フリーランスと個人事業主の違いとは？
「独立を考えているけど、フリーランスと個人事業主の違いがよくわからない…」
「フリーランス」と「個人事業主」の違いは何なのでしょうか？
フリーランスと個人事業主は、
「言葉が違うだけでどっちも同じでしょ？」
くらいにしか思っていませんでした。
この記事ではフリーランスと個人事業主の違いついて、詳しく紹介します！
そもそもフリーランスとは？
フリーランスとは、「会社や組織に縛られずに自分のスキルや能力を提供して仕事を請け負う人」です。
フリーランサー、フリーエージェントとも呼ばれています。
フリーランスは派遣やアルバイトのように、決められた期間働くのではなく、案件ごとに仕事を請け負います。
フリーランスの業務形態としては、主に「準委任契約」と「請負契約」があります。
準委任契約は、決められた仕事をやり遂げることにあります。報酬は任務を遂行することで支払われます。
請負契約は成果物を納品することで、報酬が発生します。成果物が満足のいく品質ではなかった場合、報酬が発生しないことも…。
そもそも個人事業主とは？
個人事業主をWikipediaで調べると、次のとおりです。
継続的な請負（下請）や納入をする業者、代理店など、雇用でない契約によって他者の事業に従属する者はあくまで独立した経営であり、それが法人形態でなければ個人事業主
法人ではない事業形態、個人で事業を経営する場合は個人事業主となります。開業届を提出すると、区分上は個人事業主の扱いとなります。
そのためフリーランスでも開業届を提出すれば、法人ではない限り個人事業主となるわけですね。
個人事業主が事業を拡大するため、売上が増加して税制上法人のほうが有利になれば、法人化することもあります。
フリーランスと個人事業主の違いは？
フリーランスでも開業届を提出していれば、区分上は個人事業主扱いです。
フリーランスも個人事業主も、税務署に開業届を提出した個人扱いになります。
開業届を提出すれば、同時に65万円の控除を受けられる「所得税の青色申告承認申請書」も可能です。
税制上有利になりますので、青色申告を選択している人も多いのでは？
フリーランスや個人事業主は、会社員より高収入を得ることも可能です。しかし収入が不安定になりやすく、ローンや賃貸契約、クレジットカードの契約で不利になりやすいといったデメリットもあります。
会社員と比べて自由な働き方ができる分、さまざまな面で不利になる場合も…。
労働基準法で保護されないので、報酬や作業内容でトラブルが発生するリスクも抱えやすいです。立場が弱いので業績が落ちると、真っ先に契約を解除されます。
そのためフリーランス/個人事業主は、自分の身は自分で守る術を身に着けておくことが必要です。
まとめ
フリーランスと個人事業主の違いについて紹介しました。
個人的な意見としては、フリーランスと個人事業主は同じと考えて問題ありません。
ただし、世間一般的なイメージとしては、
「スキルを提供して請負契約をしている人はフリーランス」
「物販や店舗経営をしている人は個人事業主」
という感じなので、使い分ければよいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました！
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