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滞在するため、煙草を吸うためだけの人があつまる祐天寺の喫茶店。これが喫茶店。有休消化中に遭遇して安心した話

滞在するため、煙草を吸うためだけの人があつまる祐天寺の喫茶店。これが喫茶店。有休消化中に遭遇して安心した話

煙草目的店、と窓にステッカーが貼ってある。店外の陽にやけたメニューは、何度も値段が書き直されている。それも掠れて、今の値段がよくわからない。店の扉を開けると、20代中頃のお客さんが3組と、店主のおばさんと、アルバイトの青年。入り口横の4名席は夕方の西陽が差していて眩しそうだけど、あいにくそこしか空いていない。眩しいけどいい?と言われて席につく。アルバイトの青年が古びたロールカーテンを閉めてくれる。

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道草晴子さんと坂口恭平さんとさかなクン、好きなことで生き生きしている人に立て続けに接触したせいで完全にアテられている退職有休消化中、4週目。

道草晴子さんと坂口恭平さんとさかなクン、好きなことで生き生きしている人に立て続けに接触したせいで完全にアテられている退職有休消化中、4週目。

今週は、3名もの「生き生き、のびのび、好きなことを活かしている人」に接触(一方的見聞)した。
そういうモードで選んだわけでもなく、たまたまである。たまたまだからこそ、「何かのお告げ?」と思って、妙にきになった。

それによって、ああ私には何もないんだなあ・特技もないし・人より好きなこともないし・根気もないし・なんもない、と思ってちょっと落ち込んだ。

でも、気づくことも多くて、アテられてよかったの

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SaaS系企業が運営する独立系書店のトークイベントで、誰のために何のためにとマーケティングについて思いを馳せた。「この店で買いたい」と思わせるのも、仕事だよね。スタートアップ退職の有給休暇中考えたこと。

SaaS系企業が運営する独立系書店のトークイベントで、誰のために何のためにとマーケティングについて思いを馳せた。「この店で買いたい」と思わせるのも、仕事だよね。スタートアップ退職の有給休暇中考えたこと。

先日、あるSaaSビジネス系事業会社が新規事業でやっているという独立系書店のトークイベントに現地参加した。
このイベントは誰のため・何のためだったんだろうなあ。

主催側も独立系書店、呼ばれる側も他の独立系書店の店主で、トークイベントの内容は充実していたものの、主催側のいちばんの目的は「本の販売以外の収益確保のため」で、呼ばれた登壇者は「それほど積極的に来てなさそう・これに興味を持ったお客さんが大

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退職の有休消化中、「幸福度は上がったか」についての考察

退職の有休消化中、「幸福度は上がったか」についての考察

8月19日20:30現在(手元のノートから)
いまこのときの幸福度について。

最終勤務日から2週間が経った。

いろんな人から「仕事から離れて幸福度は上がったか」と聞かれるが、(特に所属していた会社の同僚たちから聞かれるが)、会社にいたころと比べると上がってはいる。

「もちろんさ!」と答えつつも、「上がった」という言葉の使い方に少し違和感があり、なんでしっくりこないんだろうと考えてみたところ、

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スタートアップ退職の有休消化中、長野県東御市の「わざわざ」に行ってきた。きっかけと風景の話。

スタートアップ退職の有休消化中、長野県東御市の「わざわざ」に行ってきた。きっかけと風景の話。

「パンと日用品の店 わざわざ」。
パンが好きなので、前々から名前は知っており、
Google MAPのお気に入りのピンを立てて、早幾年。
車の運転ができない私にはおいそれと行ける場所ではなく、
名前だけ記憶の片隅にあるまま、数年が経っていた。

しかし、ついに、世の中がお盆休みの2日目、満を持して赴く日がやってきた。

きっかけは、代表の平田はる香さんが書かれた本を読んだことである。

『山の上の

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スタートアップ退職の有休消化中、コムデギャルソンの「青山バッグ」を買うために時間を使う。

スタートアップ退職の有休消化中、コムデギャルソンの「青山バッグ」を買うために時間を使う。

自分にご褒美、というのをやりがちだ。
何かプロダクトを頑張ってリリースした時だったり、部長に昇進した時、執行役員に昇進したときなど、節目節目で、何か欲しくなるものだ。
というか、それを言い訳に、ちょっと良いものを買いたいだけ。

執行役員になったときは、モンブランのボールペンを奮発して買った。
大人なので、人前で恥ずかしくないものを手にしよう、という想いだったが、この半年くらいは人前で字を書くこと

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