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インドで暮らしてて驚いたこと 5章

第4章の働き方と詐欺中級編はどうでしたか?

本当に驚きの連続でしょう。

今回はバスです。

まずバスですがなかなかハードモードです。

友達の結婚式に電車で行く予定だったのですが
リキシャとの戦闘で見事に駅を間違え、
バスを探すことにしました。

(結婚式事件の全容はかなり濃いので後でじっくり記事にします。)

バスがたくさんあるバス乗り場に着くと、
バス停が200くらいまである。

時間もなく焦っていたので
○○行きたいんだけど連れてってくれる人ー!

と叫ぶと大勢のインド人に囲まれました。

俺のバスに乗れよ!
いや、俺の方が早く連れてってやるぜ!
いくらならいいんだい?

というように悪事を働いた政治家バリに質問攻めにあいます。

ただそいつら全員目的地行く気ないから。

とりあえず金とってバスの乗せて後で
道がふさがってたとかウソつくマインドです。

インド人しか使わないようなバスなので
日本人は格好のカモ。

オオカミの縄張りに突如放り投げられた
ヤギになった気分でした。

そしてそのヤギが大声で鳴くのだから
意味が分かりません。

”嵐の夜に”のような友情は
もちろん生まれるわけもなく
ただ単に食い尽くされるだけです。

右腕を半分食われ絶望している時、
ザ・インテリ数学出来ます
インド人が通りかかりました。

藁にもすがる思いでその人に助けを求めると
快く目的地に行くバスに案内してくれました。

そのバスの運転手もお金を払う正規の客には優しく
他の詐欺師ドライバーたちを追っ払ってくれました。

オオカミを追っ払う母像に見えました。

味方につけるとめっぽう頼もしいインド人。

そのあと10ルピーの
ポップコーン(15円)を買ってくれ
俺に任せろマイフレンドとハグしてくれた時の強いマサラの香りは今でも忘れません。

そしてここからが
8時間のデスドライブの始まりです。
(マッドマックスインドバージョン)

11月夜のデリーはまあまあ寒いので窓を閉めると
なぜか秒で開けてくる乗客たち。

それがこっちのルールなのか。

外からのPM2.5と風で
目からは黒い涙が出てきました。

窓を諦めバッグを枕に寝ようとすると
当たり前のように僕のバッグの反対側を枕に使ってくるインド人。

そして荒れ狂うバス。

横になって疲労で半分寝ると段差でジャンプする。

ふわっと浮いた感覚で目を開けた1秒後には椅子に叩きつけられます。

そんな最悪の睡眠で腰と横腹、
膝を痛め続けること数時間。

これ以上やったら全身痣だらけになると確信し、
肘を窓枠にかけ目をつぶることにしました。

あ、これワンちゃんバス事故るわー
と死を半分覚悟して
PM2.5の風を浴びることまた数時間。

突然強い衝撃が肘に走り
背もたれに吹っ飛ばされました。

信じられない本当の話。

反対車線を走るバイクが鉄柱か何か、
とにかく硬くてデカいものを運んでて、
それが僕が窓から出していた肘に当たったのです。

もちろんものすごい量の血が出て痛くて叫びました。

今思えば僕はこういうのが多すぎる。

ベトナムでは前のバイクが落とした
果物ナイフのような何かが
真横を転がって行ったり、

目の前で24本入りの
スプライトのケースを豪快に落とし
破片に巻き込まれそうになったりと。。。

幸いにも今回は
僕の目的地のホテルに30分くらいで着き、
バスの運転手が説明してくれて
すぐにホテルのスタッフが
処置をしてくれました。

幸いジャストミートではなく
掠るような接触だったので、
僕の右腕はまだあります。

ただ肘には
一生治らないタイプの傷跡ができました。

バスは絶対にオススメしません。

ちなみにバスの料金は
激安で200キロで300円しなかったはず。

深夜2時くらいに着いたホテルのシャワーは水しか出ず地獄でした。

ちなみにポップコーンでお腹も壊しました。


インド自体は面白い国です。

第4章はこちらから↓

ホームレスの記事に貴重な時間を使って読んでいただいてありがとうございます。 支援のお礼には私の好きな言葉をランダムで送ります。 皆様にとっていい日になることを祈っております。 私も全力で今を生きます。