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#書評
クライアントの世界の言語を理解するー理想と現実が明らかになった時代に設計者が生き抜くための教科書『建築と経営のあいだ』
創造系不動産の高橋寿太郎さんが執筆された『建築と経営のあいだ』拝読してるけど素晴らしい書籍だと思う。
僕が読んでいる感じでは、これは建築設計分野の人間に対し、ビジネスの世界の言語を分かりやすく伝える書籍のように思えた。
これは、ぼくも編集に関わっている書籍『“山"と“谷"を楽しむ建築家の人生』の中で、建築家の永山祐子さんとのやり取りの中でも語られているのだけど、自分の仕事を説明するときに、相手
『マーケットでまちを変える~人が集まる公共空間のつくり方』(鈴木美央著/学芸出版社)
『マーケットでまちを変える~人が集まる公共空間のつくり方』(鈴木美央著/学芸出版社)を拝読しました。
いや、これはすごいです。誤解を恐れずに言うと、さくっと簡単に読める本ではありません。俯瞰して観察し論考するために一度深く潜ることによって、マーケットがあらゆる人(つまり町)にとってポップな存在になりうるという証明を行った記録。
あるいは、
数多くのフィールドワークと定量データを盛り込み、自らの
ローカルメディアに求められる「編集」とは何か|尾内志帆|【ブックレビュー】
地域に根付き、多様な人をつなぎながら継続するための考え方とノウハウを解説した『ローカルメディアの仕事術』。「住まいマガジン びお」編集長の尾内志帆さんによるレビューです。
「地域×編集」というテーマで特集される記事や媒体が目につくようになった。実際、都市から地方へ移住する編集者や、ある地域へ足繁く通う編集者ともよく出会う。かく言う私も、昨夏に15年住んだ東京を離れ、浜松市へ拠点を移した。全国にあ
芸術と技術を融合するディテールに宿る情熱|関本竜太|【ブックレビュー】
北欧を代表する建築家アルヴァ・アールトの美しく機能的なディテールを集めた作品集『アルヴァ・アールトの建築 エレメント&ディテール』に寄せられた、建築家・関本竜太さんによるレビューです。
アールトの建築はディテールである。逆に言えば、ディテールにこそアールト建築の本質は宿っているといえる。
アールトの建築の魅力は、作品集などからはけっして推し量ることはできない。アールトの建築に触れてみたいと、私
リノベーションの次に起きたのは、建築の◯◯化だった|ナカムラケンタ|【ブックレビュー】
もはや建築家は必要ないんじゃないか。世の中には建築が溢れているし、人口も減っていく。
そんな予感がした建築学生時代に、一つの答えを提示したのが、この本の著者の1人である馬場さんだった。それが「リノベーション」という手法。新築せずに既存の建築を活かすという意味で画期的。まさに薄暗い建築の世界に射す、一筋の光だった。
ただ、そのリノベーションによって、建築家の役割が変わるきっかけにもなったように思