電車から見る家並み。どんな人がどんな暮らしをしているのかと考える。裕福な家庭、貧しい家庭、平凡な家庭。今日もどこかで泣いたり笑ったり怒ったりしている。どこかで傷ついた子供が泣いていてもその声は雑音に消されて聞こえない。降りて来る闇にのまれながら夕暮れが悲しそうに街をつつんで行く。
4歳の甥っ子と公園へ。15年ぶりのブランコに滑り台を怖がる私を見て大喜び。最後は鬼ごっこをした。子供って、遊んでいる時に聞き取れないくらい大きくて楽しそうな声を出す。私がそんな声を出したら3日は寝込みそうだ。この子はきっと明日もこの声を出して遊ぶに違いない。思い出しては癒される。