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母と姉と叔母とお正月に百貨店へ

百貨店の初売りに行った。
福袋とかその他もろもろ。

私は今無職なので、贅沢なものにお金は使えないから見てるだけ。
元々、お買い物はそんなに好きじゃない。

2つ年上の姉が着なくなった服をよくくれるし、私は高い洋服にあまり興味がない。

母には呆れられるけど、私は会社員だった時から、ぱっとしない、芋な女だった。

つい、姉の買うお洋服や細々としたものに顔をしかめてしまう。

私はその一万円があったら、
コーカサス地方で何日暮らせるだろうか?
とか、
カッパドキアの気球はそのお金でぎりぎり乗れるだろうか?
とか、
もし、姉に言ったら、うんざり、空気の読めないやつだと睨まれるだろう。

家族とは言え、流石にそこまで私も社会性のない子ではないから、「うんうん、いいじゃん。似合うよ」と愛想笑い。

お正月、実家でだらだらしてるのはあまりにもひまだったからノコノコついてきてる身だったし。

三人は私の事、ケチだなって言うけど、ううん、それは違う。

だってケチだったら、世界一周なんて行かないよ。
バラデロでオールインクルーシブなんてしないし、
モロッコからふいにどうしても行きたくてセネガルに飛行機で飛んだりしない。

私はうんとお金を使っている。

ただ、三人とは全くお金の使いどころが違うのだ。

そういう時に、ああ、お金って使い方にこそ、その人らしさが出るなと思う。

お金の稼ぎ方よりも、ずっと使い方の方がその人の性格とか価値観が出るような気がする。

だから、顔をしかめたりしないし、私のほうが良いお金の使い方をしてるなんて心のうちで相手を馬鹿にしたりなんてしない。

でも、私は私のお金の使い方が好きだなと心のうちで微笑む。
それはつまり、私は私の生き方が好きだなと思えることだと思うのです。

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