私がオーストラリアの臨床栄養クリニックでしてる事🏥🇦🇺
臨床栄養士って食事指導や栄養を教えるんでしょ?
って質問よくされます。
それもします。
ただ、私の学位では病気のメカニズムや生理学、解剖学、栄養化学や分子栄養学をしっかり学ぶので、予防医学、病気や症状のサポートがメインです✅
Bachelor of health science の最終学年ではGP(ジェネラルドクター、医者)や研究所に患者のテストの紹介状を送る事が出来きます。
(スーパーバイザーの指導のもと)
例えば血液検査、遺伝子検査、超音波検査などなど。
例えば
“風邪をよく引く患者が来て
ビタミンDを血液検査したところ。
不足だった。
↓
だから免疫が落ちやすいんだ。”
“なんで寝れないのか?”
“PMS?”
その人の体に起きている体の異常メカニズムをカウンセリングによって紐解くこともします。
カウンセリングは約40-60分👩🏫
原因を突き止める為に患者に質問し続けます。
その検査結果をもとに栄養サプリを処方したり、生活習慣、食事アドバイスをします😌
ちなみにサプリは専門家のみが処方を許されているものを使います💊
私自身も患者の血圧を測ったり、臓器に異常がないかの検査やテストをするのでリサーチがめちゃくちゃ大切。
私がリサーチをしたり、患者を診る際に使うのがRCT(ピラミッドの赤い部分)という1番信頼性が高い情報。
話が逸れますが。。。
ちなみに。。。
動物実験はこのピラミッドで1番信頼性が低い。
な、の、に、ソーシャルメディアなどで人気になる情報はこの動物実験が元になってる事が多い🙌🙌
例えば、
CBDオイルやファスティング。
コレらは最近まで動物実験までの情報しかなかった。
ようやく質の良い文献も増えてきたけど
“患者を危険な目にあわす可能性がある。”
“服用量を間違えると精神状態に影響を与える”など文献に書かれている📝
さらに、実験方法を見るとほとんどが医療的疾患がある患者や症状がある人がサンプルになっている。
なので、
みんなにそれらの商品や方法が当てはまるわけではない。
むしろ専門家の意見を聞かず自身でCBDオイルやファスティングを実施するのは危険⚠️
*オーストラリアでは医師の処方なしにCBDオイルは手に入りません。
正しい情報かどうかを見極めるのも臨床栄養士としての1つの役割です👩🏫
木で例えるとドクター達は葉っぱのお手入れをしてくれる。
“病気の管理”
私たち臨床栄養士は土や根っこのお手入れをする。
“体の機能異常が改善するようにサポートする”
オーストラリアでは、
予防医学系の専門家とドクターが協力し合うことも多いです。
私も学生クリニックで
“〇〇テストをしたところ。〇〇でした。
よってーーー&ーの検査の検討をお願いします。”という
紹介状をドクター(GP)でよく書きます。”
日本でもこのようになってほしいなぁ〜と切実に思います🙌
.
なぜなら、ほとんどの病気や症状は急性ではなく慢性(炎症、細胞の機能異常、栄養不足など)。
薬で症状を抑えられたとしても慢性症状の場合、根本まで改善する事は難しいです。
“高血圧の薬飲んでるから何もしなくて大丈夫”
って事は絶対にありません。
血圧が高い
🟰肝臓、腎臓などもダメージを受けやすくなってるからです。
薬が必要な場合はもちろんあります。
でも、薬を服用してるなら
さらに自身の体を大切にする必要があります🙌
資格を持った臨床栄養士や自然療法士と医者がタッグを組めば様々なアプローチができる。
今、学生クリニックで実際に患者を診ていて思うのが、
それぞれのフィールドの専門家がコラボすると患者自身も凄くやる気になり、
自ら学ぼうとしてくれる。
そして様々な相乗効果が生まれる。
ドクターだけじゃなく、鍼灸師や中医学師とタッグを組むこともあります。
私が現在クリニックでしている事の一部を紹介しました✨
オーストラリアへいる方で、興味がある方は是非インスタにてDMをください💕
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