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トラブル時にリーダーの真価が問われる

しゅんしゅしゅんです。

山口周さんの「外資系コンサルが教える プロジェクトマネジメント」を読んで、この記事この記事この記事を書きました。

またもや1冊の本で何本書くんだよって感じですが、今日ので最後。
前3記事以外で読んで考えたことを、例のごとく備忘録的に。まとめだよ。

少しでも思うところあれば、ぜひ、山口さんの本をお読みください。
僕は山口さんの本がとても好き。資料作成術の本も美意識の本も知的生産術の本もバイブル。コンサルタントの中で山口さんを一番尊敬してます。

あんまりにも良書ばかりなので、リンクはっておきます。


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■プロマネの仕事は資源配分
マネジャーはプレイングマネジャーではなくポートフォリオマネジャーであれと。最近読んだピョートルさんの本と同じ(詳しくはこちら)。マネジャーの仕事はトレードオフを提示しながら資源配分をしていくことなのだ。手を動かすことではないよ。

■リーダーは上機嫌たれ!
これが山口さんの持論だと。一緒だ!(こちらこちらの記事を是非)
良いリーダーは上機嫌。それだけでチーム内の情報流通量が増える。転職の思考法の観点でいうと、30代は経験が大事だと。マネジメント経験って絶対につんでおくべき経験だよなと強く思います。超絶資産になる。錯覚資産ほどじゃないかもしれないけど。

■計画通りにいくわけないじゃん
プロジェクトなんて絶対に計画通りにいかない。トラブルは起こるものだからトラブルを未然に防ぐためにリスク感度が高いことって大事。100%トラブルが起こることを前提に、いかに炎上させずに可能な限り減点なく着地させるかを念頭に山口さんはこの本を書かれていると思う。炎上させないことが大成功なのだ。「なんて低い目標だ。悲しい…」ではない。それは逃げでも弱気でもない。それくらい炎上してしまうものなのだ。
炎上せずになんとか着陸したものの中からヒットは生まれる。
炎上してしまったら評価の土台にすら上がることができないのだ。
この超現実路線スタンスが垣間見れる点も良書の理由の一つ。

■幻想をいだくな
リーダーがすべての意思決定をするなぞ幻想だと。だからこそチームメンバーの自律性が必要(自己判断やオーナーシップ)。そのためには、マイクロマネジメントではなく、目的を腹落ちさせることが重要と。とても論理的。
リーダーは何でもできないといけないとか、強くなきゃけないとか。なんでリーダーになったらこんなに幻想を抱いてしまうんだろう。リラックスリラックス。

■メンバーが見ていること
メンバーはリーダーの仮説・方針・アプローチが誤っていたという事実そのものより、その状況に対してどのように対応したかという事実を見て、リーダーの格を判断するのだ。ほんとそう!つまらないプライドはすてよう。
本当にみっともないのは、間違っていることより、間違っていることを認めないことだよね。リーダーだからって強がらなくていいんだよ。自分を固定観念から解放できたリーダーが最強。

■時計回りのプレッシャー P151-154
なるほどなるほど。ここだけはページ数だけですみません。

■リーダーの真価
トラブルが起こらないんだったらリーダーなんて必要ない。トラブルの時こそリーダーの真価が問われる。これもそうだよな。トラブルの時にどれだけ余裕をもって笑顔で対応できるか。緊張状態で前を向いて対応なんてできるわけないんだから。

僕の大好きなちきりんさんの名エントリーが似たようなことを書いてます。問題は解決するというスタンス。これが最強。トラブルは避けるものではなく、解決するというスタンス。じゃなきゃリーダーなんて必要ないんだから。

そんじゃーね

最後まで読んでくださりありがとうございます!面白かったらスキ!超おもしろければサポートいただけると嬉しいです!これからもがんばります。