YUU∞

小説(短編、長編)、ポエム、朗読脚本を更新していきます。

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記事一覧

フリー台本【タイトル:自由な休日】

目を覚ますと朝日がカーテンからこぼれていた。 僕は体を伸ばして立ち上がる。 ふと時間を見ると9時になるところだった。 「結構寝たな」 と思い、リビングに向かう。 今日…

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4日前
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フリー台本【タイトル:一瞬の夏雲】

茜空に染まった空を眺めながら、畦道を歩く。 セミとカエル達の大合唱を聞きながら自転車を押していると、空高く広がった入道雲が見えた。 遠い場所から雷がなって、光って…

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1か月前
5

フリー声劇台本【タイトル:形見のおまじない】

○「(モノローグ)私は今でも幸せになっていいのかわからずにいる。お母さんとお父さんは許してくれるだろうか・・・」 ●「おじゃましまーす」 ○「○○入って入ってどうぞ…

YUU∞
1か月前
5

フリー台本【タイトル:催涙雨(さいるいう)の奇跡】

雨降る中、私は傘越しに灰色の空を眺めていた。 「なんで今日、雨なの」 そう呟きながら視線を下に戻し地面に打つつける雨粒を見た。 今日は7月7日、七夕だ。なのに生憎の…

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1か月前
4

フリー台本【タイトル:アイスコーヒー】

「相談があるんだけど」 と君からメッセージが来た。 僕は「わかった」と返信をして家を出た。 待ち合わせは19時で駅前の時計台。 君といつも待ち合わせをしている場所だ…

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1か月前
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フリー台本【タイトル:ものがたり】

良い物語に触れると僕は救われる。 その反面、悲しくなる。 どんなに書き続けていても夢には手が届かなくて、 自分の能力に限界を感じる。 押しつぶされるくらい感情が溢れ…

YUU∞
1か月前
5

フリー台本【タイトル:月灯りの恋模様】

豪雨が嘘のように星が見えている。水溜まりは月を揺らしていた。 「あんなに降っていたのが嘘みたい」 君は僕の顔を見るために屈んでいった。 「雨宿りしてよかったね」 「…

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2か月前
4

フリー台本【タイトル:教えてよ】

ねぇ、神様、僕が生きている意味を教えてよ。 代わりなんていくらでもある社会で 僕の存在なんてちっぽけで消えたくなるんだよ。 希望も夢も未来も 目の前からこぼれて落ち…

YUU∞
3か月前
5

フリー台本【タイトル:満たすもの】

本当の自分ってなんだっけ? ある程度人に合わせられるし、 ある程度お世辞も言える。 鏡に映る自分は偽物に感じる。 自分を偽って生きることも人生だろう。 空っぽの心を…

YUU∞
3か月前
3

フリー台本【タイトル:キラキラと輝く日】

仕事が早く終わってウィンドウショッピングをしている。 平日の大型ショッピングモールは人が少なく歩きやすい。 「どこに行こうかな?」 心の中で考えている。 「服屋さん…

YUU∞
3か月前
4

フリー小説【タイトル:恋文】

この時代に手紙で告白されるとは思わなかった。 メッセージで気持ちを伝えてくることが多い中、君は変わっていた。 私の前に来て、 「受け取ってください。僕の気持ちです…

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3か月前
10

フリー小説【タイトル:月夜のたゆたう】

「満月になったらまた会いましょう」 君は月夜の光が照らした下で寂しそうに言った。 僕は頷くことしかできなかった。 君の手が離れる。 「また会えるよね?」 僕は問うと …

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3か月前
5

フリー台本【タイトル:叫べ】

さぁ、この空に一筆書きで夢を描いて行こう。 さぁ、手を伸ばして。 青い青い空に叫んで見た。 好きな言葉、 好きな格言、 夢、希望、未来 周りには誰もいない。 1人だけ…

YUU∞
3か月前
2

フリー台本【タイトル:今日もいい日】

葉桜が舞う中、僕は公園を歩いている。 お日様が降り注ぎすごしやすい季節でひなたぼっこがしたくなる。 そんなことを思いながら海が見えるベンチに座った。 木々たちが風…

YUU∞
3か月前
3

フリー台本【タイトル:永遠の夢】

永遠に咲き続ける花は存在しない。 いつか枯れてしまう。 永遠を願っても いつか終わりが来る。 それがこの世界の摂理だ。 大人になっていくにつれて夢も希望も無くなって…

YUU∞
4か月前
1

フリー台本【タイトル:大丈夫だよ】

「私、笑えてるかな?」 そう僕に問いかけてきた。 「私ね、感情がわからないの。みんながなんで笑ってるんだろうとかなんで泣いてるんだろう、なんで怒ってるんだろうとい…

YUU∞
4か月前
6

フリー台本【タイトル:自由な休日】

目を覚ますと朝日がカーテンからこぼれていた。
僕は体を伸ばして立ち上がる。
ふと時間を見ると9時になるところだった。
「結構寝たな」
と思い、リビングに向かう。
今日は休日だし何をしようかなと思案する。
車の洗車もしたいし日々の疲れをとるために温泉もいいな、
カフェで小説も書きたいし、本も読みたい。
やりたいこといっぱいあるのに時間が足りない。
適当にテレビをつけていると、大盛りの特集をしていた。

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フリー台本【タイトル:一瞬の夏雲】

茜空に染まった空を眺めながら、畦道を歩く。
セミとカエル達の大合唱を聞きながら自転車を押していると、空高く広がった入道雲が見えた。
遠い場所から雷がなって、光っている。
私は心の中で「夏だな」と思った。
暑くて儚くて尊い夏。
一瞬で過ぎ去ってしまうけど、楽しい夏にしたいなと思う。
そんなことを思いながら真っ直ぐに伸びた畦道を歩いていく。
真っ赤な空に一筋の飛行機雲が私を導いていた。

フリー声劇台本【タイトル:形見のおまじない】

○「(モノローグ)私は今でも幸せになっていいのかわからずにいる。お母さんとお父さんは許してくれるだろうか・・・」
●「おじゃましまーす」
○「○○入って入ってどうぞ・・・ってびしょびしょじゃない」
●「あと少しで着くって時に、急に雨降ってきて・・・最悪」
○「あぁ・・・今、晴れてるよ。はい、タオル」
●「ありがとう。えっマジで。タイミング悪っ」
○「拭いたら中に入って。そのままだと風邪引いちゃうか

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フリー台本【タイトル:催涙雨(さいるいう)の奇跡】

雨降る中、私は傘越しに灰色の空を眺めていた。
「なんで今日、雨なの」
そう呟きながら視線を下に戻し地面に打つつける雨粒を見た。
今日は7月7日、七夕だ。なのに生憎の雨だった。
織姫と彦星出会ないじゃん。
と思っているとスマホの通知が鳴った。
彼からのメッセージだった。
「今日、忙しすぎて残業することになった。今日中に帰れないかも」
という内容だった。
私は既読をつけて頭を抱える。
雨だから会えない

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フリー台本【タイトル:アイスコーヒー】

「相談があるんだけど」
と君からメッセージが来た。
僕は「わかった」と返信をして家を出た。

待ち合わせは19時で駅前の時計台。
君といつも待ち合わせをしている場所だから10分前についた。
「今日は暑いな」
と呟きながらスマホを見る。
熱帯夜が10日連続と適当につけたテレビの天気予報で言っていた。
日本の夏は暑さもきついけど湿気が一番きついんだよなと思う。
そんなことを考えていると君が手を振ってき

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フリー台本【タイトル:ものがたり】

良い物語に触れると僕は救われる。
その反面、悲しくなる。
どんなに書き続けていても夢には手が届かなくて、
自分の能力に限界を感じる。
押しつぶされるくらい感情が溢れて逃げ出したくなる。
頭では書かなきゃいけないと思っているのに
感情では逃げたい、書きたくないと思っている。
「どうせ無理だ」とどこかで諦めている。
時間は有限だ。無限にはない。
残された時間で僕は夢を追いかける。
そしてこの物語も誰か

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フリー台本【タイトル:月灯りの恋模様】

豪雨が嘘のように星が見えている。水溜まりは月を揺らしていた。
「あんなに降っていたのが嘘みたい」
君は僕の顔を見るために屈んでいった。
「雨宿りしてよかったね」
「あの提案は大正解だったよー」
豪雨降る中、僕たちはバス停で止むのを待っていた。少し涼しいなと思いつつ君とずっとしゃべっていた。よくあんなにしゃべって話題が尽きないものだと思う。
「こんなに月が見えるときはあの言葉を言うべきだよね」
と君

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フリー台本【タイトル:教えてよ】

ねぇ、神様、僕が生きている意味を教えてよ。
代わりなんていくらでもある社会で
僕の存在なんてちっぽけで消えたくなるんだよ。
希望も夢も未来も
目の前からこぼれて落ちていく。
絶望も失望も過去は
心に残り続け侵食し続ける。
ねぇ、神様、僕が生まれてきた意味は何ですか?
歩いても歩いても目の前は闇しかない。
人と合わせるのは
辛くて苦しいよ。
ねぇ、教えてよ。神様。信じるからさ。
声を枯らして叫び続け

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フリー台本【タイトル:満たすもの】

本当の自分ってなんだっけ?
ある程度人に合わせられるし、
ある程度お世辞も言える。
鏡に映る自分は偽物に感じる。
自分を偽って生きることも人生だろう。
空っぽの心を満たすものは
優しさ?言葉?憎悪?悲観?
僕は物語に満たされていた。
自分が経験しないことや
自分が関わらない人達、
そんなことを物語は教えてくれる。
だから僕は今日も物語に触れる。
あなたの心を満たすものはなんですか?

フリー台本【タイトル:キラキラと輝く日】

仕事が早く終わってウィンドウショッピングをしている。
平日の大型ショッピングモールは人が少なく歩きやすい。
「どこに行こうかな?」
心の中で考えている。
「服屋さんに行くのもいいし、本屋さんに行くのもいいな。明日、休みだし映画もいいかも」
と思考を巡らせる。
考えつつ歩くのもいいなと思い、イヤホンをつけてお気に入りの曲を流す。
おしゃれな曲が流れて私はキラキラ輝いているように感じた。
せわしなく何

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フリー小説【タイトル:恋文】

この時代に手紙で告白されるとは思わなかった。
メッセージで気持ちを伝えてくることが多い中、君は変わっていた。
私の前に来て、
「受け取ってください。僕の気持ちです」
と頭を下げて渡してきた。私はドキドキしながら受け取り、
「ありがとう」
と返した。君は私の顔を見て赤らめながら微笑んだ。

私は自分の部屋に入るなり、ベッドにうつ伏せになり、足をばたばたさせた。
君からもらった手紙を広げ、君が綴った気

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フリー小説【タイトル:月夜のたゆたう】

「満月になったらまた会いましょう」
君は月夜の光が照らした下で寂しそうに言った。
僕は頷くことしかできなかった。
君の手が離れる。
「また会えるよね?」
僕は問うと
「きっと会えるわ」
君は夜の闇に消えていった。

君と出会ったのもこんなキレイな満月の時だった。
水面(みなも)が風で揺れて月の光が漂う。
君は岸辺に立って月を眺めていた。
月明かりが照らす君はとても妖艶に見えた。
水辺の方に歩いて行

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フリー台本【タイトル:叫べ】

さぁ、この空に一筆書きで夢を描いて行こう。
さぁ、手を伸ばして。

青い青い空に叫んで見た。
好きな言葉、
好きな格言、
夢、希望、未来
周りには誰もいない。
1人だけの世界で叫びまくった。

巡り廻る世界で時の早さに振り回されているけど
一旦立ち止まって空を見てみるのも必要だと思う。
雲の流れに身を任せて。
大きく深呼吸。
さぁ、前を向こう。
歩き出そう。
未来へと。

フリー台本【タイトル:今日もいい日】

葉桜が舞う中、僕は公園を歩いている。
お日様が降り注ぎすごしやすい季節でひなたぼっこがしたくなる。
そんなことを思いながら海が見えるベンチに座った。
木々たちが風で揺れる音と波の音が聞こえる。
僕は本を開く。休日はここで本を読むのが日課だ。
誰にも邪魔されない空間。家にいるよりかは集中できる。
自然の音が僕を包んでいく。
お日様の匂い、
風で木漏れ日が揺れる音、
虫の合唱。
本の世界に入り込んでい

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フリー台本【タイトル:永遠の夢】

永遠に咲き続ける花は存在しない。
いつか枯れてしまう。
永遠を願っても
いつか終わりが来る。
それがこの世界の摂理だ。

大人になっていくにつれて夢も希望も無くなっていく。
夢を語っても諦めろ、こっちの方が利口的なんじゃない?
と否定してくる。
無視すればいいけど言葉は心を侵食する。
忘れようと思っても忘れられない。
ずっと残っていく。
傷ついて生きていく。

でもまだ夢を追いかけてもいい世界でし

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フリー台本【タイトル:大丈夫だよ】

「私、笑えてるかな?」
そう僕に問いかけてきた。
「私ね、感情がわからないの。みんながなんで笑ってるんだろうとかなんで泣いてるんだろう、なんで怒ってるんだろうといつも思うの。だからさ、みんなに合わせてるの。でも君はそれを肯定してくれた。とても嬉しかった。だからね、君の事が好きだよ。この感情は多分、好きっていう感情なんだと思う。だから君に告白するね」
そう君は笑いかけた。
僕は返事に困っていた。

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