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日々の日記

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散歩するみたいに日々を生きていたい!
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#小説

小説を書いてきた私を振り返る

小説を書いてきた私を振り返る

初めて小説を書いたのは、2004年。私は中1だったみたい。
なぜそんな風に記憶をしているかというと、市の図書館で江國香織さんの「号泣する準備は出来ていた」を借り、読んだ後に書きたいと思った記憶があるからだ。

確か「その号泣する準備は出来ていた」は、直木賞受賞コーナーにあって、中学校の図書室に置いてある本たちよりずっと大人びた1冊をどきどきしながら手にしたような気がする。

冒険や友達同士のいざこ

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1日で5000字書けた!

小説を書きたくて書いているのに、全然進まなくなってしまって、
6ヶ月の娘の目が離せなくなったからだ、とか
自分でもびっくりするくらいつまらないものだから、とか
どうせ何の意味にもならないし、とか
やらない理由を作って、言い訳している自分を感じた。

noteに目標を書くことで、やるべきことが明確化した。
やっぱり今は小説を書くことが大切だと思い、本当才能ないなぁとしみじみ痛感しながらも今日は娘が寝

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私が本屋さんに求めるものは人との繋がり

私が本屋さんに求めるものは人との繋がり

*本屋さんがどんどんなくなる

有名書店の廃業が新聞に載っていた。
出版不況と叫ばれているが、コミックの売上は回復したとか。

よく言われることだけど、
本好きが減ったわけでも無いし、
電子書籍に市場がめちゃくちゃ奪われたわけでも無く、

暇つぶしとしての本=雑誌、 雑学書
知識習得しての本= ムック、専門書

が売れなくなったんだと体感している。

つまり、本が持っていたある種の機能が失われた、

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朝井リョウさんの言う「解像度」について

朝井リョウさんの言う「解像度」について

先日、岐阜市の図書館で開催された中高生を対象にしたショートショートの文学賞のイベントを観覧した。
タイトルは…「ぼくのわたしのショートショート発表会(ぼくわた)」とのこと。

高校教諭をしていること、朝井リョウさん作品の(そこまで熱心ではないけれど)ファンの一人であること、何より時間が存分にあること、の理由で軽い気持ちで参加した。

受賞した中高生本人が朗読をし、短い文章の中で描く、彼らの世界に触

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図書館の世界

図書館の世界

久しぶりの故郷の図書館。
大学進学を期に実家を出たから、約10年ぶりに市の図書館へ。
学校帰りに足繁く、私はここに通った。休みの日も友達と約束してここで一緒に勉強した。
勉強の合間に、私を誘惑してくる本を時折ぱらぱらめくったし、耐えられなくてそのまま読み進めたこともあったし、決まって数冊借りては家に持ち帰った。
背表紙を眺めているだけで、ふむふむ、あれあれ、と面白い。

私はこの不便な田舎で育ち、

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母と姉と叔母とお正月に百貨店へ

母と姉と叔母とお正月に百貨店へ

百貨店の初売りに行った。
福袋とかその他もろもろ。

私は今無職なので、贅沢なものにお金は使えないから見てるだけ。
元々、お買い物はそんなに好きじゃない。

2つ年上の姉が着なくなった服をよくくれるし、私は高い洋服にあまり興味がない。

母には呆れられるけど、私は会社員だった時から、ぱっとしない、芋な女だった。

つい、姉の買うお洋服や細々としたものに顔をしかめてしまう。

私はその一万円があった

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宇宙と死ぬことと、あなたの為の扉

宇宙と死ぬことと、あなたの為の扉

酔っぱらっていたからでしょうか。

終電間近の地下鉄で、思わず涙を流してしまった。

大学の先輩が名古屋に来てくれたから、飲み会をして、大好きなお友達と「オールなんてとてもじゃないけど、体力的に無理です。ごめんなさい!」と帰ることにした。

懐かしかったねとか笑いながら話しながら、そういえばね、と、友達が自分が描いたイラストの写真を私に見せてくれた。

それは宇宙の中に、象徴的なイメージが散らばっ

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