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落書きノート

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ワンオーダー キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜36

「私がこの引き金を引けば、雪道さんの命は終わりです」 槇村さんは浮かべた微笑を一ミリも動かさずに宣告する。 「この前命の危機に陥ったばっかりなのに、スパンが短す…

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7年前
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ワンオーダー キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜35

槇村さんのドレス姿はとてもよく似合っていた。 「牙龍さん、お願いしまーす」 井之上さんの声が響いた。 槇村さんの席に呼ばれたらしい。 ボクはビールを飲み干すと流…

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7年前
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ワンオーダー キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜34

ボクは待機スペースを出て、店の右端に位置する流の席を見た。 長い黒髪のきつめの顔立ちの女性が座っている。歳は20代後半か30代前半といったところだろうか? ボクはに…

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7年前
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ワンオーダー キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜33

イライラした様子の流に指示されるまま、ボクは床掃除、テーブル拭き、看板だしをした。 1時間程作業し、その後、簡単に仕事のレクチャーを受けた後、流はカーテンのかか…

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7年前
2

ワンオーダー キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜32

「どうも、井之上です」 眼鏡の男はそう名乗った。 「ここの支配人やってます」 「はじめまして、尾田雪道です。槇村さんの紹介で」 「あー、いい、いい、固い固い」 …

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7年前
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ワンオーダー キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜31

重たい扉を空けて、薄暗い店内に入って行く。 スーツを着た男達が掃除をしている。ホスト達が開店準備をしているだろうか。 「おはようございます!」 男達に威勢よく挨…

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7年前
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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_30

槇村さんは、スマホでどこかに連絡すると立ち上がり、繁華街へと向かった。 帰宅ラッシュの電車を乗り継ぎ、降りた駅は近辺の街でも比較的栄えている土地だった。 居酒屋…

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7年前
2

ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_29

ボクは全トッピングのワッフルとカフェモカを頼んだ。 お値段1800円である。 「ゆ、雪道さん、多少の遠慮もないところが好きです」 「いやー、うまい。病院食は味気なか…

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7年前
2

ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_28

槇村さんは小洒落たカフェにボクを連れて行った。レンガテイストの壁に、開放的な店内を演出する大きな窓。そして明治時代を彷彿とさせる街灯。 店に入る前に値段が確認出…

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7年前
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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_27

それからほどなくして、ボクは退院の運びとなった。 入院費はバカにならない。 諸々でおよそ20万強! キタコレ! どうすんねん! とりあえずはクレジットカードで支…

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7年前
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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_26

壇ノ浦さんからLINEが来たのは、華々しい勝利からおよそ20分後のことだった。 メディアは突如として現れ、怪物を倒した謎のヒーローのことで持ち切りになっていた。 「倒…

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7年前

ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_25

テレビ中継で映されたEvil Demandは先日と同じ奴だった。 街に火柱が上がっている。 きっと、今まさに現場では苦しんでいる人がいるのだろう。 何故、奴らは人々を襲う…

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7年前
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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_24

壇ノ浦さんはそれから30分くらい父親との確執を語り始めた。 面倒なので、話の要点をまとめてみた。 父親、悪徳。 仲違い。 ほぼ絶縁。 とのことでした。 「尾田君…

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7年前
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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_23

「大学を辞めるの?」 壇ノ浦さんは真顔でボクを見て尋ねた。 「はい、仕事に専念しないと」 「その生活を返済が終わるまで続けるつもり?」 「ええ、そうなります」 …

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7年前
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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_22

退院がおよそ2週間後の2月末になる見通しである。 その間、ボクは病院のベッドの上でこれからのことを考えた。 毎月50万というお金を支払い続けるのは途方もないことの…

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7年前
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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_21

翌日、お見舞いに訪れたのは槇村さんだった。 「聞きましたよー、雪道さん。あの映画の後、巻き込まれちゃったんですね。なんか、ごめんなさい」 「いやいや、ボクの自己…

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7年前
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ワンオーダー キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜36

「私がこの引き金を引けば、雪道さんの命は終わりです」

槇村さんは浮かべた微笑を一ミリも動かさずに宣告する。

「この前命の危機に陥ったばっかりなのに、スパンが短すぎる!」

「壇ノ浦さんを助けようとしたんですよね? 見てましたよー」

「え、何でそれを……」

「ばきゅーん!」

思わず身を強張らせる。

「大丈夫です。まだ撃ちません」

できれば一生撃たないで欲しいのだが。

「雪道さんの絶体

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ワンオーダー キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜35

槇村さんのドレス姿はとてもよく似合っていた。

「牙龍さん、お願いしまーす」

井之上さんの声が響いた。

槇村さんの席に呼ばれたらしい。

ボクはビールを飲み干すと流に断って、席を後にする。

流は素知らぬ顔で接客を続けた。

立ち上がり、廊下に出たボクに、井之上さんが耳元で囁く。

「お友達でも、客にしなよ?」

どんな顔をすべきなんだろう?

槇村さんはボクにとってどんな存在なんだろう?

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ワンオーダー キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜34

ボクは待機スペースを出て、店の右端に位置する流の席を見た。

長い黒髪のきつめの顔立ちの女性が座っている。歳は20代後半か30代前半といったところだろうか?

ボクはにこやかな表情をつくり、女性の前に座った。

「え、誰?」

怪訝な顔をする女性。

香水の匂いが鼻についた。

「はじめまして、新人の我龍です!」

「あ、新人?」

「今日、入りました」

「ピチピチじゃん」

「ピチピチっすかね

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ワンオーダー キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜33

イライラした様子の流に指示されるまま、ボクは床掃除、テーブル拭き、看板だしをした。

1時間程作業し、その後、簡単に仕事のレクチャーを受けた後、流はカーテンのかかった簡素な個室にボクを呼び、そこで待機するよう命じた。

「ここが、俺らの待機スペース。今日はとりあえず呼ばれるまでここにいろよ」

「分かりました」

大人しくボクは命じられたままそこに腰掛ける。

コツコツと革靴の足音がしたと思うと、

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ワンオーダー キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜32

「どうも、井之上です」

眼鏡の男はそう名乗った。

「ここの支配人やってます」

「はじめまして、尾田雪道です。槇村さんの紹介で」

「あー、いい、いい、固い固い」

井之上さんはボクの言葉を遮った。

自分だって、固いのでは?と若干思った。

「まー、座って」

井之上さんに促されてボクは椅子に腰掛ける。

井之上さんは回転椅子ごとこちらに寄り、対面する形になった。

「女の子、好きなの?」

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ワンオーダー キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜31

重たい扉を空けて、薄暗い店内に入って行く。

スーツを着た男達が掃除をしている。ホスト達が開店準備をしているだろうか。

「おはようございます!」

男達に威勢よく挨拶された。

「あ、お、おはようございます」

夜だというのに、おはようございますとは、これいかに。

槇村さんはボクの後をついて来る。さすがにここではリードしてくれないらしい。

と、一人の金髪の男がボクらの前に立ちふさがった。

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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_30

槇村さんは、スマホでどこかに連絡すると立ち上がり、繁華街へと向かった。

帰宅ラッシュの電車を乗り継ぎ、降りた駅は近辺の街でも比較的栄えている土地だった。

居酒屋等の通りを抜けると、いわゆる夜の大人の街にさしかかる。

仕事を終えたサラリーマン集団や、デートらしき社会人カップル。接待をしているようなスーツの集団。客を呼び込もうと声をかけるキャッチ。

槇村さんは意外と慣れた様子でずんずん進んで行

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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_29

ボクは全トッピングのワッフルとカフェモカを頼んだ。

お値段1800円である。

「ゆ、雪道さん、多少の遠慮もないところが好きです」

「いやー、うまい。病院食は味気なかったからねー」

人の金で食べるものほどおいしいものはない。

絶望的な現状を甘味が緩和してくれる。

「あれ、何かしょっぱい?」

「ゆ、雪道さん、なんで泣いてるんですか?」

「え? 泣いてる?」

気付くとボクは知らぬ間に涙

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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_28

槇村さんは小洒落たカフェにボクを連れて行った。レンガテイストの壁に、開放的な店内を演出する大きな窓。そして明治時代を彷彿とさせる街灯。

店に入る前に値段が確認出来るものはないかと探したが、置いてなかった。

小洒落ているということは、それだけ設備投資しているということである。

それを回収するために、商品にもその分を上乗せしている可能性もある。

ボクは全然、マク◯ナルドでいい。

バニラシェイ

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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_27

それからほどなくして、ボクは退院の運びとなった。

入院費はバカにならない。

諸々でおよそ20万強!

キタコレ!

どうすんねん!

とりあえずはクレジットカードで支払った。

リボ払いである。

どんどんボクの借金額が膨らんで行く。

病院を出て、ボクはとぼとぼと街中を歩いた。

昼下がりの穏やかな空気。

親子連れが公園で遊んでいる。

この平和な昼下がりをボクはあと何回味わうことが出来る

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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_26

壇ノ浦さんからLINEが来たのは、華々しい勝利からおよそ20分後のことだった。

メディアは突如として現れ、怪物を倒した謎のヒーローのことで持ち切りになっていた。

「倒した」

届いた文章は簡潔にそれだけ。

「ご苦労様でした」

どんな言葉をかけるべきか分からず、ボクは簡単にそう返した。

金を捨て、命を張って、万人のために戦った人間に、ボクがかけていいことばは、一体どんなものなんだろう。

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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_25

テレビ中継で映されたEvil Demandは先日と同じ奴だった。

街に火柱が上がっている。

きっと、今まさに現場では苦しんでいる人がいるのだろう。

何故、奴らは人々を襲うのだろうか。

Evil Demand。

訳すと、邪悪な要求、である。

何か意味があるのだろうか。

Evil Demandは人々を襲っている。

と、眩い光が一閃し、Evil Demandの身体からどす黒い血液が飛び散

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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_24

壇ノ浦さんはそれから30分くらい父親との確執を語り始めた。

面倒なので、話の要点をまとめてみた。

父親、悪徳。

仲違い。

ほぼ絶縁。

とのことでした。

「尾田君、簡潔にまとめすぎじゃないかしら?」

「だいたい分かるんじゃないすか」

「行間が空きすぎだと思うわ、さすがに」

「いいんですよ。このタイミングで長々と壇ちゃんの家族話されても」

「壇ちゃんを定着させようとしないで。下の名

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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_23

「大学を辞めるの?」

壇ノ浦さんは真顔でボクを見て尋ねた。

「はい、仕事に専念しないと」

「その生活を返済が終わるまで続けるつもり?」

「ええ、そうなります」

壇ノ浦さんは目を伏せて、ため息をついた。

「尾田君……」

おもむろに何かを言いそうな気配だ。

「ご両親は?」

「親は小さいころ事故で死んでます。親戚の家で育てられたんですが、そことは仲悪くて、お金は払ってくれないと思います

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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_22

退院がおよそ2週間後の2月末になる見通しである。

その間、ボクは病院のベッドの上でこれからのことを考えた。

毎月50万というお金を支払い続けるのは途方もないことのように思えた。

しかし、もしあの時ボクが支払っていなければ、壇ノ浦さんはおろか、ボクも今この世に存在しなかっただろう。

窓の外を眺める。

河川敷の桜並木が見えるが、まだ咲く気配はない。

あの桜が咲くまで、生きていたいものである

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ワンオーダー 〜キャッシュがないと戦えないヒーローとそれを支えるボクの話〜_21

翌日、お見舞いに訪れたのは槇村さんだった。

「聞きましたよー、雪道さん。あの映画の後、巻き込まれちゃったんですね。なんか、ごめんなさい」

「いやいや、ボクの自己責任だから、槇村さんが気にすることじゃないよ」

槇村さんはボクの頭に巻かれた包帯に触れた。

「痛いですか?」

「痛い」

「えい、えい!」

包帯の箇所にデコピンしてくる槇村さん。

「こら」

「えい、えい!」

しつこくデコピ

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