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コミュニティー(共同体)の起源とは_共感革命
組織や社会について「何が」、「なぜ」必要かを人類史から学ぶ1冊。
社会的所属を喪失していない人は、必ず何らかの共同体に属している。それは、例えば仕事やサークル、コミュニティーやボランティアなど。
それらの持続可能性を高めたり、例えば収益性を高めたりするのに、さまざまな組織開発や人材開発、組織づくりなどの手法が世の中には溢れている。
例えば、焚き火をすることや、会議をする際にチェックインをする、
共感革命より_言葉と音楽によるコミュニケーションの違い
人類は言葉を使うようになって脳が大きくなり、その結果として集団を形成し社会生活を営めるようになった。いわゆる認知革命だ。
しかし、元京大総長の山極先生によると、認知革命の前にもっと大きな革命があったのではないかと。それが、共感による革命だと。
人類は、脳が大きくなったら言葉を使うようになったと良く言われるが、どうやら逆らしい。200万年前から脳は大きくなり始め、7万年前に言葉を獲得した。つまり
2023年に読んだ本
医療・福祉系
・臨床と宗教 → オススメ
・腸と脳
・社会保障再考
・運動しても痩せないのはなぜか
・生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある
・苦海浄土
・リハビリテーション
・ケガをしない家づくり
社会系
・人権と国家
・格差の起源
・社会とは何か
・社会思想史講義
・人類の起源
・菊と刀 → オススメ
・客観性の落とし穴
教養系
・利他とは何か
・般若心経
・熟達論→ オ
彼岸花が咲く島,李琴峰,第165回芥川賞受賞
女性だけが許される不思議な「言葉」や、「風習」がある島の物語。
その島では、神職を担う限られた女性しか島の「歴史」や「しきたり」を知ることを許されない。
子供を産むかどうかは女性が決め、産んだ後は育てたい人が育て、島全体で子供は島の宝という風土の中でみんな暮らしている。家族という言葉がない。
なぜ、女性だけが担う言葉や役割があるのか、なぜ家族という言葉がないのか。
読み進めていくにつれて、
銃・病原菌・鉄(上巻)、著:ジャレド・ダイヤモンド
冒頭、このような問いで始まる本書。
1万3000年にわたる人類史から解説されていく。
現代社会の問題の根本に関わる問いでであり、種としての人類について学ぶ1冊。
この書籍を読んで、特に印象的だった部分は3点。
共通の祖先を持つ農耕民族による狩猟採集民族の虐殺
一つ目は、「第2章_平和の民と戦う民の分かれ道」で述べられている、共通の祖先から枝分かれしたモリオリ族とマオリ族の衝突。
モリオリ族
いつでも安全な道に戻れる選択肢を残しておこうとすると、一生選択しないままで終わる。
#ビジョナリーカンパニーzero
【贈ることの嬉しさ】
贈与には返礼が後続する。
贈与を受け取ってくれるということは、その相手がこちらとなんらかの関係性、つまり『つながり』を持つことを受け入れてくれたことを意味する。
こちらの好意や善意は、必ずしも受け入れられるとは限らない。
だから、受け取ってくれると嬉しい。
【自分へのご褒美の空虚さ】
モノは、誰かから送られた瞬間に、この世界にたった一つしかない特別な存在へと変貌する。贈与とは、モノを『モノではないもの』へと変換させる創造的行為。
僕らは、他者から贈与されることでしか、本当に大切なものを手にすることができない。