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これくらいって、どれくらい?
「幼蛇の時は数寸の傷でも、大蛇となった時には数尺になる」(新井白石)
江戸時代、6代将軍家宣に仕え、「正徳の治」と呼ばれる善政を手助けしたという新井白石。
彼は幼少期、貧しいながらも聡明なことで知られていた。
ある時、それを聞きつけた、さる商人が資金援助を申し出た。代わりに、自分の娘との縁談を持ち掛けた。
その際、白石は冒頭の台詞と共に断ったそうだ。
お金のために結婚をした。と
怒りの心は無くならなくても
「智慧あるものに怒りなし。よし吹く風荒くとも、心の中に波たたず。怒りに怒りをもって報いるは、げに愚かもののしわざなり」(釈迦)
批判をすることは簡単だ。
それは大抵、相手の逆張りをすれば出来てしまう。
とにかく、その人の一挙手一投足をもって、悉く反対の事を言ってしまえば成り立つ。
理屈と膏薬はどこへでもつく。
それらしい言葉で言いくるめれば、立派な反対意見の完成だ。
対して、相手を尊重