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志を抱く【加筆修正】

※ このコラムは、過去のあまり読まれていなかった記事を取り上げて、その内容を加筆修正したものとなります。


「志」とは「心指す」が元々の言葉。

漢字の成り立ちの「心」の部分の上にある「士」とは、サムライのことではなく、歩く足の象形「ゆく」の略字で、「心」と合わせて「心の目指す行き先」という意味の漢字となっています。

つまり、「心が目指す方向に進み行く」という意味ですね。

仕事をする上で「なんのために」という目的意識を持つことは、とても大切なことです。

私たちが、この職業を選んだ理由は何なのか。
サービスを提供する理由は何なのか。

常に「なんのために」を中心に考えたり行動したりできるチームは、目的に向かった円滑な組織運営が可能となります。

目的に沿った「将来イメージの共有」がどこまでできているか。

目の前のお客様を元気にすること。

その結果として、お客様の生き甲斐や私たち自身の仕事のやり甲斐を創造すること。

生き甲斐ややり甲斐を感じるというのは、幸せを感じるとも言い換えられます。

では、どのような時に人は幸せを感じるのか。

  • 人に認められた時

  • 人に感謝された時

  • 人の役に立った時

  • 人に必要とされた時

  • 人に愛される時

これらの要素を感じ取っていただくためには、お客様には活動していただいて、社会参加をしていただくところまでサポートしていくことが一番です。

社会参加となる「場」を創り出すこと。

「場」を創ると、そこに「役割」や「交流」が生まれますし、それこそがお客様の生き甲斐へとつながる活動の場であり、「居場所」となります。

こういった場を創り出すことこそが、本来の私たちの仕事であり、その創造の過程において上記の幸せを感じることが私たちの仕事のやり甲斐と言えるのではないでしょうか。

個人間の人間関係や、お客様サービスと関係のない事柄でごたごたしているような職場は、大抵「なんのために」という目的を皆で共有する機会が持てていないか、そもそも目的自体を疎かにしている傾向があるからだと思います。

まず目的があって、その中においての関係性の在り方という順番になります。

ですから、当然のようにスタッフ間の人間関係よりも、「なんのために」といった志を優先して判断して行動していく。

職場とは会社組織とは、仲良しこよしの集まりではなくて、目的集団なのです。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

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