【楽曲感想文】清春「slow」
こんばんは!
面影が僕を通り過ぎる、、、小栗義樹です!
本日は楽曲感想文を書かせて頂きます。僕の大好きな曲を題材に感想文を書く試みです!
本日の題材はコチラ!
清春「slow」
です。
黒夢・SADSの活動を終え、満を持してソロ活動を始めた清春さんが2006年に発表したアルバムに収録された曲です。VINNYBEACH~架空の海岸~というアルバムに収録され、その後シングルカットされた曲となります。
この頃の清春さんがとにかく色っぽいです。いやすみません、ずっと色っぽいんですけど、中でもたまらないんですよね。ずっとフルスロットルで激しいロックをやっていた清春さんが、少しだけ優しくて少しだけ緩さみたいなものを見せてくれます。
このやさしさと緩さ、走るのではなく歩いたときに見える景色の良さを伝えようとする感じが、ギャップがあってとにかく艶っぽいです。哀愁はそのまま残しながら、それを包み込むような優しさまで見えてきて、また今までとは違ったカッコよさを見せつけてくれたのが、この頃の清春さんだなと思います。
slowという曲は、時間を大切にしてほしいという歌だと僕は解釈しています。その瞬間そこにあるものを丁寧に観察するだけの時間が、僕と僕の周りには流れていて、それはとても大切なものなのだという事を丁寧に言葉で届けようとしているのが伝わってきます。
思いに耽ることも、自分の気持ちを確認することも、忘れない方が良い人生を送れるよという思いが込められているような気がするので、僕は忙しいなと感じて心がせかせかしている時にこの曲を聴き、リラックスする時間を定期的に取るようにしています。
そんな曲を、トップを全速力で走っていたアーティストが作ったのだから驚きです。明らかに黒夢やSADSにはない展開ですし、こんなにゆったりした雰囲気の音楽を展開してくることを当時は予想していませんでした。
今この瞬間の穏やかさを噛みしめてみようというテーマの扱いは、あらゆる表現手段の中で音楽が一番向いていると思うのですが、slow以外でこのテーマをここまで綺麗に昇華した音楽を僕は知りません。
黒夢やSADSをやっていた清春さんがそんなテーマを完璧に近い形で表現しているのだから驚きです。ソロになり、その長い活動の中で、無限とも思えるバリエーションを展開するようになっていく清春さんですが、その片鱗が見えたのがまさにslowだったのではないかなと思っています。
この曲は、いつでもどこでも聞ける音楽だと思います。焦っているときに聞けば落ち着くし、リラックスしている状態で聞いても気分が良いはずです。
清春というアーティストが持つクセ・ブランドも健在です。バキバキの清春節が楽しめます。
良ければぜひ、youtubeなどで聞いてみてください。
ということで、本日はこの辺で失礼いたします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
また明日の記事でお会いしましょう!
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