかくって嬉しいなぁ。まいにちま

          大好きなもの、春とパン|夜な夜な日記