草葉はるね

こんにちは。日常でみたもの、感じたことをゆるく綴ります。

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記事一覧

知らないことはできない

先日たまたま、目の不自由な方を駅まで一緒に歩いてお連れする機会がありました。これまで身近なところには同様の方がいなかったので、視覚障害がある方の日常をまるで知ら…

草葉はるね
3か月前
3

いろんなことを思うため

いつもより人が少ない大衆酒場での昼下がり。カウンター席でちびちびやっていると、隣に座っているおじさんふたりの会話が聞こえてきました。おそらく一人は何度もこの店に…

草葉はるね
3か月前
3

電子レンジ

ピピッ、ピピッ、ピピッ。 (30秒後) ピピッ、ピピッ、ピピッ!! (さらに30秒後) ピピッ、ピピッ、ピピッ!!! 続く……。 電子レンジはいつもこうやって終わりを…

草葉はるね
3か月前
2

酒場で本気を出すの巻

大衆酒場好きのわたしは、お洒落なお店でお酒を飲むことがほとんどない。そんな中、先月いつもとはひと味違うかんじの酒場に入った。シュッとしたカップルが入ってきても違…

草葉はるね
3か月前
4

ヨーロッパのおばあちゃん

将来こうなりたいという人物像は、ヨーロッパのおばあちゃんです。 というと、ざっくりしすぎていて、なんのこっちゃ分からないと思うのですが、ほんとうに素敵だなあ〜と…

草葉はるね
3か月前
3

モヒカン番鳥

久しぶりに動物園に行きました。 訪れる回によって目立つ動きをする動物が違うから、動物園ってのは同じところに何度行ってもおもしろいなあ、と思ってはいました。 それ…

草葉はるね
3か月前
1

特大韓国のり

去年の冬に韓国人の方から頂いた韓国のりがありまして……。韓国のりは好きなのですが、びっくりするほど大きなのりがたくさん入っているようなので、開封したあとはどうや…

草葉はるね
4か月前
3

酒場のおにぎり

大衆酒場のカウンター席につくと、まずはビールを飲む。そして、どて焼きやおでんのような、味がよくしみた料理が外せない。 鶏のから揚げや串カツなんかも、黄金色の炭酸…

草葉はるね
4か月前
7

お土産ってなんのため

「明日からの連休は旅行してきます!」「週末は帰省してきます!」などと、職場で事前に宣言する機会は多くはない。 出かけたことなんて、黙っていればバレない。 それで…

草葉はるね
4か月前
3

知らないことシャワー

去年の夏から、1日のうち4時間はフリーランスの仕事をして、あとの4時間はアルバイトをするという働き方にしています。これには理由がいくつかあって、フリーランスの仕事…

草葉はるね
4か月前
10

グリーンカレーの思い出

無印良品で売られているレトルトのグリーンカレーをおそらく7.8年ぶりに食べました。 手軽に食べられるのに、本格的でおいしいんですよね。 こんなに具だくさんだったっけ…

草葉はるね
5か月前
11

卓上の調味料

酒場のカウンター席についたとき、自分の目の前に調味料セットがないときがある。そういうとき、食いしん坊のみなさんはどのように対応しているのだろう。 調味料が隣の席…

草葉はるね
6か月前
4

笑うへびの顔

※ 爬虫類が苦手な方は、読まないことをおすすめします。 なんのこっちゃなタイトルだが、私は小学校中学年の頃にへびの笑顔を見たことがある。 毎日、午後に掃除の時間…

草葉はるね
6か月前
1

とびきり小さいごみ袋

ごみ収集日の朝、家の前やマンションのごみ捨て場にごみが出される。特に燃えるごみの日は、30ℓや45ℓの袋が多い。スーパーのビニール袋の場合は、大抵ぱんぱんに詰め込ま…

草葉はるね
7か月前
2

夕方の飲み屋街

大衆酒場が好きでよく飲みにいく。食べることと飲むことが好きなのはもちろん、昔ながらの酒場の空気が好きなのだ。 そんなこともあって、飲み屋街へ立ち寄ることが多い。…

草葉はるね
7か月前
3

白湯男子

最近「白湯男子が急増している」というニュースをみた。コンビニで販売されているペットボトルの白湯(113円)がよく売れていて、20代・30代男性の間でもかなり飲まれてい…

草葉はるね
7か月前
2
知らないことはできない

知らないことはできない

先日たまたま、目の不自由な方を駅まで一緒に歩いてお連れする機会がありました。これまで身近なところには同様の方がいなかったので、視覚障害がある方の日常をまるで知らなかったのでした。きっとわたしのような人がこの世の中には多くて、知らないことは思いつきもしないから、なにもしない・できない・変えられないのだろうなと。知ることって大切だなあと改めて思いました。

わたしの腕を持ってもらって駅まで一緒に歩く。

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いろんなことを思うため

いろんなことを思うため

いつもより人が少ない大衆酒場での昼下がり。カウンター席でちびちびやっていると、隣に座っているおじさんふたりの会話が聞こえてきました。おそらく一人は何度もこの店に来たことがあり、もう一人は連れて来られたのだと思います。

「こういうところに来ると、いろんなことを思うでしょう〜。それがいいんですよ」

何度も来たことがあるほうのおじさんの言葉に、私はとても共感しまして……。

厨房をぐるんと囲む大きな

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電子レンジ

電子レンジ

ピピッ、ピピッ、ピピッ。

(30秒後)
ピピッ、ピピッ、ピピッ!!

(さらに30秒後)
ピピッ、ピピッ、ピピッ!!!

続く……。

電子レンジはいつもこうやって終わりをアピールをしてくるから、迅速な対応をしなくてはならなくなる。

電子レンジだけが、かまって欲しがるよなあ。末っ子だよなあ。

と思っている。

一人で暮らしていると、音を出すことがあるのは自分以外に家電だけということになるわけ

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酒場で本気を出すの巻

酒場で本気を出すの巻

大衆酒場好きのわたしは、お洒落なお店でお酒を飲むことがほとんどない。そんな中、先月いつもとはひと味違うかんじの酒場に入った。シュッとしたカップルが入ってきても違和感がない、落ち着いた雰囲気の立ち飲み屋である。とはいえ、おニューなお店ではなく、長く続く店ということもあってか、ほっこりした空気も持ち合わせている。

メニューにざざっと目を通したあとに、脳内のなんらかのセンサーが反応して、本気を出したく

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ヨーロッパのおばあちゃん

ヨーロッパのおばあちゃん

将来こうなりたいという人物像は、ヨーロッパのおばあちゃんです。
というと、ざっくりしすぎていて、なんのこっちゃ分からないと思うのですが、ほんとうに素敵だなあ〜と切に思う人にヨーロッパから来日したおばあちゃんが多かったからです。

私は書く仕事の傍らで、世界中の人と関わる仕事もしています。そこでは普通に日本で暮らしていたら知らなかったであろうことを知ったり、体験できなかったであろうことを多く経験した

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モヒカン番鳥

モヒカン番鳥

久しぶりに動物園に行きました。

訪れる回によって目立つ動きをする動物が違うから、動物園ってのは同じところに何度行ってもおもしろいなあ、と思ってはいました。

それでもこれまでマークしたことがなかったのが鳥類です。フラミンゴ以外の鳥は派手ではないので、あまり印象に残っていませんでした。

ところが今回初めて釘付けになった鳥がいまして。「モヒカン番鳥」と名付けました。本当の名前は「ホオジロカンムリヅ

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特大韓国のり

特大韓国のり

去年の冬に韓国人の方から頂いた韓国のりがありまして……。韓国のりは好きなのですが、びっくりするほど大きなのりがたくさん入っているようなので、開封したあとはどうやって保管しようかと悩んでいました。そうこうしているうちに賞味期限があと1ヶ月くらいに。まずいぞ!ということで、やっとこさ開けました。

これです。ちょうどA4サイズの大きさ。

どう使うかは分からないけど、四つ折りにしてジップロックに入れて

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酒場のおにぎり

酒場のおにぎり

大衆酒場のカウンター席につくと、まずはビールを飲む。そして、どて焼きやおでんのような、味がよくしみた料理が外せない。

鶏のから揚げや串カツなんかも、黄金色の炭酸ドリンクによく合う。こってりジューシーな食べ物としゅわしゅわドリンクは、いつだって私の気分を晴らしてくれるスペシャルコンビだ。

酒場に行く目的がお酒メインではなく、食事でもあるわたしの場合、濃いめの食事を楽しむことがどうしても多くなる。

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お土産ってなんのため

お土産ってなんのため

「明日からの連休は旅行してきます!」「週末は帰省してきます!」などと、職場で事前に宣言する機会は多くはない。
出かけたことなんて、黙っていればバレない。

それでも人は職場の人にお土産を買い、「おやつにどうぞ〜」なんて言いながらお菓子を配ったりする。なんて優しい世界なんだろう。

お土産って、多くの場合は、楽しい旅の余韻をシェアしてくれる行為だよなあ〜と考えていた。

同時に、もらう側はくれる相手

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知らないことシャワー

知らないことシャワー

去年の夏から、1日のうち4時間はフリーランスの仕事をして、あとの4時間はアルバイトをするという働き方にしています。これには理由がいくつかあって、フリーランスの仕事に恵まれないタイミングでも固定収入が最低限にあると助かるというのが1つ目です。

2つ目に、複業とはいえ、できる限り10時〜16時くらいまではフリーランスの仕事用に時間を確保しておきたいというのがありました。平日の昼間に会社員をしていると

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グリーンカレーの思い出

グリーンカレーの思い出

無印良品で売られているレトルトのグリーンカレーをおそらく7.8年ぶりに食べました。
手軽に食べられるのに、本格的でおいしいんですよね。

こんなに具だくさんだったっけ?こんなに辛かったのか〜。
と、満足して平らげました。

私にはグリーンカレーにかなりハマっていた時期があります。それは24歳のときで、社会人2年目だったはず。会社員で営業をしていて疲れていたので、休日は家でのんびり過ごすことも多かっ

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卓上の調味料

卓上の調味料

酒場のカウンター席についたとき、自分の目の前に調味料セットがないときがある。そういうとき、食いしん坊のみなさんはどのように対応しているのだろう。

調味料が隣の席の前にあって、お隣さんがいないときなんかは、さっと使用しやすい。
お隣さんが優しそうで、酒癖が悪くなさそうだと判断できれば、「失礼します〜」とか言って手をのばすこともある。

だが、明らかに酔っていたり、なんとなく怖そうだったりすると、手

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笑うへびの顔

笑うへびの顔

※ 爬虫類が苦手な方は、読まないことをおすすめします。

なんのこっちゃなタイトルだが、私は小学校中学年の頃にへびの笑顔を見たことがある。

毎日、午後に掃除の時間があったのだけれど、その日は校舎とグラウンドの間に位置する庭の草むしりをする担当だった。

そこには丸っこくて高さ1mくらいの木がいくつも並んでいる。木の周りに生い茂っている雑草をむしろうと、木の下にもぐるようにしてしゃがんだ。目の前に

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とびきり小さいごみ袋

とびきり小さいごみ袋

ごみ収集日の朝、家の前やマンションのごみ捨て場にごみが出される。特に燃えるごみの日は、30ℓや45ℓの袋が多い。スーパーのビニール袋の場合は、大抵ぱんぱんに詰め込まれている。

そんな中、近所に何ごみの日でも必ずとびきり小さい袋で出す家がある。500㎖のペットボトルがせいぜい3本までしか入らなそうなサイズだ。それもぱんぱんではなく、割と余裕がある状態で1袋。それがいつ見ても可愛らしい。ちょこんと置

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夕方の飲み屋街

夕方の飲み屋街

大衆酒場が好きでよく飲みにいく。食べることと飲むことが好きなのはもちろん、昔ながらの酒場の空気が好きなのだ。

そんなこともあって、飲み屋街へ立ち寄ることが多い。飲む予定でなくても、最近はどんな店が流行っているのかな〜?とぶらぶら歩くだけの日もある。そこに活気があると、散歩するだけで楽しめる。

特に、夕方の飲み屋街を歩くのが好きだ。これから楽しい晩酌がはじまるぞ〜という空気が漂っている。

お店

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白湯男子

白湯男子

最近「白湯男子が急増している」というニュースをみた。コンビニで販売されているペットボトルの白湯(113円)がよく売れていて、20代・30代男性の間でもかなり飲まれているらしい。

初めて「白湯男子」という言葉を見聞きして、かつての「草食系男子」や「スイーツ男子」のような、どこかほんわかした優しい人物をイメージしたのだった。

🍙

数日後、お笑い芸人「霜降り明星」のYouTubeチャンネルを観て

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