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今日、初めてドラムセミナーというものに参加した。動画で見聞きするのと実際に生で見聞きするのとでは情報量というか受ける印象が違って、行った甲斐があったと思えた。
セミナー後の懇親会では講師の方ともざっくばらんにお話でき、長年モヤってたこともはれてよかった。
打ち解けたら意外と普通みたいな 太田ステファニー観人『みどりいせき』
この本を知ったきっかけは、 Xのタイムラインで流れてきた三島由紀夫賞受賞時の著者のインタビューの動画だった。
ガザに対するメッセージは個人的に好感が持てたし、選考委員の「わからない言葉は検索して」「作品のグルーヴに乗って」「読んで絶対に損はない」というコメントにも興味を持った。
自分はこの本の冒頭の文章が読み難く感じて、二回くらい読むことを断念しかけたが、読み難いと感じる文体は最初の方だけでそ
台風に浮かれる子どもでした
タイトルは特に関係のない内容になると思う。(すみません。)
台風が来ているらしい。昨日までの炎天下がウソのように雨が降り続けている。
ちょっとは涼しくなっていいかと思っていたが、関東は今までにないくらいの勢力で台風が接近するらしく、恐れおののいている。
とは言っても、普段よく食べる食品でストックが減って来ているものを、ちょっと早めに買っただけで他には特に何もしていないのだが。(スーパーの総菜売り場
身体言語を言葉で紡ぐ チョン・ヨンジュン『宣陵散策』
「その人がどんな人か知りたかったら、〈何を言ってくれたか〉じゃなくて、〈何をしてくれたか〉を見ればわかる。」と、昔読んだ本に書いてあって「なるほど」と思ったが、あまり厳密にこの言葉を採用して身の回りを見ると、なかなか世知辛くなってくる。
ときには、心遣いを感じる「一言」がちょっとした救いになることがあるのも事実で、それも〈何をしたか〉=〈どういう行動をしたか〉→〈相手を気遣うことを言った〉 とい
お散歩note ~最近のことを適当に~
しばらく妙に力の入った記事が多かったので、今回はお散歩のように気ままに書いてみようと思う。
先月、書いたこの記事。
この記事で書いていた音楽スタジオでの個人練習(という名の、気ままな演奏)は続いている。と、いうか続けるつもりだったので個人練習用の回数券なるものを購入した。これだと、十時間分の金額で十二時間利用できる。
支払いが先に済んでいるというのは気も大きくなるのか、もう残りは一時間分だけで
作者の「感覚」と文学との関係 柴崎友香×横道誠 「私は「この私」を通じてしか世界を経験できない」『あらゆることは今起こる』
先月になるが、下北沢のB&Bでこのイベントに行って来た。
柴崎友香さんの『あらゆることは今起こる』は、 Xでフォローしている作家が関連したポストをしていたのと、自分の周りでも話題になっていて興味があった。
自分は家族に発達障害と診断されたものがいるのと、自身については発達障害と診断されたことはないが、発達障害者の感覚には共感できるところもあり、当事者による体験談は身近なこととして興味を持った
映画『めくらやなぎと眠る女』日本語版 を観て
ある日、YouTubeを見ていたらアニメ調のサムネが目に入った。『めくらやなぎと眠る女』日本語版とある。村上春樹の小説を海外の監督がアニメ映画にしたというニュースをどこかで見た気はするがその後、その話を追ってはなかった。
とりあえず再生してみると、自分が知らない声の出演者に混じって塚本晋也、古舘寛治、平田満、柄本明など気になる名が連なっていた。
映画の詳細を調べてみるといくつかの短編をひとつ
こだまマジックの花火大会 こだま 『おしまい定期便 「一周忌という名の祭典」』
今頃になると、以前一緒にバンドをやっていた大学の一年上の先輩が「もうすぐ花火大会があるから」とそわそわしだしていたことを思い出す。
当時、自分たちが通っていた大学から、車で小一時間ほどかかる「街」にある実家住まいのその先輩が言うには毎年、地元の高校時代の友人たちと昼頃からビールを飲みながら場所取りをして、一日中花火大会に費やすというのだ。
自分は子どものときは地元で花火大会があっても家から見
なんかまた横浜に行った話
『永遠なるおしまいの夜にかぎって』を観に行った後日談。
ネイキッドロフトが入ってるビルの同じ階は、いわゆるライブハウスで埋まってて、その店の中の一つにThumbs Upというライブハウスがある。
ネイキッドロフトのHPに載ってる店舗への行き方で同じ階にあることは知ってはいたが、間に視界を遮るものがない位置関係で目に入り「なんだ、こんなところにあったんだ」と思った。
このライブハウスは、クレ
『永遠なるおしまいの夜にかぎって』をちゃんと観たい夜にかぎって
横浜ネイキッドロフトで『永遠なるおしまいの夜にかぎって』というイベントを観て来た。
出演者は、姫乃たまさん(著書『永遠なるものたち』等)、こだまさん(著書『おしまいの地』シリーズ等)、爪切男さん(著書『死にたい夜にかぎって』等)という三人。
爪さんは、こだまさんが文学フリマで注目されるきっかけとなった『なし水』という同人誌を一緒に出した古くからの仲間だ。
横浜駅を降りるのは久しぶりだった