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funkin'for HONGKONG@note

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2018年から中華圏の娯楽文化や旅などについて書いたことをまとめています。 現在はblog更新のお知らせと共に中華ネタのショートストーリーや写真などを置いています(2022/1/…
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#映画

映画『無名』の感想を書きました。一応辛口で書いたつもりです。お気に召さなかったらすみません。なんせいろいろもにょる気分になったので…
https://funkin4hk.tea-nifty.com/f4hk_blog/2024/08/post-a53e13.html

今年初のZINEを発行し、イベントで頒布しました。詳細はこちらから
https://funkin4hk.tea-nifty.com/f4hk_blog/2024/01/post-c34c0f.html
なお、このZINEを作る前段階に参加したワークショップについてもここで書きたいです。

中華blog更新。
今年初の映画感想は、今年のアカデミー賞最多7部門受賞のこの作品。映画同様とっ散らかった感想になったけど、こちらもマルチバースに引っかき回されたってことで。
https://funkin4hk.tea-nifty.com/f4hk_blog/2023/04/post-fe5608.html

今月の中華blog更新。
この映画を観ると、辛いのが苦手でも火鍋が食べたくなります。
花巻に火鍋店があるそうなので、今度食べに行ったらblogで食レポできるかな。
https://funkin4hk.tea-nifty.com/f4hk_blog/2022/07/post-01686b.html

テン・リングスの中秋節

テン・リングスの中秋節

先日『シャン・チー テン・リングスの伝説』を観てきました。
いくらトニー・レオンがハリウッド映画に初出演するとはいえ役どころは主人公の父親にしてヴィランだし、なによりマーベル作品だし、などと観る前は不安要素ばかりしかなかったのでした。
しかしそれは杞憂に終わり、ものすごい勢いでハマっていたのは感想の通り。

この感想の最後の方で「マーベルCEOケヴィン・ファイギには、トニー演じるウェンウーの100

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『藍色夏恋』デジタルリマスター版盛岡上映会(note版)

『藍色夏恋』デジタルリマスター版盛岡上映会(note版)

9月25日に、岩手県盛岡市のおでってホール(プラザおでって内)にて、〈映画の力〉プロジェクト主催による台湾映画『藍色夏恋』デジタルリマスター版の上映会が開催されました。
先にblogにも書きましたので、詳細は下記のリンクからどうぞ。

ここでは上映後のアフタートークについて、少し紹介いたします。
なお、トークの内容にかかわることもあって、以下からは映画の内容に触れる箇所がありますことをご了承くださ

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「ただの夏」と『台北暮色』

「ただの夏」と『台北暮色』

8月に岩手県盛岡市のCyg Art Gallaryで開催されるArt Book Terminal Tohoku 2019に出品予定のZINE「寶島電影院」のボーナストラックとして書いた文章を、全文公開いたします。

岩手県釜石市出身のシンガーソングライター、青羊(あめ)のソロユニット「けもの」の最新曲「ただの夏」MVは全編台湾ロケ撮影だ。
いまどきは日本のアーティストたちも台湾に渡ってライヴをした

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中華電影鑑賞記@TIFF&フィルメックス2017

中華電影鑑賞記@TIFF&フィルメックス2017

昨年からblogが更新できなくなっているので、blog未掲載分の映画の感想を簡単にまとめていきます。今回は昨年の2つの映画祭で鑑賞した4作品。
なお、『アリフ、ザ・プリン(セ)ス』と『ミスター・ロン』はblogに作成中の記事があるので除きました。

『メイド・イン・ホンコン/香港製造』

(チラシにあるフルーツ・チャン監督のサインは、今年のTIFFでの『三人の夫』上映時にいただきました)
昨年の

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リスペクトは完コピのみが愛にあらず―『あの頃、君を追いかけた』日本版に寄せて

リスペクトは完コピのみが愛にあらず―『あの頃、君を追いかけた』日本版に寄せて

この秋公開された『あの頃、君を追いかけた』は、ご存知の通り、台湾の人気クリエイターであるギデンズ・コー(九把刀)の同名の自伝的小説&映画をリメイクした日本映画。日本では2011年の東京国際映画祭で初めて紹介され、2年後の2013年9月に一般公開されました。私はTIFFでの上映が観られず、同年の冬に渡台した時にロングラン上映でかかっていた士林の陽明戯院で初めて観て、大いに楽しみました。当時の感想はこ

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香港映画は、死なない。

香港映画は、死なない。

4月に行われた第37回香港電影金像奬の結果を受けて思うことと、かつて香港映画で活躍してきたジャッキー・チェンが言ったように、香港映画はすでに「中国映画」の一部分なのか?否、そうではない。ということについて。

ここしばらくは4月の中旬に開催され、各国の映画賞レースでも一番遅い開催となる香港電影金像奬。今年は4月15日に第37回の授賞式が開催され、アン・ホイ監督の《明月幾時有》が最優秀作品賞を始め、

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大阪アジアン映画祭へ愛をこめて

大阪アジアン映画祭へ愛をこめて

日本で一番アジア映画がたくさん観られる映画祭になってしまってうらやましいこと。

日本で早春に開催される映画祭といえば、かつてはゆうばり国際ファンタスティック映画祭がその代表格でした。リゾート型の映画祭ということで、地方映画祭のお手本にもなっているようですが、近年では2005年から始まった大阪アジアン映画祭(OAFF)が3月上旬に開催されるようになり、そちらが映画好き(特にアジア映画好き)の注

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恋するシンドロームと中国アレルギー(2)

恋するシンドロームと中国アレルギー(2)

日中合作映画『空海(中国題:妖猫傳)』の日本上映が日本語吹替版のみということから始まる話。

中華圏では旧正月にもなる現在、日本のシネコンには2本の中華電影が公開されています。ひとつはジョン・ウー監督が大阪ロケを敢行した香港・中国合作の『マンハント』、もうひとつは夢枕獏の『沙門空海、唐の国にて鬼と宴す』を原作に、チェン・カイコーが染谷将太と黄軒(ホアン・シュエン)主演で撮った日中合作『空海-K

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恋するシンドロームと中国アレルギー(1)

恋するシンドロームと中国アレルギー(1)

中華電影の日本公開についての疑問2題。
まずはなぜ日本で公開される恋愛系の中華映画って、「恋する」という邦題が多いのでしょうね?ってところから始まる話。

今月初旬から東京で『欲望の翼』のデジタルリマスター版の上映が始まりました。昨年公開されたドキュメンタリー『メットガラ』が王家衛を取り上げていたことから、『花様年華』や『ブエノスアイレス』そして『恋する惑星』が再上映されて王家衛が再評価されている

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funkin'for HONGKONG@note、はじめます。

funkin'for HONGKONG@note、はじめます。

今年からnoteはじめました。
blogとは別に、中華圏の娯楽文化からその周辺について、思ったことを書いていきます。

こんにちは、もとはしです。
funkin'for HONGKONGという、香港や台湾、もちろん中国も含めた中華圏の映画や本、音楽などの感想や旅行記をまとめたblogを続けて今年で15周年を迎えます。

ここしばらくは本業多忙のため、昨年から観た映画や読んだ本の感想が書けていな

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