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車に乗りながら「セロリ」を聞いて考えたこと

山崎まさよしの「セロリ」は名曲だし、きっとほとんどの人が聞いたことあると思う。 今日、車のステレオからこの曲が流れてきて、元恋人のことを思い出した。 23歳くらい、付き合いたての私達はカラオケに行き、彼がこの曲を歌い、私は何度も聞いたことのあるこの曲の歌詞を初めて真剣に目で追った。 育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ 夏がだめだったりセロリが好きだったりするのね ましてや男と女だからすれちがいはしょうがない 妥協してみたり多くを求めたり なっちゃうね がんば

    • 一人目は助産院で幸せな出産をした私が二人目は無痛で産みたい理由

      助産院で自然な出産をした私が二人目は設備の整った産婦人科で産むことにした理由をまとめたい。 一番の理由は私のメンタルの安定のためだ。 そして、メンタルを安定するために最も重要だと考えたのは、「24時間無痛分娩対応」ができるという点だ。 そう思えた理由は、一人目の出産を助産院でしてお産のあたたかさと尊さを実感できたから。 助産院も色々あると思うけど、私がお産した助産院の一番の良さは、妊婦さんに寄り添った人間味ある対応だと思う。 検診も私だけのために時間を空けてくれるから待

      • 第2子妊娠記録⑦13週 春の訪れ

        春の嵐を経て、今年の桜が開花した。 桜の花は毎年気持ちを明るくしてくれる。 素直に綺麗だなと思うし、春のあたたかさが前向きな自分を後押ししてくれる。 つわりが終わって、本当に毎日快調! 私はつわりが軽いから…と言い聞かせていたけど、やっぱりしんどかったな。 (そしてあの時の夫の言葉、行動をねちねち思い返しては恨めしく思ってしまう。) 出生前診断の一つであるコンバインド検査の結果は「特に問題ありません」だった。 その言葉の為にお金を出したんだなと実感した。 この結果だったか

        • おめでとう。陽のあたる部屋で。

          高校時代の親友が出産した。 友達の出産はいつだって嬉しいけど、その知らせは特別だった。 去年、私が赤ちゃんを産んだ時に彼女は実家に来てくれて、「かわいいね。かわいいね。」と何度も言った。 産後のメンタル不安定期に会いに来てくれた友人は生涯大切にしたいと思うほど嬉しかった。 (そもそも私は家族婚だったけど結婚式に参列してもらうよりも産後子供に会いに来てくれたほうが嬉しいんじゃないかなと思っている。) 話の流れで彼女は私に不妊治療をしていることを打ち明けてくれた。 私は遠方に

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        • 妊娠、出産について
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          第2子妊娠記録⑥12週 つわおわ

          つわりがほぼ終わった。 くちまず(なぜか口の中が不味く気持ち悪い症状)がたまに出るのと、空腹時にちょっと気持ち悪くなる気がするくらいで、ほぼ回復。 吐くこともなければずっと寝ているわけでもないので、だいぶ軽い方だと思うけどやはりつわりは辛かった。 気持ち悪い中で娘をかまってあげられないことが申し訳なかった。 そして、それに反して夫へのイライラは募りに募って、わが家は冷戦状態だった。どっちが悪いとかはもう置いておこう。 私が考えても答えは出ないし、生産的ではないから。

          第2子妊娠記録⑥12週 つわおわ

          第2子妊娠記録⑤10週

          実家から帰ってきた。 久しぶりの我が家にほっとする気持ちもあるが、基本的に実家では快適に過ごさせてもらった。 今回の帰省で一番感じたことは「母の手料理の美味しさ」だった。 お母さんは正直料理上手では無いと思うし、マヨネーズとかソースとか中華の素とかいわゆる市販の調味料ドバドバ使ってる。 それなのに何故にこんな美味しいんだ。 つわり期にこんなに美味しく食べられて大感謝だった。 母は70歳になったのにすごく元気で助けられてる。 でも疲れを見せないようにしてるだけなのかもしれない。

          第2子妊娠記録⑤ 9週3人目について

          気が早いのだけどつわりが始まってから3人目について色々考える。 考えた結果2人で充分すぎる幸せじゃないか!という気持ちに落ち着く。 元々、1人目を出産した時「子供の誕生は人生で一番の幸せだ!」とはちゃめちゃに感動した。 産後ハイな感じだったのかもしれないけど今も変わらず、1人の人間をこの世界に産み落とすって奇跡としか言えないし、結婚とか夢だった世界一周とかそんなこととは比べられないくらい出産は生涯で1番幸せな出来事だったと思っている。 だからできる限りたくさんの子供を産みた

          第2子妊娠記録⑤ 9週3人目について

          第2子妊娠8週 記録④心拍確認

          心拍確認できた〜!! 嬉しい〜!! この気持ちを忘れないようにしないとね。 まだ12mmくらいの小さな赤ちゃんが私のお腹の中にいる!いつかは居なくなってしまう。終わってしまう。そう思うとより愛おしい。 偶然、母の誕生日が予定日だった。 ちなみに娘も父の誕生日が予定日だった。 実際はズレたけど、すごい偶然! あと、今回は実家の近くの出産予定の産婦人科で検診を受けた。今回も初診なのに三千円くらいだったので謎は深まるばかり。 ちなみにここは24時間無痛分娩対応OKのとこ。

          第2子妊娠8週 記録④心拍確認

          小説 梅の木と美しい人

          梅の花と桜の花の違いも分からなかった幼かった私。 11歳の私たちはお花見と言って、梅の木の下で友達とままごとみたいなピクニックをした。パイの実やハッピーターンなど、各々がお菓子を持ち込んで。 二月末のその時間は寒かったはずなのに、私たちは夢中でお菓子を食べて笑い話をした。少女漫画の話や学校の嫌いな先生の話。男子のうざいところ。 その時強い風が吹いて、梅の花が舞い上がった。向かいに座っていたリカちゃんの方を見ると彼女はそれらをじっと見ていた。 花びらが彼女の前を舞い落ちる。

          小説 梅の木と美しい人

          第2子妊娠?週 記録③本格的なつわり

          前回、推定6週目なのに心拍確認ができず、次の検診まで長くそわそわな日々が続いてる。 腹痛や出血なんかはないのでただいつもの毎日を過ごしている。 そんな感じで大手を振って妊娠した!と喜べない状態だというのに、つわりがどんどん増しているよ〜! とにかくあれ食べたい、食べなきゃ気持ち悪いが酷い。 コンビニのおにぎり てりやきマックバーガー 茶碗蒸し うどん 夫の作るクリームソースのオムライス 食パン 食べてる時(満腹時)と寝てる時は気持ち悪くない。 睡眠もとにかく長くて、

          第2子妊娠?週 記録③本格的なつわり

          小説 母とチョコレートの苦い思い出

           チョコレートから目をそらした私は、母にこの存在を気づかれてはいけないと思った。 「やっぱり買わんくていいわ」  私はそう言って、その場からすぐ立ち去ることを決めた。 「本当に良いん?俊先生、チョコ貰ったら喜ぶんやない?」  お母さんはそう言うが元々私はチョコなんて渡したくなかった。家庭教師の大学生にひねくれた小4の私がバレンタインのチョコを渡してもお返しを面倒がられるだけだと思っていた。母の言葉を無視して急いで地元のショッピングモールの催事場から離れる。そのチョコレートは、

          小説 母とチョコレートの苦い思い出

          第2子妊娠?週 記録②心配事

          午前中に産婦人科に行ってきた。 結果…心拍は確認できなかった。 最終生理日から計算すると6週4日なのでそろそろ確認出来るはずと思っていたのだけど…。 ひとまず、2週間後に再度検診ということになった。 実家に帰る予定があることを伝えたらどこの病院でも良いですよと言われた。 確かにこんな妊娠初期だと紹介状を書くほどのことは分からないし、どこでも良いんだろうな。 「妊娠はしています。 でもどうなるかは分かりません。」 と、念を押された。 うまく育つとは限りません。というメッセ

          第2子妊娠?週 記録②心配事

          第2子妊娠記録 ?週 ①フライング陽性

          予感があった。 なんか妊娠してる気がするという。 だから、生理予定日1日前にフライング検査。 本当は予定日1週間後なんだけど、妊娠してたらちゃんと反応するとネットで見た。 それから、別にそのことで誰かが困ったり傷ついたりしないから好きにしよう!!とも思った。 というのも、2人目の妊娠は常にご機嫌でいたかったから。 うっすら陽性! ガッツポーズをして、ウキウキした。 帰宅した夫に伝えたけど、夫は半信半疑でリアクションは薄い。 それから生理予定日から1週間後に、再度検査を

          第2子妊娠記録 ?週 ①フライング陽性

          小説 マカロニえんぴつ「なんでもないよ、」

          未知と半同棲していた大学2年生の頃は、週に3,4回セックスをしていた。あれから5年経ち、今では月に1回するかどうかだ。でも、そんなことが俺が未知を好きじゃない理由とは関係ない。 そんなことを帰省帰りの電車の中で考えている自分はおかしいのだろうか。しかも、手術のために入院する母を見舞ったその帰り道だというのに。でも、帰り際の父の後ろ姿が頭に浮かぶ。 大切なこと何も言わない父。 明日母が手術をするというのに、父は優しい言葉一つもかけやしない。 病室でも変わらず、いつも通り無言

          小説 マカロニえんぴつ「なんでもないよ、」

          創作小説 中島みゆき「悪女」

          新宿駅を出て、徹と暮らす部屋までの距離をスマホアプリで調べる。 甲州街道経由 3.3km 徒歩46分。 実家から中学校までの距離と同じくらいだ。自転車通学だったけど、大雨や雪の日は歩いて学校へ通った。ちょうどよい時間にバスも走っていない田舎だったし、朝早くから仕事に向かう母親に送迎を頼むことなんて出来なかった。川沿いの堤防を傘をさして歩いているとよく友達が乗った車に追い抜かれた。「優香ちゃんも乗る?お母さんが乗ればって」時々、車を止めてそう言われたが、私は微笑んで首を振った

          創作小説 中島みゆき「悪女」

          創作小説 シルクロードを思い出して花束を

          青写真だな 心の中で呟く。 この街でシャッターを切れば自ずと青くなる。 本当の青写真の意味は図面などを複写する時に使われる写真技法のことなんだけど、ファインダー越しの世界を見て真っ先にその言葉が浮かんだ。 「サラーム」 イスラム圏ではお馴染みの挨拶の声をかけられ、振り返ると6歳くらいの少年が笑っている。 「フォト、フォト」 と言いながら自分と私を指さす。 写真を撮ってということなのだろうか。 もしかしたらこの後、チップと称してお金を請求してくるかもしれない。 でも彼の

          創作小説 シルクロードを思い出して花束を