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《天命記Ⅴ》~嵯峨野小倉山荘色紙和歌異聞~五十三の歌
《天命記Ⅴ》 原作:右大将道綱母
人妻のウチをこないに嘆かせるアンタは罪な男(ひと)や。
隣に寝てるこの子かて、ほんまはアンタの……。
夫は今夜もいない。アンタをひたすら想う。
左の乳房を揉みしだき、凝った乳首をねじり絞れば
女の肉(み)の熟れて張りつめた身体に
痙攣がはしる。
……夜明けまでは、まだ、永い……。
<承前>
定家が色紙を手にして膝行して式子ににじり寄ろうとすると、式子は突然、ス
《天命記Ⅴ》 原作:右大将道綱母
人妻のウチをこないに嘆かせるアンタは罪な男(ひと)や。
隣に寝てるこの子かて、ほんまはアンタの……。
夫は今夜もいない。アンタをひたすら想う。
左の乳房を揉みしだき、凝った乳首をねじり絞れば
女の肉(み)の熟れて張りつめた身体に
痙攣がはしる。
……夜明けまでは、まだ、永い……。
<承前>
定家が色紙を手にして膝行して式子ににじり寄ろうとすると、式子は突然、ス