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一人目は助産院で幸せな出産をした私が二人目は無痛で産みたい理由

助産院で自然な出産をした私が二人目は設備の整った産婦人科で産むことにした理由をまとめたい。
一番の理由は私のメンタルの安定のためだ。

そして、メンタルを安定するために最も重要だと考えたのは、「24時間無痛分娩対応」ができるという点だ

そう思えた理由は、一人目の出産を助産院でしてお産のあたたかさと尊さを実感できたから。

助産院も色々あると思うけど、私がお産した助産院の一番の良さは、妊婦さんに寄り添った人間味ある対応だと思う。
検診も私だけのために時間を空けてくれるから待ち時間はないし、私を良く知るいつも同じ助産師さんが時間をかけて対応してくれる。
「最近仕事はどう?」「旦那さんは忙しい?」「赤ちゃんの性別分かるまでエコー長くやってみる?」
そんな感じでいつも優しく丁寧に対応してくれる。
出産時も一度も孤独を感じることなく自分が大切にされていると感じながら、世界で最も愛おしい存在を産んだという気持ちになれた。
後ろから抱きしめてくれる夫にもたれかかり支えてもらいながらの分娩。
新生児室なんかなくそのまま畳で親子川の字で寝ていたときのあの幸福感。
その後の入院生活も妊婦さんは私だけでいつでも人が来てくれたし、出産時に気になったことは丁寧に教えてくれたり、産後の不安について二時間位話をさせてもらったりした。
こういう経験を通して、私は出産に対してすごく幸せな営みだと思えた。
だからこそ、どこで産んでも大丈夫という気持ちになった。

元々妊娠中は、妙に気張っていて「自分らしい特別な出産経験をしたい」と思っていて、噂を聞いた界隈では有名な助産院を選んだ。
初産なのに珍しいなと自分でも思った。
(ちなみにそこで産む人は、一人目の出産で孤独を感じた人や助産師さんで知識があるからこそ自分の出産は自分のペースでしたいと考えている人が多かった。)

どこで産んでもあたたかさを感じられる自信があるなら、何より自分のメンタル安定を最重視しようと思った。

というのも私は産前、産後のホルモンバランスの乱れによるメンタル大崩壊が一番つらかったからだ。
あっ陣痛の痛みも同じくらいしんどかった。

まず妊娠初期はつわりと相まってイライラ大爆発。
産休取得後は出産の恐怖でパニック寸前。
陣痛中はメンタルと関係ないけど痛すぎて二回くらい死んだと思った。
産後は最高の幸せとわけのわからない不安(私の場合は死の恐怖)に襲われてパニック。

産後は心療内科に通った方が良いのでは?むしろ通いたい。救われたいと思うくらいしんどかった。

でも、周りにそういう経験がない人ばかりだったし、調べる余裕もなく現実的に行動に移せなかった。

その経験を振り返って出来る限り「人に迷惑をかけずに、安定した心でいたい」と強く思った。
頼っていいんだよ。迷惑かけて当たり前だよ。という優しいことを思ってくれる人は多そうだけど、甘ちゃんの私はむしろ頼りすぎて暴れまくって大変だったから、二人目はさすがに自制していきたい…。

そう考えた時に出来る限りのストレスを排除したいと思った。
特にお金が解決できることはなんでも!

だから出生前診断もしたし、つわり時期はけちらず食べたいものを食べまくり、自分のご機嫌の為にweb漫画は課金した。

無痛分娩のある産院を選んだのも同じ理由からだ。

ただ、計画無痛ではなくいつでも無痛に切り替えることができる病院を選んだ。
それはまだしっかり調べてないけど、なんとなくそっちの方が良い気がしたから。
誘発剤を打つことに抵抗があったし、二人目だから陣痛始まってすぐに「子宮口もほぼ全開だよ~」という奇跡が起きるかもしれないと思ったから。

助産院で産んで「無痛分娩」を否定的な人にも出会った。
必要以上の医療行為…例えば会陰切開を悪く言う人もいた。
(助産院の関係者は絶対にそういうことは言わない!助産院で産んだ人とかそこ派生の子育てイベントで出会った人とかね)

そういうマインドが分からなくもないけど、でもそんな「理想」や「神秘」を追い求めることができるほど私の心は強くない。
頼れるものは頼りたい。
それが今の本音。

一人目の出産は「私らしい、特別なもの」を目指していたけど
二人目の出産は「ご機嫌で、安全なもの」を目指していきたいと思います。

どんな形であっても本当に本当に出産はすごいし、尊いし、何よりも赤ちゃんは最高の存在

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