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相手の本音を聞き出しやすい時間

あなたは、どんなときに相手の本音を聞き出しやすいですか?

私の経験を通して感じた本音を聞き出す最適な時間について書いていきます。

<フリースクールで学んだこどもの本音を聞き出す時間>

①給食を食べる時間

給食を一緒に食べながら、朝に不機嫌だった子や、荒れていた子に、「朝なんで不機嫌だったのー?」と聞いたら、「○○だったから」と本音を話してくれやすい。

②給食を作っている時間

給食を作っている時間に話しかけてきたりする。

私は給食作りに一生懸命だから、こどもは一方的に話す。私は真面目に聞いていないし、相槌も「ふーん」「へえ」ばっかり。

でも、こどもは「ただ聞いてほしい」ということが多く、それくらいがちょうど良かったりする。

私からの意見もアドバイスも求めてないから、「話してすっきりした」といってまた遊びへ戻る。

「親に言ってないけど」「こんなことがあって本当は嫌だった」なんて、実は重要なことや本音を話してくれるのもこの時間だったりする。

そしてこどもが一方的に話す、私は半分聞いている、ということの積み重ねがこどもとの信頼を構築していってることも、実感としてあった。

<フリースクールで学んだこどもの本音を聞き出すNG時間>

①遊びに集中しているときや、友達同士で話しているとき

このときに話しかけても、雑に返答されたり、めんどくさそうに適当に答える。笑

決して、こどもの本音を聞き出すときは、こどもの集中を阻害してはいけないと身を持って学んだ。笑

今言いたいこと!は、こども集中を阻害してまで伝えるけどね。

<おとなの本音を聞き出す時間>

①一緒に食事をしている時間

おいしいものを食べているときや飲んでいるときは、「心地よさ」を感じて、心がふんわり開き、無意識のうちに本音で話している。

酔ったときこそ本音が出やすい、というのはまさにこのこと!

私は、初対面だと、人見知り発揮したり、警戒心を抱きやすいが、初対面で一緒に食事をしながら話すのだと、いつの間にか本音を話して、仲良くなっていた、という事例が何度もある。

ビジネスパーソンの間でも、ランチを共にしたり、ランチミーティングをしているのは、食事を共にすることで、リラックスして深く話せて、お互いを受け入れやすくなり、関係性が友好的になることで、働きやすくなるということもあるのではないか。(時間短縮という利点もあるだろうが。笑)

だから、朝食でも昼食でも夕食でもいいから、食事をともにするのは、相手の本音を聞き出す、仲を深めるために、有効な時間。

②向き合って話す時間を作る

流れるように日常を過ごしていると、相手と向き合って本音を話す時間がない。

だからこそ「向き合って話す時間」を作る。

向き合っても良いし、横並びでもいい。家でもお店でも宿でもいい。

相手と2人きりの時間で(状況によっては3人や5人にもなる)、テレビなども雑音もすべて消して。スマホもパソコンも遠くに置いて。

「私はこう思っている」「こう感じている」と自分の本音をそっと机に置いていくような話し方をする。

「あなたはどう?」とただ聞く。

決して相手に押し付けたり、ぶつけたりするような話し方は、対立になるためしない。

「向き合って話す時間」を作る、というのは自分の本音を伝えるためにも、相手の本音を聞き出すためにも、とても重要な時間。

その時間の積み重ねが、深い仲へと変わっていく。

<おとなの本音を聞き出すNG時間>

①食事の準備時間

「みんなでご飯を一緒に食べよう!」と準備する時間はNG。

こどものときとは反対だ。

なぜなら日本人のおとなは気を使う。

「手伝うことある?」と聞きながら、なにか手伝えることに意識が向く。誰かが料理していたり、準備していると、自分もなにか出来ることがあるか、を探すことに意識が向いている。

だから話しかけても浅い会話や上辺の会話になりやすい。

以上が、私が経験から学んだ相手の本音を聞き出す時間。

人がありのままの姿でいられる時間、幸せを感じられる時間のひとつが、おいしいものを食べているとき。

だからこそ、自分を開放して自分らしくいられる時間を過ごせる場を作っていきたい。

みんなで食事して、ほろりと本音が出て、だれかのひと言で気が楽になったり、心が穏やかになる、そんな場所があれば、自分の人生を自分で歩む人が増えるのではないかなあ、本来の自分に戻る人が増えるのではないかなあ、、、と思っている。

相手の本音を聞き出す時間を知って、「自然の中でみんなで食事をする場」を作りたい私の夢まで広がった!

実現するのがとっても楽しみ!!!


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