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サイエンス×テクノロジー=エンジニアリング

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科学とは「事物の本質を表す体系的な知」であり、技術とは「特定の場面で応用される実践的な知」である。すなわち工学および工業とは「人々にとって有用な構造物や発動機関の設計・組立・運用… もっと読む
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2022年12月の記事一覧

微生物の多様性ってなに? #01

微生物の多様性ってなに? #01

こんにちは、日本科学未来館の常設展示『ビジョナリーラボ「セカイは微生物に満ちている」』ビジョナリー兼監修の伊藤光平です。

これから、展示に関わってくださった日本科学未来館のスタッフたちとともに本展示がどのように生まれたのか、裏話をnoteマガジンにて紹介していきます。

生物多様性に占める微生物の存在感

今回のテーマは「微生物の多様性」とはなんなのかということについてお話していきます。展示空間

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「遊びのつくり方」は、全業種の必修科目である

「遊びのつくり方」は、全業種の必修科目である

Twitterで、「 #遊びのつくり方 」というコラムの連載をほぼ毎日しています。↓

今回は皆様に、よかったら毎日このハッシュタグを追いかけて自分の仕事に纏わる「遊びの作り方」を考えていってほしい、というお話をします。

この「 #遊びのつくり方 」というハッシュタグを見た大人の多くは、自分の仕事には「遊びをつくる」なんて関係ない、というイメージを持ち、素通りするでしょう。

その理由は、
1.「

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商品読み取り自動認識技術「RFID」×化粧品業界の潜在力と未来

商品読み取り自動認識技術「RFID」×化粧品業界の潜在力と未来

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サステナビリティやクリーンビューティへの消費者の関心の高まりを受け、グローバルでは化粧品の原料や製造過程の透明性に対して注目が集まっている。同時に、オン/オフラインをシームレスにつなぐオムニチャネルの展開

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エンジニア組織に発信文化を浸透させるには

エンジニア組織に発信文化を浸透させるには

IT企業で駆け出しマネージャーをやっています。優秀なエンジニアの採用は難しいという文脈にしろ、技術力のアピールや情報共有の文脈にしろ、「やっぱもっと発信やっていかないとね」というところに着地する会社や組織は多いのではないでしょうか。

ただ、Qiitaでいいねが1でもついてる人は上位15%、トータル100いいねもあればもう上位3%というデータがあるように、発信をする人はエンジニア界隈でも実は希少種

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IoTでパンチの速さを計測したい

IoTでパンチの速さを計測したい

この記事は UMITRON Advent Calendar 2022 18日目の記事です。

こんにちは。
キックボクシングを趣味として始めてからもう少しで1年が経過しそうな、ソフトウェアエンジニアの野村です。

突然ですが、昔の偉い人の名言に次のようなものがあります。

速いパンチを打ちたい自分にとって、パンチの速さを計測することの重要性を感じ、そのようなデバイスを作ることにしました。

作成し

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発酵はこれからの時代に適している。世界初の酵素を発見した研究者が語る、発酵の未来と可能性

発酵はこれからの時代に適している。世界初の酵素を発見した研究者が語る、発酵の未来と可能性

ビールやワインを造るのに欠かせない発酵。食品のイメージが強い発酵ですが、実は発酵の可能性はそればかりではありません。発酵により作られた各種アミノ酸・核酸を用いた原料は、医薬品や化粧品、健康食品などに形を変え、私たちの暮らしを支えています。

「発酵」って、これからの時代に適した技術──。

そう話すのは、キリングループのヘルスサイエンス事業を担う「協和発酵バイオ」で執行役員としてR&BD部長を務め

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サイエンス&テクノロジーは「人類幸福」を創ることはできるのか!を考える日

サイエンス&テクノロジーは「人類幸福」を創ることはできるのか!を考える日

年末の日がな、湘南茅ヶ崎オフィスで思い巡りはじめた問題意識の一つ綴ってみました。

私たちは「科学の世界」に存在しています。
テクノロジーの進化や技術革新は、暮らしを『便利』に、そして『豊か』にしてくれます。
ネットワーク社会とスマホ等の出現により、私たちの生活スタイルは劇的に変わってきました。

バーチャル・ネットワークソサエティーの中で、多くの情報が掌中に入り、承認欲求を満たしてくれるSNSサ

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