シェア
四葉かなえ
2019年12月16日 23:48
始まりがあれば終わりがある。出会いがあれば別れがある。生あるものに等しく訪れる「死」。生命の終焉について考える。私は義母と同居している。間もなく米寿を迎える義母は、足腰が弱く、外出は車椅子。昨年は腰をひどく痛めて、入退院を繰り返した。認知症持ちで、季節や時間の感覚が薄れつつある。テレビと照明のリモコンは、ボタンが多くて、どこを押したらいいのかわからない。幸い、よく食べて、よく
2019年7月6日 06:59
我が家は5人家族だ。主人と私と二人の子供。そして、主人の母。義母は御年87歳。足腰が弱まり、認知症状もあるため一ヶ月に一週間程度はショートステイを利用する。日中の見守りは欠かせず、外出は車椅子なので家族同伴が必須。幸いにして食う・寝る・出す(排泄)については問題がないので、自宅で過ごす日々が続く。とはいえ、認知症特有の「繰り返す会話」への行き詰まり。日常動作をど忘れしてしまい、
2018年10月24日 03:35
家族で夕飯の食卓を囲み、そろそろ寝支度に入ろうかとしていたその時。小3の長男が、私のもとにやってきた。「おばあちゃん、目眩がするって」それは、同居の義母からのSOSだった。たまに出る、一時的な不調。こう言ったら申し訳ないが、大概は安静にしていれば治まる。非情に思えるかもしれないが、私は少しそっとしておくことにした。義母は、ベッドに横になって頭を抑えてはいたが、他にどうということ
2018年9月29日 06:32
我が家には、推定年齢50歳を越えようかという、ぬか床があります。なんでも、主人のおばあちゃんの代から受け継がれている逸品とのこと。主人のおばあちゃん、義母、そして私。三代に渡って受け継がれ、家庭の味として長く愛されてきました。ぬか床の主原料は、ぬか、にんにく、鷹の爪、塩。ちなみに、ここ一年くらいは私が管理するようになりましたが、詳しい作り方はわかりません(笑)我が家のぬか床は、電