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自己紹介【治療、フィジカル、メンタル】トータルコンディショニングを行っている治療院です
皆様初めまして。原沢治療院 院長の原沢と申します。針、灸、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得してから25年間、病院のリハビリ室勤務、ヤクルトスワローズ球団トレーナーを経て開院し、同時に宮本慎也選手、村中恭兵選手をはじめ多くのプロ野球選手の個人トレーナーも行って来ました。現在も治療院業務の他にヤクルトスワローズ中村悠平選手の個人トレーナーとして活動しています。
院内業務は治療、パーソナル
スポーツトレーナーを【職】として目指す方への参考に
今人気のスポーツトレーナー。来院される学生の患者様からも進路の希望として質問を受ける事がとても多いです。
しかし、それをボランティアではなく【職】として考えると現実的な事も考えなくてはいけません。
学生さんは最後の夏の大会も終わる時期だと思います。今回は僕が経験してきた事が(僕の周りの方達の感想含め)スポーツトレーナーを目指す方の参考になればと思い書きました。
問題点1. 収入につい
2021年プロ野球シーズンと個人トレーナーとしての感想
ヤクルトスワローズがセリーグで優勝し、激戦だった日本シリーズも制し日本一。しかも中村悠平選手が日本シリーズでMVPを受賞し、最高の1年でした。
昨年、解説者の方に伺いたいのは【なぜ選手がその行動をしたのか?】
https://note.com/flex0611/n/n7f3d4320e424
という記事を投稿させて頂きました。これは僕の投稿したnoteの記事の中で最も読んで頂いた物にな
【球数制限】は【投球障害】の防波堤になるのか?
球数制限のメリットとデメリット 投球障害は投球により発生します。当然、球数を制限すればするほど怪我は減るでしょう。極論を言えば投げなければ投球障害は生まれません。
しかし、それでは野球は出来ません。技術、体力の向上も難しくなります。
投げなければ怪我をしない、しかし投げなければ上手くならないという問題があります。
今回は野球をしっかり行うという条件で、球数制限が投球障害を防ぐ為にどれく
個人トレーナーの思い出 【天才】から見た普通
僕が宮本慎也選手の個人トレーナーとしてお仕事させて頂いていた時の話です。
慎也さんはいつもマッサージを受けながらテレビでプロ野球のニュースを見ます。所々で慎也さんから聞ける試合の解説はいつも興味深く、とても楽しかったです。
そのニュースの中の試合でショートの選手がエラーをし、送球を諦めたシーンがありました。しかし、打者は凡打を打った途端にのんびり走っていたので、ショートの選手が諦めず急い
追い込まれたピッチャー。意外な勝負球の選択。
僕はチームトレーナー時代、選手に試合中どんな事を考えるのかを聞くのが好きでした。自分ではなかなか経験出来ない場面をどの様な気持ちで臨んでいるのか興味があるのです。
特に興味深いのは追い込まれた時の心境です。何を選択するかで勝負の行方は大きく変わります。特に投手の球種選択は大きな要素になります。
勝負を決める場面
野球で一番ヒリヒリする場面は9回の攻防、打たれれば負け、抑えれば勝ちの場
大きく遅れた開幕。選手に与えるコンディションの影響は?
大きく遅れていたプロ野球の開幕が決まりました。【これだけ試合や練習がないのだから十分休めて怪我人も出ないだろう】と思う方も多いかと思います。
しかし、この様な長い休養期間は逆に怪我を増やす可能性があるのです。
長い休養は柔軟性を失う
僕が球団トレーナー時代、多かったのが2月にキャンプインした途端の肩、肘痛です。特にベテラン選手に目立ちました。
第3クールが終わる頃まで普段痛みを訴え
【イップス 】と【緊張】はどう違う?
最近プロ野球でも度々話題にあがる事が多い【イップス 】皆様はどの様な物だと思われているでしょうか?
僕の治療院ではイップスを【精神的な要因により競技中に過度な緊張を起こし、正常な動きが出来なくなる物】と定義付けし、カウンセリングにあたっています。
しかし、このイップス は検査で数値が決められている様な物ではなく、基準も曖昧です。
患者様は(僕は本番になると緊張して、いつものプレイが出
解説者の方に伺いたいのは【なぜ選手がその行動をしたのか?】
プロ野球選手はミスをすれば叩かれます。高額な年俸をもらい、大勢のファンの期待を背負ってプレイする訳ですから仕方ありません。
僕から見ても【今日は、やっちゃったな〜】と思う日もあります。しかし、治療に行くと全身の筋肉はバリバリに硬くなり、身体はボールが当たってアザだらけの時もあります。いつも身体に鞭を入れて頑張っているのです。
だからといって、期待を裏切ってしまえば叩かれるのは仕方ないです
【引退】と【戦力外通告】 驚かされた選手からの言葉
シーズン終了後は毎年必ず【引退】と【戦力外通告】があります。
入団する時は華やかに入ってくる選手も、必ず最後はどちらかでチームを去っていきます。
僕が一番長く個人トレーナーとしてお付き合いさせて頂いた宮本慎也選手は、自分で引退する時を決めました。
しかし、この様に自分で引退を決める事が出来るのは、活躍を認められたごく一部の選手です。ほとんどの選手はチームから【戦力外】を言い渡されます
【無駄】を無くす事が【怪我】を減らす。トレーナーの本当のサポート
スポーツは技術、体力の他に精神的な物も関係します。精神的な物を含めると【無駄】という物は存在しないと思います。計画した練習をやり切るだけでも自信に繋がりますし、失敗しても(上手くいかない方法が分かった)と考えれば無駄な物はありません。
しかし、今回は身体的な事のみを対象として、お話しをさせて頂こうと思います。
練習は何かを得る為に行います。例を上げればウエイトトレーニングは筋力を得る為に
【ヤブ】が生まれてしまう理由
医療に関わる人は皆、患者様を治そうとしています。しかし、いわゆる【ヤブ】と言われる人が存在します。もちろん僕も、どこかで言われているかもしれません。
今回は医療側から、なぜこの【ヤブ】が生まれてしまうのかという事を考えてみたいと思います。
まず、我々からみて一番怖いのは、患者様に再来院して頂かないと自分の治療が正しかったのかわからないという事です。
患者様が一度だけしか来院しない理由
痛みの原因が精神的要因の可能性が高い選手の一例
長く治療をしてきましたが【痛み】とは不思議な物です。もちろん痛みがある場合、その部位が悪い事がほとんどなのですが【痛み】は他にも発生する場合があります。
痛みが出るタイミングが決まっているいつも試合前になると膝の痛みを訴えてくるA選手。試合が終わるとケロリとしてる。決まって痛みを訴えだすのは試合前。もちろん検査結果も異常なし。
しかし、こんなA選手が試合前なのに膝の痛みを訴えて来ない時があ
プロ野球選手の個人トレーナーの仕事とは
僕はヤクルトスワローズの球団トレーナーとして勤務後、治療院を開業しながらプロ野球選手の個人トレーナーとして活動しています。
元々は球団トレーナー時代から良くしていただいた宮本慎也選手に個人トレーナーとしてお声掛け頂いた所から始まります。慎也さんとは2003年から退団する2013年まで長くお付き合いさせて頂きました。
僕が彼に行っていた仕事は、オフは怪我の予防と競技に有利になる為のウエイト
怪我の種類と、それは何故起こるか
最初の話題は治療院らしく、怪我の基礎を簡単に御説明させて頂こうと思います。
まず怪我は主に2種類に分けられます。
一つは【急性の怪我】
もう一つは【慢性の怪我】です。
【急性の怪我】とは捻挫、打撲等、いわば事故的に起こる物です。
【慢性の怪我】とは生活していて徐々に痛くなる物です。一般生活では腰痛、肩こり等。スポーツにおいては投球しているうちに起こる肩や肘の痛みになります。