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夕方の飲み屋街
大衆酒場が好きでよく飲みにいく。食べることと飲むことが好きなのはもちろん、昔ながらの酒場の空気が好きなのだ。
そんなこともあって、飲み屋街へ立ち寄ることが多い。飲む予定でなくても、最近はどんな店が流行っているのかな〜?とぶらぶら歩くだけの日もある。そこに活気があると、散歩するだけで楽しめる。
特に、夕方の飲み屋街を歩くのが好きだ。これから楽しい晩酌がはじまるぞ〜という空気が漂っている。
お店の様子をチラチラ見ながら、「この店にする?どうする?」なんて会話をするカップルがいたかと思えば、
突然立ち止まって、店の壁に貼られたメニュー表を真剣に読みはじめるおじさんがいたり、
「やっぱりさっきの店にしよう!」と思ったらしき若い男性が、突然逆走してきたりする。
道で突然立ち止まるとか、突然逆走するとかいう動きが、飲み屋街では日常茶飯事だ。これを駅の構内などでやられたら、なかなか迷惑な行為だが、飲み屋街では何も問題がない。
誰もがおいしいお酒とおいしい料理にたどりついてほしい。良い酒飲めよっ!
と、よくわからない目線で見守ってしまう。
一方、深夜の飲み屋街では、泥酔した人がいたり、騒がしい人がいたりする。酒に飲まれてしまった人たちだ。これは正直お呼びでない。
というわけで、私は夕方の飲み屋街が好きなのだ。
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