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疎通と対話 ―社会と組織の中で人々を「乳化」させるもの―

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コミュニケーション(疎通)とは相互に意思を伝達する技術であり、ダイアログ(対話)とは相互の合意目標を発見する工程である。いかに言葉巧みで表現豊かでも、伝達や合意を成し得なければ児… もっと読む
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2018年2月の記事一覧

話すのが苦手な人のためのプレゼンの裏技テクニック

僕のことを直接しっている人にはよく知られた話ですが、僕はなかなかどうして話すのがヘタでして、コミュニケーションをとるのが得意ではないのですね。

特に、大人数の前だとすごい緊張しちゃうので、落ち着いて話すこともできません。心臓がバクバクいい、足が震えます。10人以上いる会議で発言とかかなりキツイです。

で、そんな僕なんですが、プレゼンをしなさい、となる時もたまにあって、そういう時、結構困るのです

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プレゼンを100回やったので、わかりやすいプレゼンの作り方を図解します

プレゼンを100回やったので、わかりやすいプレゼンの作り方を図解します

けんすうさんがプレゼンのnoteかいてて、僕も書きたい!とおもったので図解します。

ちょっとまえなんですが、1年半ぐらいで大小合わせて100回のプレゼンをやるという、ミスタープレゼンマンになっていた時期がありました。

大きさとしては、100人を相手に2時間ぐらいのプレゼンが最大かなぁとおもいます。

みたひとに褒めてもらえることも多かったので、まあまあ良いプレゼンをしていたんじゃないかとお

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プリキュアで描かれた「障害」と介入について。あるいは、「理解できない他者」と共にあること。

プリキュアで描かれた「障害」と介入について。あるいは、「理解できない他者」と共にあること。


◯「理解できない他者」に対して、我々は何を言うことができるのか

 先の記事で『プリティーリズム』シリーズは「理解できない他者」を描いていて、それが良いという話をした。私はこのアニメが描きだしたこの独特の距離感が好きだし、価値のあるものだと思っている。

 しかし、違う視点からも考えてみよう。実際のところ私たちは、(家族などの特殊な関係を除けば) 生活のなかで他者のことを簡単に理解できると思い込

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コミュニケーション考

コミュニケーション考

仕事におけるコミュニケーションが大切だということは、わざわざここで説明することでもないのだけれど、コミュニケーションが苦手だという人は多いのではないかと思う。一方で、コミュニケーションが得意と断言する人ほど実はコミュニケーションがあやしいと思っている。

そもそもコミュニケーションとは何なのだろうか。

といってコミュニケーションについて真面目に書いていくなら、世の中にたくさん文献があると思うので

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批判は人を育てない

批判は人を育てない

2月某日 恋愛エッセイ本の企画が一つ飛ぶ。
担当編集者さんが「全て私の不徳の致すところです」と平謝りに謝るので、なんとなく、あれかな、とピンときて、
「もしかして、数年前の御社の◯◯さんとのトラブルが原因ですか?この件について全く怒ってはいませんが、理由を聞かないと◯◯さんのことが信頼できなくなりそうなので、できれば訳を説明してください」と言うと、
「御察しの通りです」と返ってきた。
案の定、その

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右脳系人間と左脳系人間の"キャッチボールの精度"について

右脳系人間と左脳系人間の"キャッチボールの精度"について

今、日用品ブランドの立上げをしています。
どのフェーズでもそうですが、特に0⇒1のフェーズのブランディング/マーケティングで頭を悩ますのが「右脳と左脳のバランス」です。
「クリエイティブ(右脳)とマーケティング戦略(左脳)をどうやって高いレベルでバランスさせるか」ということ。

というのも、前回の投稿でも書きましたがデジタルマーケティングにおいては、
効果(リターン)=「デジタルマーケティングの戦

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貴重な経験を無駄にするデザイナーが必ず見落としている一つの視点

貴重な経験を無駄にするデザイナーが必ず見落としている一つの視点

皆様、本日の日報を提出いたします。
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人の思考の深さは「物差し」に例えられる。物差しとは言わずもがな、長さを測る道具のことだ。人それぞれ自分の物差しに刻まれた目盛で、これは長い、これは短い、といった判断を下す。

我々デザイナーにも物差しがある。経験が浅いデザイナーの目盛が1cm単位で刻まれているとすれば、経験の多いデザイナーの目盛はもっと細かく1mm単位で刻まれている、と例えてもらえれば

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