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花柄のコートでお悔やみに
ご無沙汰致しております
夫が亡くなりました
おそらく、穏やかでつらさは少ない旅立ちだったと思います
お忙しいとは思いますが、いらしていただけませんか?
そんなお便りを頂いた。
おだやかで、娘さんとわたしが話をしているのを聞くが大好きな方からだ。
お通夜や告別式などは済まされた、とのことで、ご自宅への弔問となる。果たしてどのような服装で伺おうかとしばし悩んだ。
黒やグレーがいいのかな。
包み
ただ金曜日というだけでそんなに
信号待ちをしていたよ。
よくあることだよね。
赤が青になるのを待つ。それが交通ルールだ。法律で決まってます。
そこに急に声をかけられました。
おばあちゃんに。
『こんにちは!』
「こんにちは!」
『非常にお恥ずかしい質問なんですが・・・(モジモジ)・・・今日は金曜日ですか?』
「金曜日、ですよ!」
『あーーーーーーーー!!
よかったーーーーーー!
なかなか人に出会わないから確認できなく
はした金というお金はない
わたしはある日、とてもとても広くて素敵なお家にお住まいの方とお話しをしていた。
わたしの親くらいの年代の方。
とても博識でおだやかで、日向に置いておいた座布団に寝そべる猫くらいふかふかな雰囲気のそれはそれは優しい方。ここでは仮にふうさんと呼ぶことにする。
ふうさんに、
ねえ最近面白かったことはあった?
と聞かれたので
「メルカリで本を売りました。売れたら嬉しかったですし、それでお茶ができち
ヘルプの二等辺三角形
学生時代、池袋の近くに住んでいた。
池袋駅って確か一日の乗降者数が日本トップ3に入るんじゃなかったっけ。そんなわけで人が多い。小さな事件もよく起こる。
そして池袋駅はそんなに使い勝手が良くない。使い勝手がいい駅をとくに知らないから池袋のことだけ取り立ててそう表現するのはフェアじゃないかもしれないけど。
晴れた日。
多分春。別にいつでもいいけどメトロポリタンのところに桜が咲いていた気がするからそ
チューリップのあなた
その方からのはがきのはじまりは毎回そうだった。「チューリップのあなたへ」。
仕事で定期的にお会いする96歳のキコさん。目も耳も丈夫で、月に3冊は本を読み、感想を作家に書き送っておられた。感想文に感銘を受けた作家が会いに来ることもあるほどだった。
一度「いつもの日」にお会いできないことがあった。わたしがオランダ旅行に行くのが理由で。
旅行から帰り、キコさんとの再会の日、わたしは駅前の花屋さんで