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飲食ベンチャー経営

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ここでは飲食店によくある問題をどうやって解決していくかを投稿します!毎週1回くらいの間隔で更新!気になることとかあればお気軽にご連絡下さい!
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#ビジネス

#42 情報は細分化して考える

#42 情報は細分化して考える

外食産業の需要は減っている。
ただ、このことだけを知っていても役に立たない。

・居酒屋業態は低迷している一方でファーストフード業態は好調
・業績が好転している原因はなにか
・ポイントは「個食」「持ち運び可」「提供の速さ」
ではないか。と仮説を立てて、行為に繋げ、検証する。

不況、デフレ、人口減と嘆く前に
情報を細分化して捉えてみよう。
どんな時代でも売れているものは売れている。
高いものでも売

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#41 売上なくして利益なし

#41 売上なくして利益なし

店舗の業績は利益で評価される。

ただし、四半期単位で決算する大手の上場企業は
短期的な利益を偏重し過ぎる傾向がある。

現在のコロナ禍のような
売上が伸びにくい競争環境では特に
短期的な利益を確保するために
人員を削減し、投資が抑制されがちだ。
減収でも増益させる手立てである。
もちろんこの状況の中、やむを得ないことだが
これを続けていくと「縮小均衡」となり、やがては衰退していく。
利益を増やす

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#31 店舗経営は街づくりの一部

#31 店舗経営は街づくりの一部

我々飲食店は社会的な存在である。
企業は事業を通じて顧客に役立つから存在できる。
顧客に役立つことで社会に貢献している。
事業とは社会のなかでの役割分担である。
飲食事業も例外ではない。

社会に貢献するからこそ、店舗はその存在が許されているのだ。

私のセブンイレブン時代、熊本の大震災があった翌々日、
自身が応援で駆けつけた店舗での話。

その店舗のスタッフさんで、
いまだ家が全壊するかもしれな

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#30 売上は役立った「証」、利益は役立った「対価」

#30 売上は役立った「証」、利益は役立った「対価」

・何のために私たちは仕事をするのか?
・何のために店舗間で競争するのか?
・なぜ、店舗はナンバーワンにならなければならないのか?

顧客や社会に役に立つからその店舗は売上や利益が得られる。
競争とは、その役立ち度合いを切磋琢磨する戦いだ。
つまり、売上高は役立った「証」であり、利益は役立った「対価」である。

顧客がその時一番満足するものが選ばれる。
顧客にとってその時の一番しか選ばれない。
この

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#24 みんな違って、みんな良いのが飲食業界

#24 みんな違って、みんな良いのが飲食業界

飲食店の歴史は長く、レストランの形式で注文にしたがって食事を提供するようになったのは日本では明治時代から。世界で見ると食事を提供するサービスを行う店は古代からあったとされる。

その歴史の長い飲食業界だが、最近は近代化に乗り遅れた業界と言われることが多い。理由はデジタル化に対応していなかったり、データ管理ができていなかったりすることにある。確かに全体としてデジタル分野は苦手な業界だと感じる。だが時

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#21「職業」で仕事を選んでいないか?

#21「職業」で仕事を選んでいないか?

バイトを始める時、就活をする時、当たり前のように各種媒体から職種をもとに仕事を選ぶ。毎年、好きな職業ランキングなどと、なりたい「職業」をアンケートする。

大事なのは職業ではなく「自分のあり方」だ。

あくまで職業は在り方を追求する上での手段でしか無い。
これからキャリアを形成していく人は、
そこに対する考えを固めるのに存分に投資するべきだ。
読書・人に合う・学校・就職・起業・など手段は様々ある。

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#16「飲食やりたいけど、何からやればいいかわらかないんだよね」って話

#16「飲食やりたいけど、何からやればいいかわらかないんだよね」って話

僕もそうだったけど、結構わからないものですよね。
もし、「美容師になって、自分の店持つんだ!」って人は、美容師の資格とって有名なお店・美容師のいる職場で経験と実績を積んで、いざ自分の店で独立!って人が多いと思う。
飲食業界も料理人の方なら、美容師を目指す人と同じようなルートをたどるかもしれない。

では、料理をやらない飲食経営者志望の人はどうやって開業を目指すのか?

こういう人結構多いんじゃない

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#11 商売人と経営者の違い

#11 商売人と経営者の違い

これはセブン時代に30年間店舗を経営しているオーナーさんから学んだ。
OFCという経営相談員をやっていたときは、同時に8店舗を担当し、売上利益改善に向けた取り組みをオーナーさんと一緒になって実施していくのだが、この商売人オーナーさんと経営者オーナーさんで考え方が全く異なる店舗運営になる。

どちらが良い悪いという話ではないが、
商売人オーナーの方は「お客様」の立場に立って経営判断をする。なので多少

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#10 飲食店の接客「3つの配慮」

#10 飲食店の接客「3つの配慮」

世の中にはいろいろな飲食店があって、友達だったっけ?みたいな距離感で接してきてくれるお店や、神様かな?ってくらいのホスピタリティで迎えてくれるお店、昔ながらの頑固親父がやっている無愛想なお店など、いろいろなスタンスの接客が存在しますが、当店で大事にしてる接客の仕方はこの「3つの配慮」だけです。

「目配り・気配り・心配り」

大事にしているのは本当にこれだけ。
これだけできれば、十分だと思っていま

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#9「会食」→「個食」へ

#9「会食」→「個食」へ

外食産業が厳しい中、多くの飲食店は今までの儲けどころであった団体需要を失った。各店、テイクアウトやデリバリーなど対応に追われている。
ただ、この需要の変化は、コロナの影響で突然出てきたというより、
前から言われていたことが加速したという方が正しい気がする。

私自身、外食需要は「消滅」したのではなく「転換」したのだと思っている。キーワードは「個食化」。

2年前のセブンイレブン時代には市場調査をし

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#1【緊急事態宣言】未来を繋ぐために@飲食ベンチャー経営

#1【緊急事態宣言】未来を繋ぐために@飲食ベンチャー経営

どうやら2度目の緊急事態宣言がでそうですね。
いま思えば前回の緊急事態宣言が出されてから生活は一変しました。
そこからは制限された営業の範囲内でできる限りのことに挑戦してきました。メニューを変更したり、新事業に挑戦したり、テイクアウト・デリバリーに取り組んだり、人事異動をしたり、会社組織を変えたり。
あげればきりがないくらい色々やりました。

まだまだ損失を取り返すには程遠いし、まだ安心な未来は描

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【飲食店あるある】え?なんでこんなに発注したの?

【飲食店あるある】え?なんでこんなに発注したの?

こんなことはどの飲食店でもあると思う。
問題の種である「発注」
飲食店の発注システムは業者さんによって発注媒体が違ったり、発注日が違ったりとなかなかわかりにくいことが多い。なので

取ったはずなのに足りないな。。。。
こんなところにあったのか。。。。
これ取り忘れた。。。
どこから発注するんだっけ??

などの問題は起こりやすい。
もちろんインフォマートのような一元化できるサービスも出てきて入るが

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