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モヒカン番鳥

久しぶりに動物園に行きました。

訪れる回によって目立つ動きをする動物が違うから、動物園ってのは同じところに何度行ってもおもしろいなあ、と思ってはいました。

それでもこれまでマークしたことがなかったのが鳥類です。フラミンゴ以外の鳥は派手ではないので、あまり印象に残っていませんでした。

ところが今回初めて釘付けになった鳥がいまして。「モヒカン番鳥」と名付けました。本当の名前は「ホオジロカンムリヅル」といいます。つまり鶴さんですね。

鶏冠が金髪のように見えます。それでも静かにしていたら、うつむきがちなこともあって、そんなに目立つ感じではありませんでした。

お洒落な鳥だなあ〜というぐらいの気持ちで眺めていたら、突然よそのケージから別の鳥が騒ぎはじめました。

するとそれにつられて、この鶴たちも騒ぎはじめたのです。さっきまでうつむいていたのに急に頭を上げて、首を伸ばして。

あれ。モヒカンだ!

と思いました。

鳴き声がまた個性的で。

オヘー、オヘー!

と言っているかと思ったら、今度は喉元をぱふぱふ動かしながら、

プホー、プホーーー!!

と言い出して、鳴き止みません。

プフォー、プフォー!
ぱふぱふ〜!

激しいし、なんというか、強そうなんです。

きみたち、そんなキャラだったのかい?と思いました。やっぱり動物園は時間帯や季節を変えて、何度も来ないとだなあ〜と思いました。

この度はモヒカン番長に出会えて良かったです。また会いに来ます。

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