硬めの海老

毎日を綴ります。

硬めの海老

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記事一覧

悪意/偏見など

悪意について 人はチクッとする針を持っている。 それを表に出すのか出さないのかはさておき。 それは悪意だ。 普段はあまり見えない、だから刺さらないし痛くない。 暗黙…

硬めの海老
1か月前

某テーマパークで良かった瞬間

メリーゴーランドにて ・10歳以下の子供であれば2人乗りができる。それを踏まえて我が娘と2人乗りしているおしゃれな母親。赤いスウェットベースボールキャップにジーンズ…

硬めの海老
1か月前

港は夕焼けがいい。海があるからだ。 港の向こう岸には工場が見える。煙突からもくもくと煙が上がる。 広がる工場の景色を見てなぜか令和より昭和を想起した。 テクノロジ…

硬めの海老
1か月前

漢気スイッチ

漢気スイッチがある。人には。 今の時代に漢気というと色々な問題が紛糾しそうだ。 気を悪くされた方には大変申し訳ございません。 一旦この表現を使わしていただけると幸…

硬めの海老
1か月前

新生活前に思う事①

日が差し込む駅のホーム。 乾燥して少しひんやりとする冬の空気と陽の光の重なりは自分にとっていつだって素敵なものと思っていた。 お昼すぎの時刻だからかいつもよりちょ…

硬めの海老
1か月前

新生活前に思う事②

最近の自分はなんだか人のありがたみを忘れている気がする。 自分の将来のために生きるには一人でいることも厭わない姿勢でいる。 ただ、1人で生きているつもりになるのは…

硬めの海老
1か月前

③1人旅回想

引き続き1人旅を続けている。夜に岡山についた。外は大雨だ。宿を決めていないのでどうしようかと考えている。その中でコスト面を鑑みて複数のマンガ喫茶の内どれにしよう…

硬めの海老
1か月前

②1人旅回想

お金が無い中旅をしている。1人旅だ。なるべくコストは抑えたい。だからホテルには泊まらずに漫画喫茶にとまることにした。しかしそこで不安を感じた。 「落ちるところまで…

硬めの海老
1か月前

①1人旅 回想

温泉特有の匂いが身体にまとわりついている。ヒッピーのような髪であるならばなお一層。早朝に向かった有馬温泉。肝心の温泉はものの10分ほどであがったが、それてもいい。…

硬めの海老
1か月前

万博公園

旅行先の街を歩いている。かわいた空と涼しい風の元。 目の前の公園で保育園児の遊ぶ様子が見える。これからの日本を引っ張っていく世代だ。 昼すぎに腹ごしらえをするた…

硬めの海老
1か月前

日々

18:00前。6月にもなると日が長くなり始めているから暗くはなくてまばらな雲と青空の間にいる。半袖は少し肌寒いが爽やかな風が吹いた時幸せだと思った。 お金もない。パー…

硬めの海老
1か月前

雑な考え①

1-1「時間を大切に使わなければという戒め」 ついこないだまではモラトリアム期間などといって残り僅かな大学生活を堪能していた。周囲の友人も等しくそのように過ごして…

硬めの海老
1か月前
1

スポーツ選手に必要な2つの能力をへたくそが邪推する。

スポーツに関して思うこと。 結論、ある程度正解があってその動作をいかに遂行するかというのが大切なことのように思う。 正解というのは科学的な研究であったり、そんな…

金曜日の魔力

電車にて帰路につく。金曜日の夜、終電近くの頃。沢山の人々を乗せながら電車は動くものであるが、その中でとりわけ1組の男女に目が行った。 つがいの内片方は、愛想のい…

トリートメント

艶やか(つややか)。 素敵な後ろ姿が目と鼻の先にある。 髪は長い。背骨の真ん中にまで伸びるだろうか。ただラプンツェルとまではいかない。(さすがに彼女は長すぎる。…

華奢なリップではない

ジェニーハイの曲で華奢なリップという曲がある。 テンポ感がよく聴いていた。 華奢な唇ということだから薄めなのかなとか、想像の余地はあるが今まで特に思考を巡らせて…

悪意/偏見など

悪意について
人はチクッとする針を持っている。
それを表に出すのか出さないのかはさておき。
それは悪意だ。
普段はあまり見えない、だから刺さらないし痛くない。

暗黙の了解で人の前ではあまり出さない。
しかし時たまそれが破られて針を見ると残念な気持ちになる。

見えなければ存在しないのも同然に見えるけれど、心の中に悪意があってただそれが見えていないだけなら。それはそれで残念だ。
けれど明るい人当た

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某テーマパークで良かった瞬間

メリーゴーランドにて

・10歳以下の子供であれば2人乗りができる。それを踏まえて我が娘と2人乗りしているおしゃれな母親。赤いスウェットベースボールキャップにジーンズ。子供とはお揃い。メリーゴーランドが曲がなりにも回り始めると自撮り動画で思い出を記録。通常そういうホームビデオ的な我が子を写した記録にカルチャーぽさはない印象がある。ただ、その人はおしゃれであるからなんだかカルチャーっぽさを感じた。飄

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港は夕焼けがいい。海があるからだ。
港の向こう岸には工場が見える。煙突からもくもくと煙が上がる。
広がる工場の景色を見てなぜか令和より昭和を想起した。
テクノロジーは比べ物にならないにしろ、向こう岸から眺める分にはその景観は旧来的に見えるであろう。
船の向こうには小さく見える工場と水平線、差し込むピンクとオレンジの狭間の色は夕方頃の時刻を示していた。
左を向けばすっかり陽が落ち暗い空に右を向けばピ

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漢気スイッチ

漢気スイッチがある。人には。

今の時代に漢気というと色々な問題が紛糾しそうだ。
気を悪くされた方には大変申し訳ございません。
一旦この表現を使わしていただけると幸いです。

漢気スイッチとは何か。
サンプルケースをいうと、例えば彼女とクレーンゲームをしてて狙っているアイテムが全然取れず諦めて帰るとする。しかし帰り道すがら彼女が残念そうにアイテムに思い馳せている。「あれ欲しかったなぁ。。」という様

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新生活前に思う事①

日が差し込む駅のホーム。
乾燥して少しひんやりとする冬の空気と陽の光の重なりは自分にとっていつだって素敵なものと思っていた。
お昼すぎの時刻だからかいつもよりちょっと空いている車両からホームに足を踏み入れると、人のいないベンチが目に入る。
車両が止まったからだろう。この景色はなんてことは無い。
ただどちらかと言うと勿論好きな景色だ。
妙な事に心は切なさを感じている。

この先退職を控え、新生活を予

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新生活前に思う事②

最近の自分はなんだか人のありがたみを忘れている気がする。
自分の将来のために生きるには一人でいることも厭わない姿勢でいる。

ただ、1人で生きているつもりになるのは驕りだ。
孤独がかっこいいと思って生きるのはやめよう。

自分の時間を生きるのは勿論大切なことだしそれ単体はいいことだけど、
それを誇張しようとするダサい自分とか、今まで支えられて助けられて存在してたとことを忘れちゃって自分一人で生きて

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③1人旅回想

引き続き1人旅を続けている。夜に岡山についた。外は大雨だ。宿を決めていないのでどうしようかと考えている。その中でコスト面を鑑みて複数のマンガ喫茶の内どれにしようかと考えあぐねており1時間が経過した。

岡山は大雨に打たれている。強い雨の中傘を差し泊まる場所を探していた。1時間はどうしようかと迷った。そしてあれこれ考えて4500円でネカフェに泊まることにした。あまり納得のいく価格ではない。相場より高

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②1人旅回想

お金が無い中旅をしている。1人旅だ。なるべくコストは抑えたい。だからホテルには泊まらずに漫画喫茶にとまることにした。しかしそこで不安を感じた。
「落ちるところまで落ちていく」そう感じた。

漫画やポルノという娯楽に囲まれた施設。
そこにはジュースのドリンクバーや無料のカレー、カップラーメンすなわちジャンクフードらがある。
一見エデンのように思えるがそこには得も言えぬチープさがある。
やけに薄いカレ

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①1人旅 回想

温泉特有の匂いが身体にまとわりついている。ヒッピーのような髪であるならばなお一層。早朝に向かった有馬温泉。肝心の温泉はものの10分ほどであがったが、それてもいい。雰囲気を感じる旅だ。心を養生できる自然がいい。

1日中電車に揺られながら向かう先には何があるというのか。なんてことは無い。ただの気の向くままだ。その先には城跡がある。
西宮で買った2冊の文庫本の内1冊は早々に読み切ってしまった。
もう一

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万博公園

旅行先の街を歩いている。かわいた空と涼しい風の元。
目の前の公園で保育園児の遊ぶ様子が見える。これからの日本を引っ張っていく世代だ。

昼すぎに腹ごしらえをするために中華料理屋に向かう。
頼んだのは中華丼。甘みはうまみ。それを体現していた。
甘しょっぱいタレに絡まれた野菜や卵ご飯。三位一体となって私の脳幹、間脳を通り、側頭葉の味覚中枢へと伝わる。ありがたい話だ。

空腹には贅沢すぎるボリューム。

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日々

18:00前。6月にもなると日が長くなり始めているから暗くはなくてまばらな雲と青空の間にいる。半袖は少し肌寒いが爽やかな風が吹いた時幸せだと思った。

お金もない。パートナーもいない。仕事もない。
やるべきことだけは沢山あって日々追われている。
ただだからといって気分は沈んでいない。

涼しい風が吹いた時自分は恵まれていると思った。
順風満帆からは程遠いい毎日だけれど、得も言えない幸せを感じた

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雑な考え①

1-1「時間を大切に使わなければという戒め」

ついこないだまではモラトリアム期間などといって残り僅かな大学生活を堪能していた。周囲の友人も等しくそのように過ごしていた。あるものは北海道にあるものは沖縄に、友人間が感じていた気温の寒暖差はすさまじいものであったろう。みな思い思いに限りある時を過ごしていた。しかし、当然終わりはある。気がついたら卒業式になっていた。4年間はあっという間だったと思う一方

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スポーツ選手に必要な2つの能力をへたくそが邪推する。

スポーツに関して思うこと。

結論、ある程度正解があってその動作をいかに遂行するかというのが大切なことのように思う。
正解というのは科学的な研究であったり、そんなに学術的ではないもっとその競技の中にある暗黙知であったりが該当する。前者に関しては論文やら、指導者やらに教えてもらい、後者に関しては身近な上手なチームメイトなりからみて盗むというものだろう。

そうはいっても、まだまだ抽象的なので近づきた

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金曜日の魔力

電車にて帰路につく。金曜日の夜、終電近くの頃。沢山の人々を乗せながら電車は動くものであるが、その中でとりわけ1組の男女に目が行った。

つがいの内片方は、愛想のいい女性だった。知り合いに似ている。なんだかわからないけど似ている。愛想がよく、節々のコミュニケーションの中にユーモアを織り交ぜているところが似ている。そしてそのユーモアがおおよそ万人受けするであろう軽い尖り方なのも似ている。にこにこしてい

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トリートメント

艶やか(つややか)。

素敵な後ろ姿が目と鼻の先にある。
髪は長い。背骨の真ん中にまで伸びるだろうか。ただラプンツェルとまではいかない。(さすがに彼女は長すぎる。使用するトリートメントの量たるや、想像にすらできない。)

さておき、長い髪がフリースの上のる。あの優しい素材であればキューティクルは確かに守られるだろうと胸を撫で下ろす我は、全くもってのアウトサイダー。今目の前の彼女と関係などなさすぎる

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華奢なリップではない

ジェニーハイの曲で華奢なリップという曲がある。

テンポ感がよく聴いていた。

華奢な唇ということだから薄めなのかなとか、想像の余地はあるが今まで特に思考を巡らせていなかった。

しかし、本日華奢の反対の概念(肉感的になるのだろうか、ニュアンスを込めると)を見つけた。
真っ赤なリップに彩られている十分すぎるほど肉厚な唇だ。
まさしく華奢の対極をなす肉感的な唇をしていた。
そういうわけで私は意図せず

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