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マネーの哲学:「お金」と清く正しく美しく向き合う知性

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全ての物質は時間と共にやがて朽ちる。しかし、増減こそすれど価値まで失わない「お金」は、「複利」と並ぶ人類史上最大の発明品といわれる。 20世紀初頭に「自由貨幣」を提唱したドイツの… もっと読む
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2021年7月の記事一覧

半世紀読まれている、税務ハンドブック

半世紀読まれている、税務ハンドブック

 働き方改革、副業解禁等により、自分自身で確定申告する機会も今後増え、税務も皆さんにとって身近なものになってくるのではと感じております。今まで勤務先の会社任せだった税務、いざ自分自身で確定申告することになった場合はどうされるでしょうか? 税務署にある手引きで調べる、知り合いの税理士に頼む等、いろいろ手段はあると思います。

 中には、「せっかくだから、体系的な理解のために、実践的な書籍を購入したい

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お金の「増やし方」に対するボクの考え方

お金の「増やし方」に対するボクの考え方

皆さんこんにちは、澤です。

前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです!

※「スキ」してる人はボクも好きです!へんてこなアイコン写真がランダムに出ますので、ぜひポチってみてくださいね!

さて、今回のテーマは、「お金の増やし方」です。

まずはこの記事。

この記事に出てくる方は、サラリーマンをしつつ投資によって資産を増やしていたようですね。
それも、かなり勉強もなさったご

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52歳の小山田圭吾を見て【実家力】の差を痛切に感じた。

52歳の小山田圭吾を見て【実家力】の差を痛切に感じた。

皆さんのお父さんとお母さんはお元気ですか?
たくさん資産を持たれてますか?
もし、皆さんが人生で失敗した時、尻を拭いてくれますか?

昨日、東京オリンピックの開会式で作曲を担当する小山田圭吾を担当さんが辞任しました。原因は、25歳の時に受けたインタビューで知的障害者に対して悪質ないじめをしたことを自慢げに語っていたからです。

僕も軽い障害を持っているので、このニュース自体にも憤慨しましたが、50

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「海外から見た、日本の良い点・おかしな点」 第6回 日本の最低賃金は高いのか?低いのか?

「海外から見た、日本の良い点・おかしな点」 第6回 日本の最低賃金は高いのか?低いのか?

 現在日本ではワーキングプアが社会問題となっています。十分な給与を稼ぐことが出来ず、長年働いても昇給もしないため、将来設計すら立てられない人たちが年々増加していると言われています。私自身、2000年代には約10年にわたりワーキングプアを経験しましたので、この問題については他人事とは思えません。このワーキングプア問題の深刻化が、日本の少子化にも大きな影響を与えていると言われています。

 この問題を

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Googleがなぜ「pring」を買収したのかを想像すると、日本の金融事業参入の難しさが垣間見える気がする

Googleがなぜ「pring」を買収したのかを想像すると、日本の金融事業参入の難しさが垣間見える気がする

いやー、これ興味深いですよね。

なんとなく機能的にはpringが提供してる機能って、Google自体とかグローバルの似たようなプレイヤーでカバーできそうな気がしちゃうんですが。

それでもわざわざGoogleがpringを買収したっていうのは、やっぱり日本の金融事情において「送金」機能を実装しようと思ったら、面倒な根回しとか業界との連携とかを既に乗り越えて実現しているpringをまるごと手に入れ

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消えてなくなる詩のようなお金を夢見て

消えてなくなる詩のようなお金を夢見て

ケイト・ラワースの『ドーナツ経済学が世界を救う』を読んでいて、こんな一文に出くわした。

新しい経済の自画像には、世界のなかにおける人類の位置も反映されなくてはいけない。昔から西洋では、人間に自然を足もとにひれ伏させ、好きなように利用する存在として描かれてきた。「人類に自然に対する決定権を取り戻させよ。自然は神によって人間に授けられたものなのだから」と17世紀の哲学者フランシス・ベーコンは述べてい

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