見出し画像

「自分を好きだと、長生きする」

息子がまだ2才になるかならないかのときに

いった言葉。

なんて含蓄のあるコトバなんだろう

と思って、ずっと覚えてる。


お守りみたいに。



その頃私は

最初の夫を事故で亡くして

「自分なんて、

幸せになる価値がない人間なんじゃないか」って

とことん落ち込んでたし

自分を責めてた。



幸せになる価値がないから

平凡な暮らしさえ

取り上げられちゃったんじゃないか

とか

何年も何十年も

一緒に生きていられる

よそのご夫婦が羨ましすぎて

痛々しい日々を送っていた。



もともと自己肯定感なるものも

低くて

「どうせ私なんて」

とか

「やっぱり私だからムリだよね」

みたいな諦めが

体の芯

というか

人生の芯に

こびりついて取れなくて

最後の最後の責任を

自分で取りきれないのが

歯痒くて苦しくて

辛かった。



そんなんだったから

息子には

自分と同じような人生を歩んで欲しくなくて

どうしたらいいのか

学びに学んで

「子どもは自分を好きで当たり前」

という

私にとっては衝撃的な真実に

ぶち当たった。



ええええええええーーーーー

コドモは、ジブンをスキで、アタリマエ

なの?



そんなこと、

思ったこともなかった。


子どもの頃も、

もちろん今も。


「自分を好きで当たり前」


そうだったのか

それが

生き物として

自然なんだ



という衝撃を経験したのちの

「息子ちゃんは、自分のこと好き?」という

私から息子への質問。



好きでいてほしい

という思いと、

こんな小さい頃から

こんなに親に神経使ってもらえて

人生の土台を整えられていいな、

という軽い嫉妬も混ざりつつ。



息子は当然のように

「うん、すき」

と答える。



そうだよね

よかった・・・

と思いつつ

前述した軽い嫉妬が

頭をもたげて意地悪心がチクチクと。



「なんで好きなの?」と

なんだそりゃ

ムズイだろ

という質問。


の、答えがコレ


「自分を好きだと、長生きする


うう

お見それしました。

意地悪でへそまがりなママは、

2才の君に

感服いたしました。

へへえ。












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?