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積ん読

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読むには心の余白が足りない
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#エッセイ

【Kindle出版】お金を第一目的でKindle出版をやってはいけない

お金が目的だとどんどん苦しくなるーー

最初にことわっておきますが、
これは特定の人たちの
批判とかではありません。

深読み厳禁でお願いします 笑

お金儲けを第一にKindle出版をするなら
それはやめておいた方がいいよ、
というお話です。

特定の人を批判したり、
糾弾したりする目的ではなく、
どちらかと言うと
そんな方たちには肩を抱いて
「そんな苦しいことやめたら?」
というくらいの気持ち

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Z世代は芥川賞の夢を見るか?

Z世代は芥川賞の夢を見るか?

「へ?何書いてんのそれ?」

ある日の昼休み。

「もしかして、小説ってヤツ?」

あの子は何の気なしに言ったのかもしれないが、その「小説ってヤツ?」の語調が、グサリと私の心に刺さった。

「ち、ちがうよ!」

そう言いながら、私はそそくさとノートを引き出しに隠した——

◆◆◆

文章を書くことって、ダサいんかな?

——中高生の頃、周りの目から、そんなことを考えていた。

文章を書くことって、

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他人の本棚を覗く

他人の本棚を覗く

本を探すとき、ネットを使って探すことが多い。「読書ブログ」などを参考にすることはあるが、ブログを参照する頻度はそこまで高くなく、一番利用することが多いのは「読書メーター」だ。

自分も本の記録用に使っているというのもあるが、「本を探す」のに特化した利用もなかなか利便性が高いのでよく使っている。
 
読書メーターは、機能としては「本用のSNS」という感じのもので、自分の読んだ本を登録しておくことがで

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「知らんがな」と言う勇気

「知らんがな」と言う勇気

よく「被害者に寄り添って」という話を聞きます。生きていれば色々な辛い目に遭うこともあって、それがその人の人格形成に大きく影響する。ですから、セラピ−やカウンセリングという言葉も聞かれるようになってずいぶん経ちます。

凄まじい経験というのは、いろんな人が体験していると思いますが、そればデスノ−トのようにその人の頭上の履歴として掲示されているわけではありません。今現在の、その人の人と成りに全てが表れ

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弟が大金を稼いだので、なにに使うかと思ったら

弟が大金を稼いだので、なにに使うかと思ったら

岸田家の歴史を揺るがす大事件が起きた。

わが弟が、莫大なお金を稼いだのである。
大金とは、彼が三十年働いて手にするはずの金額だ。

それを数時間で。

田舎の片隅にある剥がれたフローリングの我が家から、絶世の富豪が爆誕した。血統書のない梅吉(犬)も、高貴なチャウチャウに見えてくる。

弟は生まれつきダウン症なので、障害のある人が集まる福祉作業所で、平日の朝から夕方まで働いており、日給は500円だ

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