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【試用版】美大生が美術史を学ぶということ論
昨年からとある大学の文学部で日本美術史を教えています。と思ったら、今度の4月からはとある美大でも日本美術史を教えることになりました。こりゃ大変だ。
文学部と美大では、きっと学生たちの学ぶ姿勢もちがうでしょう。心に響くポイントも異なるでしょう。
だからここで一度腰を据えて、私の中のOSをバージョン1.0「文学部のための美術史講義」から、バージョン2.0「美大生のための美術史講義」へバージョンアップ
展覧会ができるまで(美術館の舞台裏)vol.3
美術館で展覧会が開催されるまでの工程を、学芸員の立場からひとつひとつ解説していくコーナーです(前回の記事)。
全工程はこちら(↓)をご覧ください。
07 各社から見積もりをとって予算を立てる展覧会の企画概要や出品作(ただしこの時点ではドリームプラン)が決まりました。
なんだかんだで、来年度にその展覧会が控えているぐらいの時期になってきました。ここからはどんどん具体的な話になってきます。
当た
展覧会ができるまで(美術館の舞台裏)vol.1
学芸員の視点から美術館で展覧会が開催されるまでの工程を、ひとつひとつ説明していくコーナーです。
全工程はこちら(↓)をご覧ください。
01 [始動]たいていの場合、何かきっかけがあるそう言えば、そもそも展覧会の企画がどこから始まるのかという話って、あまりよそで聞かないので、まずはそこから始めましょう。
純粋に、学芸員が研究しているテーマの中から面白そうな企画を考える、みたいなことはあまりあり
展覧会ができるまで(美術館の舞台裏)vol.2
美術館で展覧会が開催されるまでの工程を、学芸員の立場からひとつひとつ解説していくコーナーです(前回の記事)。
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04 作品や作家の情報収集を開始する展覧会の担当となった学芸員は、その企画に見合う作品や作家のリストアップを始めます。
他館で行われた過去の展覧会図録を読んだり、画集に目を通したりして、作品をおさえていきます。
まずここで、主要な作品、外せない作