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透明でうつくしい|夜な夜な日記

6月17日(月)

映画「違国日記」をみてきた。
大好きな槙生と朝が、映画にもちゃんとそのまま存在していて不思議だった。

お葬式のシーン、朝の目がだんだん涙で滲んでくる場面が忘れられない。悲しくて切なくて、圧倒的に美しかった。

槙生のことばは素直で誠実でひとを救う。どこまでもまっすぐでやさしい人だと思う。

漫画をまた読もう。だいすきな作品。

抱きしめて
ひとつになれなくても
隣にいて
溶け合わないとしても
教えてくれた
優しい声が
あなたの色をいきて、と

夜明けのあなたへ / 十明

6月19日(水)

夜働いているお店に、(まだわたしがこの店のお客さんだった頃に)お店ではじめて出会った友人が来てくれた。たまたま出勤日被り。うれしかった。

朝は別の友人がもう一つの職場であるパン屋さんに来てくれたし、うれしいが1日にふたつ。恵まれている。職場に友人が来てくれて「うれしい」と思えること自体、ものすごくありがたいこと。あたたかい環境に感謝。


大人が楽しそうにはなしている姿って安心する。お酒をのみながらだんだんと盛りあがっていく様子がすきだった。

大人の楽しそうな姿は「安心する」だけど、こどもの楽しそうな姿はなんだろう。こどもが笑っていると胸がグッとなる。愛おしいという感じ?世界に希望が湧く感じかな。


6月20日(木)

揚げもの屋さんのおじいさんが耳元にトンボの人形をつけてはたらいていた。お茶目ごころかと思いきや「蚊避けにね」と笑っていた。トンボで蚊、避けれるんや。かわいくてすき。


行きたい街が電車一本でたどり着けない所だったから、のりかえ。のりかえの駅は海がみえる開けたところだった。携帯見てるの勿体ないな、とおもって海を見ながら音楽を真剣に聴いていたら、吹いている柔らかい風と耳元の流れ星みたいなギターの音で、なんだか突然泣きそうになった。
しあわせは感性が高まった時に感じられるのか。

今この瞬間に集中すること。目の前にきてくれたものを大切にすること。しあわせに気付ける。

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