マガジンのカバー画像

音で画く、音を編む。

715
その日の夜、僕は「音画」を目指しているのだとはっきり解った。数年考え続けていた事への解答だった。 だから何をしても許されるし、現実に何をしても良いのだと思う。 自分の中で制約をつ…
運営しているクリエイター

2019年11月の記事一覧

リスナーが聞きたい音楽を選べる時代   / 対談 with 今井了介 # 2

リスナーが聞きたい音楽を選べる時代   / 対談 with 今井了介 # 2

平良 真人( @TylerMasato ) の対談シリーズ。
引き続き音楽プロデューサー今井了介さん( @ryosukeimai )にお話を伺います。

今井了介(いまいりょうすけ)
音楽プロデューサー・作曲家。
1999年 DOUBLEの「 Shake 」のヒット以降、安室奈美恵「 Hero 」、
TEE / Che'Nelle「 ベイビー・アイラブユー 」など多くのアーティストの楽曲・プロデュ

もっとみる
音楽をつくるということ / 対談 with 今井了介 # 1

音楽をつくるということ / 対談 with 今井了介 # 1

平良 真人( @TylerMasato ) の対談シリーズ。
今回のお相手は音楽プロデューサー今井了介さん( @ryosukeimai )。

今井了介(いまいりょうすけ)
音楽プロデューサー・作曲家。
1999年 DOUBLEの「 Shake 」のヒット以降、安室奈美恵「 Hero 」、
TEE / Che'Nelle「 ベイビー・アイラブユー 」など多くのアーティストの楽曲・プロデュースを手が

もっとみる
2019年11月のクラブから

2019年11月のクラブから

最近遊びに行ったクラブでのことや、そこで考えたことの覚え書きです。

11/16「秋葉原重工#25」@MOGRA

間もなく9周年を迎える秋葉原MOGRAのロングランパーティー「秋葉原重工」の25回目のゲストが、なんとケンイシイさんだという。イシイさんといえば、まさにわたしがテクノという音楽を一生の友とするきっかけとなった方だというのは、以前の記事『テクノと私(3):「ケンイシイ」が好き』にも書い

もっとみる
聖典としてのEZ DO DANCE

聖典としてのEZ DO DANCE

『アニマエール』というマンガがある。女の子たちがチアガール部を作って活躍するだけの話なのだが、そのアニメ版では途中でTRFの『EZ DO DANCE』が流れるシーンがある。

『EZ DO DANCE』は1993年にリリースされたTRFのダンスミュージックで、2012年にはDream5,2013年にはPrizmmy☆がカバーしている。2016年にはキングオブプリズム(プリティーリズム・レインボーラ

もっとみる
わたし、亜細亜的功夫世代 〜こじらせサブカル女からの謝罪〜

わたし、亜細亜的功夫世代 〜こじらせサブカル女からの謝罪〜

私が中学1年生の頃の話です。

ある日学校から帰宅すると、父が「うち、スカパー見れるようになったから」と言いました。

えっっっっっ!!!!!!

あの、お金持ちのマイコちゃんの家にしか入っていないという伝説の『スカパー』が!?!?

中1の私はうれしすぎて「お父さん、ありがと~~~!!!!!」と窓の外に向かって叫びました。

その声は遠く八甲田山まで聞こえたと言います

いつも父が好きな「釣りチ

もっとみる
オーケストラが好き

オーケストラが好き

僕は学生の頃にオーケストラ部に所属していた事もあり、オーケストラ / クラシック音楽が好きです。でも周囲であまりオーケストラを積極的に聴くという人は少ないと思います。僕自身あまり出会ったことがありません。

ふと、クラシック / オーケストラ音楽に興味がない人に、「お。面白いじゃないか」と思ってもらうにはどんな切り口があるだろうかと。思案しました。

そこでオススメしたいのがこれ。

1曲目はホル

もっとみる
『砂の惑星』について。

『砂の惑星』について。

「砂の惑星」という楽曲がある。ハチこと米津玄師(米津玄師ことハチ?)が、初音ミク10周年記念のマジカルミライ テーマソングとして書き下ろしたものだ。

「今後1000年草も生えない砂の惑星さ」

ニコニコ動画或いはVOCALOIDコンテンツをそう揶揄するこの曲は、初音ミクの10周年を祝うための楽曲にはいささかシニカルであり、良くも悪くもシーンは騒然とした。

今なお各所で話題になっているこの曲であ

もっとみる
来たるべきコンテンツメーカーのかたち:ヒップホップコンテンツのプロ集団〈Mass Appeal〉に日本のメディアやレーベルが学ぶこと(若林恵)

来たるべきコンテンツメーカーのかたち:ヒップホップコンテンツのプロ集団〈Mass Appeal〉に日本のメディアやレーベルが学ぶこと(若林恵)

「新しい音楽の学校 HR Summit 2019」(11月30日開催)に登壇する米国NYのメディア企業「Mass Appeal」。彼らがヒップホップというカルチャーを武器にGoogleやNetflixなどの大企業とビジネスできる理由とは? 若林恵がコンテンツと流通をめぐる情勢からその戦略とコンテンツメーカーの可能性をひも解く。

デモグラなんてないから

2019年の10月にオンラインメディア「V

もっとみる
このジャケットを十秒間見つめてみてください

このジャケットを十秒間見つめてみてください

僕の現状の人生・心の中を絵に描いたら、実際こういう感じになるところで、この写真、どこで撮られたと思いますか?

北欧の湿地?
ジャングルの水辺?


























自分ではどうしようもできないことに直面したとき、それを受け入れられるか?正解は、今年の秋、日本を襲った大型台風により水没した千葉県の草っ原で撮られた写真で

もっとみる