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ベーシックインカム・ユートピアへの道

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うそついて生き続けるのってしんどくないですか???
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#社会分析

安定的な未来予測を支えているもの

安定的な未来予測を支えているもの

それはお金。

金さえあれば衣食住に必要なものは手に入るだろう。

そう思えるだけで狩猟採集や物々交換に頼らざるを得ない生活での未来予測なんてお話になんないぐらいの安心感がある。

しかし、なんで?どのようにしてそれが可能となっているんだろう?

科学技術の成果は疑いようもない。

衣食住に必要な物を潤沢に製造し、日々刷新される卓越したサービスで製造した物を流通させることができるようになった。

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今を生きることの難しさ

時間ってもう大人にとっては当たり前の概念。

当たり前すぎて「概念」なんかじゃなくてほぼモノみたいなもん。今何時何分か確認したり、あと何日でお正月か?確認したり。

別に厳密にタイマーで計らなくたってそれなりの時間感覚ができている。(忙しいモードに切り替えたり、、とかも含め)

時間は当たり前すぎてそれが一体何なのか?なんてあまり注意を引かれない。

引かれるとしてもせいぜい「ほんと。時間の進む(

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漠然としているけど必要な場合

考えさせられた。「変わる」ってどういうこと???

子どもにあれこれと身につけてもらいたいと思うこと。習慣とか。

子どもが将来に向かって生き抜きやすくなることとか。

挨拶に読書と言われれば具体的ではあるし、身につけた方がよい習慣であるとは思う。

でも、例えば、とある仕事に就いて与えられた業務を遂行する、とかいうのと比べるとそれほど具体的でもないような気がする。

強制力が働きにくいというか。

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マーケットの喧騒

バザール

ムッとするような空気

人々を惹きつけるヴァイタリティ

商取引は結構面倒くさいはずなのに何故人々は集い日々取引に従事しようとするのだろう?

糊口の糧だから?

需要と供給?

交換

社会起業のこれからの重要性を考えるに、交換の底に潜むエネルギーの動態や人々の価値に対する感覚などを解き明かすことはキーであるように思われる。

何故人々は交換するのか?

交換可能にしておくのは一つの

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価値の分類

交換可能な価値

交換が直接の目的ではないが、交換の目安とするために、”可視化”と称して数値で表示される価値

自身を律するための価値

価値が交換可能になるまでには、幾度もの解釈を経る。例えば、給料が月20万円なら、衣食住に15万円で、2万円が遊興娯楽、3万円が貯金。

何故そのように計算するか?は、住む場所、着るもの、食べるものに対するその人の好みが反映されるし、貯金に至っては、将来像も反映さ

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評判と知的創造活動

今、ネット界隈で評判が気になる人ってどういう人たちだろうか?

ま、たいがい金稼ぎたいんだろうね。

で、一体何をやって評判を上げてお金を稼ぐのか?

画像、動画、音楽、文章などなどメディアは様々だけど、いわゆる創作活動。

創作活動をやった結果、それが評判という数値になり、そして、金銭化される。

評判獲得のために創作活動をする。ここに大きな矛盾が潜んでいるということは多分多くの人々が気づいてい

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やさしいひとびと

もしも「やさしくする」という動詞が成り立って、皆が「それは価値が高い」ということで、競って取り組んだとしたら、世の中ってよくなるだろうか?

やさしい、ということが、あくまでも目に見える行為によってしか評価されないのだとしたら、「やさしい」というのは、多分お金で買えるようなもんなんだろう。

そもそもさ。私たちが日常生活送る中で、別に意識して言葉に変換しなかったとしても、何かを感じられる、というこ

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実証例(の計画)

貧しい人々にベーシンックインカムを生涯保証するとどうなるか?我々は今まさにそれを検証する(’What If We Just Gave Poor People a Basic Income for Life? That’s What We’re About to Test’. By Michael Faye and Paul Niehausの和訳)

過去10年、我々にとってぱっと見奇異に映るであろ

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なぜ「労働」と「報酬」を分断する必要があるか?

内閣府では現在「共助社会づくり懇談会」なるものを主催している。東日本大震災そして福島第一原発の事故、これに伴う多数の人々の日常生活圏崩壊の事例で明るみになったとおり、中央政府・地方自治体と地域コミュニティとの連携拡充は非常に重要な課題である。震災や原発事故などによる甚大な被害の発生がなくとも、少子高齢化が進む低成長社会、世界的な成長幻想崩壊を考えると、これまでのような中央政府主導の計画的経済運営と

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ベーシックインカム

人はなんで働かないといけないのだろうか?

現代は非常に分業化が進んでいて、生きていくための食糧は、自分で作らないで買っている人の方が多いはず。

生きていくためのエネルギー源を得るには、直接食糧を作らなくてもいいけど、それは食糧が買える限りにおいて。

「食糧を買える」ようにしておくには、普通仕事をしてお金をもらう。

私が最近思い描いている世界は、「ユートピア」。

これだけ分業が進んでいるん

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