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【フォーラム終了いたしました。ありがとうございました。】畑の上から考える、働くことと福祉

2020年2月4日追記
11月16日と1月18日どちらのフォーラムも終了いたしました。のべ450名ほどの方にお越しいただけました。ありがとうございました。

0、こんなことに興味がある方

農業や、福祉障害を持たれた方の働き方引きこもり女性の働き方、また起業などに興味がある方に以下読んでもらいたいです。

実はこの度、11月16日と1月18日に、弊園えと菜園と提携しているNPO法人農スクールで大型のフォーラムを開くことになりました。

さらに今回は藤沢市との協同開催で参加費は無料にしています。多くの方にご参加いただけたら嬉しいです。

1、フォーラムのテーマは「農福連携」

「農福連携」という言葉をご存知でしょうか?

農福連携とは、一般的には障害を持った方が農業で働くことと説明されることが多いです。例えば農林水産省のHPだとこう説明されています。

農福連携とは、障害者等の農業分野での活躍を通じて、自信や生きがいを創出し、社会参画を促す取組(以下略)
http://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kourei.html

このような説明だと、障害を持った方や、その関係者、もしくは農業者だけの話で、自分とは関係ないと思われる方がいるかも知れません。

しかし、それ以外の方、もっと幅広く、多くの方にも関心を持ってもらえると思っています。

2、改めて働くことについて考えたい人に参加してもらいたい

なぜ、関心を持ってもらえると考えるかというと、フォーラムに登壇される方がとても魅力的な方達だからです。

下記で詳しく紹介いたしますが、大きな企業の創業者であり会長である方や、障害を持った方の働き方を研究されている方、女性が働きやすい環境づくりを制度の面で進めている方、起業し会社とNPOを経営されている方が登壇します。

ですので、農業や福祉に限らず、広く働くことについて改めて考える場としてとても良いのでは、と思います。

3、福祉は以外と身近にある

さらに、農業や福祉に興味がある以外にも興味を持ってもらえるだろうと考える理由は、農スクールの活動を通じての経験からです。

農スクールの活動を通じて、福祉は日頃の生活と離れたものではないと感じるようになりました。

農スクールはもともと、人手不足の農業界と、働き口がないホームレスの方とをつなげる取り組みとして代表の小島が始めました。しかし10年ほど続けていると、次第に多様な方が通われるようになりました。

農スクールの大きな特徴は、問題とされている要素で対象者を募るのではなく、それぞれ異なったバックグラウンドを持つ方が「農業」をキーワードに集まっているという点です。

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活動の写真

私(スタッフ山田)は活動に関わるようになって4年目なのですが、ホームレスの方、長年引きこもっていた方、精神の障害を持った方、生活保護を受給している方、働いていたが鬱になってしまった方など、本当に様々なバックグラウンドを持つ方と農スクールで出会いました。

また、学校に通っていたり、会社に勤めていたり、一見「問題」を抱えているようには見えない人が通われることもあります。

考えてみると、楽しく学校に通っていたり、テンション高く会社に勤めていたりする中でも、何かしら違和感や困難さを感じることってありますよね。そういったことと、農スクール受講生の持つ困難さとが別のものではないなと感じました。

農スクールで多様な人の多様な困難さと接する経験から、私は福祉というものは、学校や会社、普段の生活と地続きにあるものだな、「当事者」「支援者」と呼ばれる人に限られるものではないな、と思うようになりました。

今回のフォーラムは、農業は他の仕事とどう違うか、障害を持った方が働くとはどういうことか、より良い生活を送るためにどういう働き方が良いか、など農業や福祉を切り口に、日頃の生活を見つめ直す場になるのではないかと思います。

ですので、「農業や福祉と縁がないな」と感じる人でも、働くことを改めて考えたい方に楽しんでもらえるのではないかと思います。

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いろんな人が集まって畑でBBQ

もちろん、障害を持った人、生活困窮者、引きこもり、ホームレスの人や、その人たちをサポートする人、農業関係者にもぜひ来ていただきたいです!

4、登壇者の紹介

11月16日のフォーラムの登壇される3名と司会を務める当農園の代表の紹介をします。

まず一人目、

鶴田志郎 さん

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(株)マルタ 代表取締役会長  
有機農業参入促進協議会 代表理事

有機農業この道40年、全国の有機農業者集団である株式会社マルタの取締役会長を務めていらっしゃいます。

どうして有機農業を始めたのかは、下記の記事にまとまっており、とても面白かったので、ぜひ読んでほしいです。

その中で、私が特にすごいなと思った話は、以下のエピソードです。鶴田農園がある熊本県の芦北町田浦で60年代に甘夏バブルが起こり、その地域がどんどん潤っていた時に有機農業に飛び込んだ話。

とあることがあり、有機農業にすれば今まで以上にうまい甘夏が作れるに違いないと思った鶴田会長とお父様は有機農業を始めることを決意。放っておいても甘夏が売れる時代に、当時まだ分からないことが多い有機農業を始め、品質や収量が以前より落ち込み、赤字が募る中でも、生産や研究を続けたとのことです。その後事業は次第に上向き、現在生産者は1700名、会社の年商は74億※を超えています。(※株式会社マルタHPより。2016年3月期のデータ。)

・・・すごい。

凄まじい人生を歩まれてきた鶴田会長ですが、お会いすると本当に物腰柔らかで、微生物(土作りに重要)の話になるとすごく楽しそうにお話しされるとても魅力的な方です。

鶴田会長のお話を聞くと、「あぁ農業って魅力的だなぁ」と惹きつけられます。またお話が聞けるのが楽しみです。

続いて

濱田健司 さん

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全国農福連携推進協議会 会長
JA共済総合研究所 主任研究員

農福連携の第一人者。農福連携を調査・研究し、広められている方の中で、一番有名な方ではないでしょうか。私自身はお会いしたことはございませんが、論文や本を読み勉強させていただいております。

その中で提唱されている「農の福祉力」という言葉には、農スクールをやる中で感じていたことを言葉にしていただいたような気がします。以下は一例ですがこんな話もあります。

-「農の福祉力」という言葉をよく使われていますが、具体的にどんな効果があるのでしょう。

農業は、癒しやリハビリ、健康づくりなどに大変有効です。例えば、うつ病や統合失調症などの精神障害のある人は、屋内の作業だと30分も続けられないこともありますが、農作業の場合は4時間、あるいは1日中働けたりします。そして、日の光を浴びることで昼夜逆転が改善することがあります。体を使って疲れるので、よく眠れるようにもなります。 その結果、入眠剤などの薬が減ったり、症状も抑えられたりするようになるのです。実際、身体障害者の約13%、精神障害者と知的障害者の約26%の症状が改善したと いう驚きの数字が出ています。そういえば、農業を始めてから、障害者手帳や年金を返した人もいます。収入が得られて、自分に自信が持てるようになり、自立できるようになったのです。
月刊地域保健 農福+α(アルファ)連携で分断されない社会を実現https://www.chiikihoken.net/wp-content/uploads/2016/04/net_hamada.pdf

様々な農福連携の場を調査し、研究されている濱田さんからは、農業の持つ可能性、福祉との関係などのお話が聞けるのではないかと楽しみです。

また、こちらの論文では農スクールのことを取り上げて頂いています。

・農福連携における農業分野での就労の広がりと可能性
~NPO法人農スクールの取組~
https://www.jkri.or.jp/PDF/2015/Rep140hamada.pdf

〜他にもおすすめ記事〜


続いて、

佐藤一絵さん

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農水省就農・女性課課長

減り続ける農業者、農業界の人材確保のために新規就農政策を進める佐藤さん。また農業界の女性にスポットライトを当てる取り組み「農業女子プロジェクト」を行ってらっしゃいます。

かつては3K(汚い・きつい・危険)と言われていた農業ですが、各所で働き方改革が進んでいます。そのような事例が下記では動画で紹介されています。

新規で農業を始めることや、女性の働き方など、働き方について改めて考えることができるのではないかと、楽しみです。


最後に

フォーラムの司会を務める農スクール代表の小島についてです。

小島希世子

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特定非営利活動法人農スクール 代表
株式会社えと菜園 代表

先ほど紹介した農スクールの代表を務めています。
また、それとは別に、株式会社えと菜園では、農産物の生産、熊本のこだわりの農産物を取り扱うオンラインショップの運営、野菜作りを楽しめる体験農園の運営もしております。

自身で農業を行い、農スクールで困難を抱える人の就農をサポートし、NPO法人や株式会社の代表を務める経験があることで、3名の登壇者から、農業の話、福祉の話、働き方の話など、いろんなお話を引き出せるのではないかと思っています。

5、申し込みなど

興味を持たれた方は、誰でもぜひご参加ください!
参加される方は、メールに、名前、11月16日(土)参加希望、を書いてお送りください。

日時:11月16日(土) 13時〜
場所:Fプレイス 神奈川県藤沢市本町1丁目12−17
参加費:無料
申込方法:電話 0466 (21) 7285
     メール info@know-school.org

今回Fプレイスという大きな会場で行います。きっと、いろんな方にとって面白いフォーラムになるかと思いますので、多くの方にご参加いただけると嬉しいです!

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神奈川県藤沢市で体験農園を営む農園。”農”が日常にある暮らしを広めています。当園で野菜作りを行うお客様のインタビューや長野へ移住したスタッフの話、畑の上で考えたことなど。 コトモファームHP→http://www.eto-na-en.com/cotomo-farm/

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